ノンアルコールワインを楽しむ皆様に。

   
2022/5/5 posted

今さら聞けない、クラフトビールって何?

   

  楽しむ・学ぶ

 

最近、飲料業界でブームを呼んでいるのが「クラフト◯◯」というジャンル。
クラフトジン、クラフトコーラ、クラフトジンジャーエールなど、名前に「クラフト」が付く飲料をよく目にするようになってきました。

その中で、クラフトブームのハシリといえば、やはりクラフトビールですよね。
最近ではスーパーマーケットで大手メーカーが作るIPAなどが販売されるようになり、一般的にも浸透を始めています。
でも、クラフトビールって、私たちが普段飲んでいるスーパーで買う缶ビールと一体何が違うのか、ご存じですか?

今回のMELLOWでは、いまさら聞けないクラフトビールについての基礎知識について、詳しくおさらいしてみまました!

◇クラフトビールの定義は?

クラフトビールとはざっくりいうと、大手メーカーで大量生産されるビールに対して、地域に密着した小規模な醸造所で生産されたビールのことをいいます。
ビール職人によるこだわりと、個性あふれる多様な味わいが魅力のビールです。

2000年代のクラフトビールブームを牽引するアメリカでは、クラフトビールメーカーの業界団体・Brewers Associationがクラフトブリュワリーの定義を
“small, independent and traditional”(小規模で、独立しており、伝統的製法で醸造しているブリュワリー)としており、年間の生産量の上限や、ブリュワー以外の出資者の資本比率の上限を細かく取り決めています。
そして、そのような小規模な生産者の手で、伝統的な製造方法に基づきつつも、革新的な原料や発酵方法を取り入れて作られたスタイルのビールが、craft beerとされています。

◇クラフトビール、地ビールとは違うの?日本のクラフトビールの歴史

日本でもアメリカ同様に、小規模な生産者の手で、伝統的な製造方法に基づいて作られたビールがクラフトビールと呼ばれていますが、アメリカとは違い、クラフトブリュワリーやクラフトビールについての明確な定義はありません。
そのため、大手ビールメーカーが製造するクラフトスタイルのビールが、クラフトビールと名乗っているケースも見られます。

そもそも日本では酒税法により、1990年代はじめまでは、ビールの製造免許を取得するには、年間の製造量が2,000キロリットル以上でなければならないと定められていました。これは、ビールのロング缶に換算すると、なんと4百万缶にもなります。
この条件のために、事実上、小規模なメーカーはビールの製造に参入することができず、長年日本のビール市場は、キリン・アサヒ・サッポロ・サントリー・オリオンの5大メーカーによって独占される時代が続いていました。

その流れが変わったのが、1994年。政府の経済政策の一環として、酒税法の改正により、ビールの製造免許を取得するための年間の製造量が60キロリットル以上に変更されたため、小さな醸造所でビールを作ることができるようになったのです。

これをきっかけに起こったのが、いわゆる「地ビール」ブーム。これは、第一次クラフトビールブームとも呼ばれています。
日本の各地で町おこしの一環として、地元の手作りビールと料理を楽しめる醸造所を併設したレストランがオープンしたり、酒蔵が酒のオフシーズンにビールを製造し、地元のお土産品として販売されるようになり、ピーク時には日本全国で300ものブリュワリーができたそうです。
しかし、お土産品とするため、地元の特産物を無理に原料に使用した味わいは二の次ビールや、醸造技術が不十分で味の良くないビールも多かったため、地ビールはビール好きの間には定着することはありませんでした。
そうして、数年のうちにブームは下火となり、多くのブリュワリーが廃業してしまいました。

しかし、そんな中で、本気でおいしいビールを作りたいという志を持った少数のブリュワリーは醸造を続け、日本の小規模生産者のビールの品質は徐々に向上してきます。
2000年代に入ると、アメリカでクラフトビールブームが巻き起こります。時を同じくして、この頃、日本の小規模生産者の中からも、ビールの国際コンペティションで入賞するようなメーカーが誕生し始めます。
こうして、小規模生産者のビールは、これまでの地方のマズいお土産品の「地ビール」から一線を画して、こだわりの生産者が作る高品質のおいしいビールである「クラフトビール」と呼ばれるようになりました。これが、第二次クラフトビールブームといわれています。

現在は第三次クラフトビールブームのさなかといわれ、国内には500カ所以上のブリュワリーがあるそうです。また、最近ではコンビニやスーパーでも、小規模生産者のビールが取り扱われるようになってきました。
ビール市場全体を見ると、まだまだ1%程度のシェアしかないクラフトビールですが、年々縮小傾向にあるビール業界のなかで、順調に販売量を増やしています。
そんなクラフトビールの人気を受けて、最近では大手メーカーがクラフトスタイルのビールを作るブランドを立ち上げるなどして、クラフトビールの味わいが一般のビールファンに浸透するきっかけとなっています。
これからますます、クラフトビール人気が高まりそうですね!

