イタリアワインの魅力!王様のバローロと個性溢れるローカルワインをおさえよう!
「ワインの名産国と言えば?」と聞かれると、多くの方が「フランス」と答えるでしょう。では、「イタリアワインはどう?」と聞かれると、多くの方が「あまり馴染みがない」といった印象を持っているかもしれません。
イタリアワインは日本で三番目に輸入されているワインですが、フランスやチリのワインの輸入量とは大きな差が開いています。
しかし、イタリアワインは世界的名産から個性の溢れた多種多様なワインを輩出しています。そこで、今回のテーマがは「イタリアワインの魅力」。イタリアワインがもっと好きになる、味わいたくなるような魅力を分かりやすくお伝えしていきます。
まずは、イタリアワインの王様「バローロ」を知ろう
バローロは耳にしたことがある方もいるかもしれません。日本だけでなく世界を通じて知名度が高いワインで、イタリアワインと言えば、まずは、バローロと評されているワインです。
バローロは、ピエモンテ州の丘陵地帯にある村の名前です。ピエモンテ州は、イタリア共和国北西部に位置する州。州都はイタリア第4の都市であるトリノです。バローロで造られたワインがそのままワイン名になっているのです。
そして、イタリアワインには4段階の格付けが定められていますが、バローロは最も厳正な限定がある最上位のDOCGに分類されます。
ブドウ品種はネッビオーロのみで、最低38ヶ月の熟成期間を掛けて、アルコールを13%以上に含有させます。
バローロは産地によって、2種類の味わいに分類され、
・どっっしりとした重厚な味わいで長期間の熟成にフィットしたワイン
・なめらかで口当たりの第一アロマがはっきりと表れるワイン
があり、この2つから派生して様々な細かい味の違いのあるバローロが造られていきます。
バローロはフランスの英雄ナポレオンが買い占めたり、ローマ法王がフランス国王に寄贈したりといったエピソードがあることが、イタリアワインの王様と呼ばれる所以にもなっています。
イタリアワインをまず始めようという方は、バローロから手に取ってみると良いでしょう。
イタリアワインはローカルワインがすご過ぎる!
イタリアワインは南北に伸びる全20州のうち、すべての州でワイン造りが行われています。幾つかの限られた大手がワイン造りを牛耳るフランスとは明確な違いがありますよね。
さらにイタリア国内には、約2000種類以上のブドウがあると言われており、各地域でのローカルなワイン造りをする人たちが各々の肌感覚とスキルと目的で、ブドウを選んでいきます。
すると、あまりにも豊富な個性のワインがイタリアの中に溢れていくわけです。つまり、イタリアワインに関して言えば、「イタリアワインと言ったら絶対コレ!」と言い切れる人は数少なく、自分で試し飲みして、自分の中で相性の良いローカルワインを見つけるという本来のワインの楽しみ方ができるんです
。
食材や味付けに合わせて、ワインを探すのであれば、イタリアのローカルワインの中から検索を掛けることによって、料理にぴったりのワインを見つけることもできます。
最後に
以上、イタリアワインの魅力について、ご説明してきましたが、いかがだったでしょうか?まずは、イタリアワインの王様の「バローロ」に触れてみると良いでしょう。そして、カジュアルな気分で、自分の用途や要望に沿った細かいオーダーを実現しているローカルワインがるかどうかを調べてみましょう。
特にローカルワインはいろんな味わい、特徴があり、見ているだけで楽しくなり、イタリアワインは知識を取り入れるのではなく、ワインの多様性をたた楽しむことが大事なんだと気づかせてくれます。ぜひ、イタリアワインにも注目してワインを楽しく深めていって下さい。