ノンアルコールワイン”デュク・ドゥ・モンターニュ”おいしさの秘密を徹底解析!
当ショップの人気No.1商品、ノンアルコール・スパークリングワイン “デュク・ドゥ・モンターニュ”。
2010年の発売以来、ノンアルコールとは思えないワインらしい美味しさで皆さんの心をがっちりつかんでいる人気商品です。
今回から3回に分けて、この”デュク・ドゥ・モンターニュ”のワインらしい味わいの秘密、お客様の声や、さらに美味しく楽しむ方法などをご紹介したいと思います。
◇ノンアルコールの定義とは?
近年ずいぶん市民権を得てきたノンアルコール飲料。
今では、コンビニやスーパーでもビールの棚に必ずノンアルコール・ビールを見かけるなど、かなり身近な存在になりつつありますが、”ノンアルコール”の定義はご存じですか?
ノンアルコール飲料とは、ビールやワインなどのアルコール飲料に含まれるアルコールを減らしたものや、アルコールを含まないものを言います。
実際は、日本の法律上では、1%未満であれば、アルコールを含んでいてもノンアルコール飲料と名乗ることができます。しかし、この濃度では、体質的にアルコールに弱い人や、大量に飲んだ場合は酔ってしまう可能性があります。
そのため現在では、一般的には、アルコール分が0.05%以上1%未満の場合はローアルコール飲料と呼び、アルコール分が0.05%未満の場合をノンアルコール飲料を指し、パッケージに”Alc.0.00%”や”ノンアルコール”と記載するという基準が採用されています。
ちなみに、果汁100%のジュースには微量のアルコールが含まれおり、その濃度がおよそ0.05%。
ジュースを飲んで酔うことはありませんから、安心できる値と言えますね。
◇ノンアルコール飲料、作り方いろいろ
ノンアルコール飲料と一口に言っても、実は様々な製法がありますが、大きくは、一度お酒を醸造しそこからアルコールを除く方法と、はじめからアルコールを発生させないように製造する方法の2つに分かれます。
1. 一度お酒を醸造しそこからアルコールを除く方法
発酵から生じるお酒の香り、味わいなどが残されるため、お酒らしい味わいを楽しめるのが特徴です。
アルコールの除き方にはいくつか方法があります。
・減圧蒸留・・・低圧環境でアルコールの沸点を低くし、温度上昇や酸化による品質劣化を抑えながら蒸留してアルコールを除く方法。
・逆浸透膜法・・・お酒と水を、アルコールと水だけを通す半透膜で仕切り、お酒側に圧力をかけることで、お酒からアルコールと水を追い出し脱アルコールする方法。
・透析法・・・半透膜を利用し、アルコールとその他の成分の分子量の差を利用してアルコールを除く方法
2. はじめからアルコールを発生させないように製造する方法
発酵はさせず、ベースとなる果汁や麦汁に様々な成分を加え、アルコール飲料に似せた味わいにする方法。
日本の法律では、製造行程でアルコール度1%以上の生産物ができる場合、最終的な商品のアルコール濃度が1%未満であっても酒税法の制約をうけるため、日本製のノンアルコールビールはこの方法で作られていますが、発酵工程を経ないため、お酒らしい風味に欠けてしまうのが難点です。
ほかにも、アルコールの元となる糖分を減らして、最終的なアルコール度が1%を上回らないよう発酵させる方法や、アルコールを出さない種類の酵母を使って発酵させる方法など様々な方法があります。
一口にノンアルコールと言いますが、様々な製造方法があるんですね!
◇デュク・ドゥ・モンターニュのリアルなワインテイストの秘密は?
当店で輸入販売しているベルギー・ネオブリュ社のノンアルコールワイン”デュク・ドゥ・モンターニュ”は、一旦ブドウを発酵させてワインを製造し、そこから低圧・低温で蒸留(減圧蒸留)しアルコールを除く方法を採用しています。
ですので、ワインが本来持つ香りの成分を極力保持しながら、アルコールだけを限りなくゼロまで除いています。
また、蒸留の過程で蒸発してしまう香り成分を冷却して回収し、脱アルコールしたワインに戻すことで、アルコールを0.00%まで除きつつ、本物のワインのようなリアルなフレーバーを持ったノンアルコールワインを実現しました。
次回は、”デュク・ドゥ・モンターニュ”をご愛用いただいているお客様の声をご紹介する予定です。