◇クラフトビールの種類

さて、一説によると、ビールには100種類を超えるスタイルがあるといわれていますが、その中でも、最も大きなスタイルの分類が「ラガービール」と「エールビール」です。
ビールは麦汁を酵母で発酵させ、含まれる糖をアルコールと二酸化炭素(炭酸ガス)に分解することで作られますが、酵母が発酵する温度帯によって、ラガービール(下面発酵ビール)とエールビール(上面発酵ビール)の2つに大きく分類されます。

・ラガービール(下面発酵ビール)

ラガービールは、下面発酵酵母を使用して作られるビールです。
5~14℃程度の低温で、1週間を超える長い期間発酵させて作られるラガービール。発酵を終えた酵母ができ上ったビールの下に沈む事から、下面発酵ビールとも呼ばれます。
爽やかでキレのある味わいが特徴で、発酵温度の管理がしやすく大量生産に適していることから、世界的にも生産量の多いビールです。
日本では、なんとラガービールの生産量はビール全体の9割を超えるといわれており、私たちが普段飲んでいる缶ビールや生ビールはこちらにあたります。

・エールビール(上面発酵ビール)

もう一つは、エールビールと呼ばれるビールで、ほとんどのクラフトビールはこちらの発酵方法で作られます。
エールビールは、18~24℃程度の高い温度で、3~5日程度の短い日数で発酵させます。発酵が進むと酵母がビール液面の上に浮かび上がってくるため、上面発酵ビールとも呼ばれます。

エールビールの魅力は、なんといっても香りの高さ。
高い温度帯で発酵すると、酵母はエステルと呼ばれる化合物を大量に生成します。このエステルにより、リンゴや洋梨、バナナやパイナップルを思わせるようなフルーティーな香りや、甘みとコクがビールに与えられるのです。
また、副原料の使用や製造方法の違いで、味や香りにさまざまな多様性をもたらすことができるのも上面発酵ビールの特徴です。
まさに、クラフトビールの個性あふれる味わいを生み出す元となっているのが、この上面発酵といえるでしょう。

◇押さえておきたい、主なエールビールのスタイル

さて、エールビールの中にも、味わいによってさまざまなスタイルがあります。
ここでは、最低限押さえておきたいエールビールのスタイル5種類を取り上げてみました。

・ペールエール

ペールエールはイギリス生まれの伝統的なビールで、琥珀色または銅色をしています。
Paleは「淡い」という意味なのに、全然淡くない色合いなのは、ペールエールが生まれた17世紀末にはビールの色は褐色をしており、それよりは薄い色合いだったことによります。
ペールエールが誕生したのは17世紀末。この頃にビールの麦芽への課税が行われるようになったため、麦芽の量を減らして、味わいを補うためにホップの量を増やしたビールが作られるようになったのがその始まりだそうです。なので、ホップの強い香りと豊かな苦味がその魅力。また、エステルによるフルーティーな香りも十分に感じられます。

・IPA(インディアペールエール)

IPAの特徴は、強い苦味と高めのアルコール度数です。
IPAは18世紀末頃に誕生したとされていますが、当時イギリスの植民地であったインドへビールを輸送する際に、ビールが腐敗しないよう防腐剤として大量のホップ使用したことに始まります。これがインディア・ペールエール、すなわちIPAと呼ばれるビアスタイルである。

ホップにはビールの香りと苦みの元となる成分が含まれているため、ホップを大量に使用したIPAは、それまでのビールと比べてアロマと苦味が非常に際立った味わいとなりました。
また、ホップの苦味を突出させないよう、麦芽を増やして甘みを強める必要があるため、そのため、アルコール度も高くなるのが特徴です。
IPAの個性的でクセになる味わいは、ビールマニアに愛されています。

・アンバーエール(レッドエール)

