【トロンテス】アロマティックな白ワインの種類:アルゼンチン
トロンテスの概要
トロンテスは、アルゼンチンの固有の白ワインブドウ品種です。アルゼンチンが原産地で、現在でもほぼアルゼンチンのみで栽培されています。
トロンテスからできるワインは、白桃、バラの花びら、ジャスミンなどのアロマも感じられ、複雑で華やかで芳醇でかつ強さのある香りが特徴です。
カジュアルに楽しめる非常にお手頃価格のワインも多く、マスカット・オブ・アレキサンドリアを片親に持つので、日本人の趣向に合うとされています。
トロンテスは、アルゼンチン独自の香り高き白ワインと覚えておきましょう。
<料金相場>…1本400円~3,000円
トロンテスの味の特徴
果実味…マスカット種の典型的な果実味を感じることができます。
ボディ…ライトボディになります。
※ボディとは、口の中で感じられるワインの重み・コクのこと
甘味…辛口です。
酸味…適度な酸味を感じることができます。
アルコール度…12%~14%
トロンテスの一般的なスタイル
トロンテスには、辛口と甘口の2タイプがあります。
辛口でキレのあるタイプ…アルゼンチンのサルタ州は、グレープフルーツ、レモンの皮、ナツメグ、塩水のアロマの辛口なトロンテスが造られることで有名です。
やや甘口のタイプ…アルゼンチンのメンドーサ州とサン・フアン州の温暖な地域のワインは甘口でモモとグアバのアロマがあります。
トロンテスの栽培高地
アルゼンチンは元々アンデス山麓の標高の高いエリアでぶどうを栽培している国です。アンデスからの雪解け水を灌漑として利用でき、豊富なミネラル感のあるワインが造られます。
サルタ州の高地にあるブドウ畑でより良質なトロンテスが造られます。アルゼンチンのブドウの中でも、トロンテスは、特に標高の高いエリアで育てられ、中には世界で最も標高の高い3,000mものエリアに存在する畑もあります。
トロンテスのアロマ
第1アロマ…マイヤーレモン、モモ、パイナップル、レモンの皮、バラの花びら、ゼラニウム
トロンテスの美味しい飲み方
<美味しく飲めるグラス>…白ワイン用のグラスがおススメ。
<美味しく飲める温度>…7~13℃。冷やして飲む。
<美味しく飲める期間>…一般的に最長2年保存が利きます。
トロンテスに合う料理
鶏のささ身の塩焼き、ズッキーニやナスのオーブン焼、グラタン、シメジやエリンギの炒め物など、白身魚のソテー、蒸し鶏のサラダなどがよく合います。
あさっりとした味わいの魚料理や、甘酸っぱい風味の料理とよく合います。鶏肉や豚肉もシンプルに焼いたり、蒸したりする料理と相性が高いです。
また、寿司や豆腐料理ともよく合います。香り高いワインなので、中華料理やエスニック料理とも好相性です。