ワインの香り【果実編】46の果実を覚えよう!
ワインには100通り以上の香りの種類が存在すると言われています。なので、ワインをテイスティングする際に、その香りを的確に捉えることは非常に難しいとされています。
今回はワインの香りの果物編です。つまり、果物に詳しくなることが、ワインに詳しくなることに繋がるんです。
それでは、ワインの香りの表現で用いられる果物について、お伝えしていきたいと思います。
柑橘類
上の写真はベルガモットになります。柑橘類の香りは、
・ベルガモット
・レモン
・ライム
・マンダリン
・オレンジ
・グレープフルーツ
を覚えましょう。マンダリンは…
いわゆるミカンです。
マンダリンは、甘い香りでオレンジになると甘さと爽やかさが感じられ、ベルガモットはちょっと苦味を感じる爽やかさになります。レモンとベルガモットの違いは、レモンの方がすっきりとした印象です。レモンとライムの違いはライムの方が鋭さがあると言われています。柑橘類の中での微妙な差異を自分なりの表現に置き換えられるようになれば、ワインの香りをより深く捉えられるようになります。
赤色系統の果実
上記の写真はフランボワーズです。フランボワーズは、フランス語で「ラズベリー」です。ワインの本場がフランスなので、フランボワーズで覚えておくと良いでしょう。赤色系統の果実の香りは…
・チェリー
・イチゴ
・野イチゴ
・フランボワーズ
・すぐり
を覚えておきましょう。野イチゴは文字通り「野」を感じられる香りが僅かに残ります。フランボアーズはドライフルーツのようなフルーティーさに近いようにも思えます。
上の写真がすぐりです。すぐりは、ヨーロッパ原産の果実で、加糖して利用することが多いことからも、甘味よりもとても酸味が強いことが想像できるかと思います。
黒色系統の果実
上の写真はマルベリーです。マルベリーは桑の実。写真で見ると、先ほどのフランボワーズと色味がまったく違いますよね。黒色系統の果実は…
・カシス
・ダークチェリー
・いちじく
・マルベリー
・ブルーベリー
を覚えおきましょう。ブルーベリーは、皮が薄くて、果肉感があり、香り高いです。マルベリーは、,少し草の香りがします。
南国系果実
上の写真はパッションフルーツです。パッションフルーツはトロピカルという言葉がしっくりくるぐらい多彩な香りがしますよね。南国系の果実は…
・パイナップル
・バナナ
・パッションフルーツ
・ざくろ
・ライチ
・マンゴー
を覚えておくと良いでしょう。気温が高い地方で育つ果実は、よく熟れるため、香りも強くなります。
白色系統の果実
上の写真は洋梨です。白色系統と言っても、熟れ方によっては緑に近いものもあります。白色系統の果実は…
・メロン
・白桃
・洋梨
・りんご
の4つを覚えておくと良いでしょう。どれも日本人にとっては馴染みのある果物だと思います。
黄色系統の果実
上の写真はネクタリンになります。ネクタリンとは、 ネクタリンはモモの仲間で、油桃とも呼ばれています。上品でさわやかな桃の香りが特徴で、フレッシュさがあります。ネクターという飲み物もありますよね。黄色系統の果実は…
・アプリコット
・ネクタリン
・ミラベル
・桃
・プラム
・マルメロ
の5つを覚えておくと良いでしょう。
上の写真がミラベルです。ミラベルは、西洋スモモとも呼ばれ、黄金色の上品な甘さのプラムです。実の黄金色の色合いから「ロレーヌの宝石」の名を持ち、さわやかな香りが特徴です。
上の写真がマルメロです。マルメロは、果皮に短いうぶ毛があり、洋梨に似て少しゴツゴツ感があります。ジャムや果実酒に適した良い香りを放ちます。
ドライフルーツ&ナッツ
上の写真はなつめやしです。ワインの味が複雑になってくると、ドライフルーツやナッツなどの言葉で例えられますよね。
・ローストアーモンド
・なつめやし
・干しいちじく
・ヘーゼルナッツ
・くるみ
・カシューナッツ
・ピスタチオ
・プルーン
・レーズン
・フレッシュアーモンド
かなりの種類がありますが、言ってみれば、どれも、樽の感じ、木の皮のような感じが含まれた香りを持っています。
こちらの写真がローストアーモンド。同じアーモンドでも、フレッシュアーモンドは以下のような写真になります。
ドライフルーツやナッツの微妙な香りが理解できると、ワインの熟成に対するコメント力も格段にアップします。
果物の砂糖漬け
上の写真はオレンジピールです。果物砂糖漬けは…
・コンポート
・ジャム
・オレンジピール
・マルメロのペースト
を覚えておくと良いでしょう。
最後に
以上、ワインの香り【果物編】をご紹介してきました。スーパーに行った時に、果物の香りを意識してみたり、購入した果物の香りを比較してみることで、香りの小さな違いも大きく捉えられるようになります。
ぜひ、今回の記事も参考にしてみて下さい。