イギリスのペールエールやアイルランドのスコッチエールをベースに、カラメル化させた麦芽を使って作られたエールで、発祥はアメリが西海岸です。色が赤銅色をしているためアンバーエール、あるいは、レッドエールとも呼ばれます。
エールの特徴であるフルーティーさは弱く、カラメル麦芽由来の軽やかな苦みと甘い香り、重めなボディが特徴です。
マイルドな味わいでアルコール度数も弱めなので、クラフトビールの入門には最適ですね。

・ヴァイツェン

ドイツ南部のバイエルン地方発祥のエールビール。通常、ビールは原料に大麦麦芽を使用しますが、ヴァイツェンは小麦の麦芽を50%以上使用します。
小麦は大麦に比べてたんぱく質の含有量が多いため、色が白く濁っているのが特徴です。(ヘーフェヴァイツェン)ろ過して酵母を取り除くと、透き通った色合いのクリスタルヴァイツェンになります。
たんぱく質の含有量が多いため泡もちがよく、豊かな泡がいつまでも持続します。

味わいの最大の特徴は、ヴァイツェン酵母由来のバナナやクローブのような香り。また、ホップの使用量が少ないため苦みが少なく、ビールの味が苦手という方にも飲みやすいエールです。

・ポーター(スタウト)

18世紀にイギリス・ロンドンで発祥したといわれる黒いエールビールが「ポーター」。
ポーターの原型は、売れ残って酸っぱくなった古いブラウンエールに、若いブラウンエールとペールエールを混ぜ合わせて作られた「スリーレッド」という安ビールです。スリーレッドが人気を呼んだため、3種類を混ぜなくても初めから同じようなビールを作ってしまえと生まれたのがポーターといわれています。
ポーターという名前の起源には諸説ありますが、港湾の荷物の運搬人(ポーター)として働く人々に人気だったことからつけられたのではと考えられています。
こんがりと焙煎されたブラウンモルトを使用しているため、色合いは黒っぽく、ココアのような苦みと豊かな甘みのある、香ばしい風味のエールです。

ちなみに、黒ビールというと「スタウト」を思いつく方も多いと思いますが、スタウトはポーターのレシピを元に、アイルランドのギネス社が作り出した「スタウト・ポーター」というビールが始まりです。
スタウトは、麦芽化させない大麦を高温で焙煎した「ローストバーレイ」を使用しており、それがポーターを上回る強い苦みと、焦げた風味ビールに与えています。
地元のアイルランドで人気を呼んだスタウトポーターは、のちにイギリスに逆輸入されロンドンでも大人気に。現在では「黒ビールと言えばスタウト」といわれるほどの、黒ビールの定番となりました。

以上、白ビールから黒ビールまで、5種類の代表的なエールビールについてみてみました。
使う原料によりそれぞれに味わいの個性が生まれ、奥深いのがエールビールです。最近では複数のクラフトビールを提供しているレストランも多いため、次回そういったレストランに行く際は、エールビールについての基本的な知識を頭に入れて行ってはいかがでしょうか?
それぞれのビールの味わいの違いが生まれる要因を理解することで、より味の特徴をしっかりとらえられるようになり、クラフトビールの奥深い世界のとりこになりますよ!

◇クラフトビール好きも納得のノンアルコールビール、ビアデザミー0.0

クラフトビールは2000年代のアメリカから起こったブームですが、ビール大国として知られるベルギーでも、クラフトビールと同じエールスタイルのビールが伝統的に作られています。

ベルギーでは醸造所によって、さまざまな個性あるスタイルのエールビールが作られていますが、メロウストアのおすすめは、マイルドな味わいが日本のビールファンも親しみやすいブロンドエール。
エールならではのフルーティーな香りは強いですが、アルコール度は控えめ、すっきりした口当たりがとても飲みやすいです。クラフトビールファンはもちろん、クラフトビール初心者にもなじみやすいエールといえます。
メロウストアでは、ベルギー・ネオブュル社のブロンドエール「ビア・デザミー」を販売中です。

☆おすすめのブロンドエール ベルギー・ネオブュル社「ビア・デザミー」

【アルコール入り】
BIERE DES AMIS ビアー・デザミ・ブロンド 330ml ×24本セット
価格:¥13,992(税込)
 → クリックして商品を見る

輝くような黄金色に、麦芽の香ばしさとコク、華やかなオレンジピールの香り。瓶内二次発酵によるきめ細やかでクリーミーな口当たりの泡と、クセがなくバランスの良い口当たり。
アルコール度も低めの5.8%なので、クラフトビール好きの方はもちろん、一般のビールファンにも美味しく飲んでいただけます!

