【ガメイ】ライトボディな赤ワインの種類:フランス
ガメイの概要
ガメイは、フランスのブルゴーニュ地方ボジョレー地区で造られる赤ワイン用ブドウ品種です。
別名は、「ガメイ・ノワール」もしくは「ボジョレー」と呼ばれ、、あの日本で有名なボジョレーヌーボーで使われているぶどう品種でもあります。
後述しますが、ボジョレー・ヌーヴォーは、ボジョレーで造られるワインのほんの一部です。ボジョレー・ヌーヴォーの「ヌーヴォー」フランス語で「新しい」「新鮮な」という意味です。つまり、ボジョレー・ヌーヴォーとはボジョレー地区のブドウを使った早飲みワインということになります。収穫された年に飲むように造られています。
ボジョレーは高品質なワインが豊富で、ワイン好きの間では「下手なピノよりガメを飲め」という格言があります。
タンニンが少なく、軽くて果実味豊かであるのが特徴です。
参考:『ボジョレー・ヌーヴォーとは何者?日本で流行る理由と面白キャッチコピー集』
<料金相場>…1本1,000円~5,000円
ガメイの味の特徴
果実味…野イチゴやブラックベリーの果実味をたっぷり感じられます。
ボディ…ライトボディになります。
※ボディとは、口の中で感じられるワインの重み・コクのこと
タンニン…タンニンはとても少ないです。
酸味…酸っぱいです。
アルコール度…10%~13%
※ガメイの赤の甘口スパークリングワインがあり、アルコール度数7.5%と飲みやすいタイプもある。
ガメイのボジョレーの品質による分類
BEAUJOLAIS CRU/クリュ・ボジョレー…上位15%のハイクオリティ品質です。
<クリュ・ボジョレーの重い味わい>
・BROUILLY/ブルイィ
・CHENAS/シェナ
・COTE DE BROUILLY/コート・ド・ブルイイ
・JULIENAS/ジュリエナ
・MORGON/モルゴン
・MOULIN-A-VENT/ムーラン・ナ・ヴァン
・REGNIE/レニエ
<クリュ・ボジョレーの軽い味わい>
・CHIROUBLES/シルーブル
・FLEURIE/フルーリー
・SAINT-AMOUR/サンタムール
BEAUJOLAIS VILLAGES/クリュ・ボジョレー…上位15%に次ぐ25%の中間品質です。
BEAUJOLAIS/ボジョレー、BEAUJOLAIS NOUVEAU/ボジョレー・ヌーヴォー…上位15%、中位25%を除く、下位60%がここに分類されます。
つまり、ボジョレー・ヌーヴォーは、ボジョレーの下位60%に分類されたワインと言うことがもできます。
品質の良いガメイを探すなら、クリュ・ボジョレーで造られるガメイを選びましょう。
CRU/クリュは、フランス語で一定の品質が認められたブドウ畑を表します。クリュ・ボジョレーのクリュは、畑ではなく、村や地区単位で認定されます。
ガメイのアロマ
第1アロマ…ハックルベリー、ラズベリー、スミレ、腐葉土
第2アロマ…バナナ
ガメイの美味しい飲み方
<美味しく飲めるグラス>…大型で丸いボウルのアロマのためやすいグラスがおススメ。
<美味しく飲める温度>…13~16℃。
<美味しく飲める期間>…一般的に最長5年保存が利きます。
ガメイに合う料理
柔らかなタンニンとフレッシュな果実味、味わいもすっきりして、ライトボディ。
そんなボジョレーには、シンプルな豚肉料理、ベーコンの素焼き、茹でたソーセージ、あっさりしたペッパーステーキなどが相性抜群です。
ボージョレ・ヴィラージュやクリュ・ボージョレクラスのワインは、ガメイの中でも重めになっていくため、酢豚などの中華料理との相性が抜群です。
日本料理のようなさっぱりした料理に合う赤ワインは、「酸味が高いけど、さっぱりしているタイプ」が非常に合うとされ、ガメイはこれに該当します。日本料理に合いやすいという性質も、ボジョレー・ヌーヴォーが日本で加熱している理由と言えますね(そもそも早飲みで飲みやすく、日本人に薦めやすいとも言えます)
。