【ノンアルコール】
BIERE DES AMIS 0.0% ビアー・デザミ0.0パーセント 12本セット
価格:¥7,452(税込)
 → クリックして商品を見る

ビア・デザミーをベースに作ったノンアルコールビールが、ビア・デザミー0.0。
真空状態でアルコールの沸点を下げ32℃という低温で蒸留することで、ビールの持つ香りや風味を守りながら脱アルコールしたので、元のビールの美味しさはそのままにアルコールは0.0%。
言われなければノンアルコールと気づかず飲んでしまうほど、ビールらしさを残した味わいのノンアルコールビールです。

【こちらもご覧ください! MELLOW過去記事】
・夏だ!ビールだ!最高に美味しさを引き出すビールの飲み方
・ビールに欠かせないハーブ、ポップについて知りたい!
・美味しさのカギ!ビールの泡の秘密

MELLOWは本格ワインのノンアルコールワインをオススメします!

デュク・ドゥ・モンターニュ ブリュット

デュク・ドゥ・モンターニュ ブリュット/750ml

メーカー / 
 NEOBULLES(ネオブュル)社 ベルギー
味わい / 
辛口でキレのある口あたり、まろやかな酸味。
アルコール度数 / 
0.0%

よりドライな口当たりのノンアルコール・スパークリングワインが欲しいという声に応える商品。青リンゴとレモンを思わせる爽やかな果実味に、まろやかな酸味。キリッとした口当たりに、爽やかなはじける炭酸。辛口タイプのノンアルコール・スパークリングワインです。

デュク・ドゥ・モンターニュ 製品

デュク・ドゥ・モンターニュ/750ml

カロリー / 
27kcal (100mlあたり)
メーカー / 
 NEOBULLES(ネオブュル)社 ベルギー
味わい / 
甘口
アルコール度数 / 
0.0%

ノンアルコールなのに、まるでシャンパンの味。本物のワインを醸造後、独自の脱アルコール製法で仕上げた本格的な味わいのノンアルコールスパークリングワイン。お酒が飲めない方や、妊娠・授乳中の方、ドライバーの方にも安心して楽しんでいただける商品です。

デュク・ドゥ・モンターニュ・ロゼ 製品

デュク・ドゥ・モンターニュ・ロゼ/750ml

カロリー / 
23kcal (100mlあたり)
メーカー / 
 NEOBULLES(ネオブュル)社 ベルギー
味わい / 
やや甘口
アルコール度数 / 
0.0%

本物のワインを醸造後、独自の脱アルコール製法で仕上げた本格的な味わいのノンアルコールスパークリングワイン。ロゼは、輝くようなサーモンピンクの愛らしい色合い。華やかなアロマの香りも豊かなエレガントな商品です。

ヴィンテンス・シャルドネ(白) 製品

ヴィンテンス・シャルドネ(白)/750ml

※ボトルデザインをリニューアルしました
カロリー / 
20kcal (100mlあたり)
メーカー / NEOBULLES(ネオブュル)社 ベルギー
味わい / 
やや辛口
アルコール度数 / 
0.0%

ブルゴーニュ地域を代表する品種のシャルドネを使用しています。ブドウの品種にこだわり醸造したワインからアルコール分だけを取り除いたノンアルコールスティルワイン。シトラスの香りと複雑味のある豊かな味わいをお楽しみいただけます。鶏肉などの白身肉や魚の料理と相性がよいタイプです。

ヴィンテンス・メルロー(赤) 製品

ヴィンテンス・メルロー(赤)/750ml

※ボトルデザインをリニューアルしました
カロリー / 
20kcal (100mlあたり)
メーカー / 
 NEOBULLES(ネオブュル)社 ベルギー
味わい / 
やや辛口
アルコール度数 / 
0.0%

ボルドー地域を代表する品種のメルローを使用しています。ブドウの品種にこだわり醸造したワインからアルコール分だけを取り除いたノンアルコールスティルワイン。フルーティーながらコクがあり、ブルーベリーの風味も感じられます。赤味の肉やチーズと好相性です。

Thanks for your reading!