ワインの定番カベルネとは?カベルネ・ソーヴィニヨンがすっきり分かる知識集
赤ワインの花形ブドウ種であるカベルネ・ソーヴィニヨン。ワインを普段飲まない人でもサブリミナルに刻まれて、どことなく聞き覚えがあるかもしれません。
カベルネ・ソーヴィニヨンをちょっぴり知っている人も、さっぱり知らない人にも、カベルネ・ソーヴィニヨンついて他人に説明できるようなすっきりと分かりやすい知識をまとめていきたいと思います。
カベルネ・ソーヴィニヨンはフランスのボルドー地方の最も代表的な品種
ワインと言えば、フランス。フランスのワインと言えば、ボルドー。そんなボルドーの最も代表的な品種がカベルネ・ソーヴィニヨンです。カベルネ・ソーヴィニヨンは…
カベルネ・フラン
ソーヴィニヨン・ブラン
の二つを自然交配させて、誕生した品種です。両者の頭文字を繋げて、カベルネ・ソーヴィニヨンという名前になっています。
カベルネ・ソーヴィニヨンはどんなブドウなの?
果実は小さめで、青みが掛かった黒い色をしたブドウになります。さらには黒い色をした果皮が厚く、種に強いタンニンが含まれています。
このことから、色が濃く、渋味のある赤ワインが作られることが想像できるかと思います。
カベルネ・ソーヴィニヨンの10大産地
カベルネ・ソーヴィニヨン名産地は10箇所を挙げることができます。
まずはフランスのボルドー地方です。
続いて、アメリカのナパ・バレー(カリフォルニア州サンフランシスコ・ベイエリアの北部)です。イタリアならトスカーナ(イタリア共和国中部に位置する州)が有名です。
その他、チリ、アルゼンチン、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、スペイン、ルーマニアでは国をあげて生産しています。
カベルネ・ソーヴィニヨンのワインの色は濃い赤色
カベルネ・ソーヴィニヨンは宝石のルビーのような濃い居ろです。熟成が進むと、ルビー色からガーネットに変わります。ガーネットはルビーよりも赤黒い色になります。
カベルネ・ソーヴィニヨンのワインの香りはスッーとしている
カベルネ・ソーヴィニヨンのワインの香りは清々しく、ミントによく例えられます。樽熟成をするものには、樽の素材である木の香りが混じって、バニラやココナッツっぽさが加わり、香りにより複雑さが増します。
カベルネ・ソーヴィニヨンのワインの味はインパクトがある
赤ワインの中でも渋くて重い味わいが特徴です。味わった時に、ベリー系の香りがふわっと広がるのであれば、カベルネ・ソーヴィニヨンは暖かい場所で育っています。
寒い場所で育ったカベルネ・ソーヴィニヨンのワインは清々しさが強くなり、すっきりと強いパンチを感じられるワインになっています。
カベルネ・ソーヴィニヨンは寝かせて飲むのが定番
果皮が厚くどっしりと重く渋味に魅力があるカベルネ・ソーヴィニヨンは、熟成を楽しめるワインであるため、寝かせてヴィンテージワインとして楽しむのが定番です。さっぱりとワインを飲みたい女性には合わないかもしれません。
しかしながら、現在では多種多様なカベルネ・ソーヴィニヨンのワインが誕生しています。カベルネ・ソーヴィニヨンの味を手軽に楽しみたいのであれば、価格が安めの早飲みワインがオススメです。
重くて渋くて深い味わいはお肉にぴったり
お肉料理ならカベルネ・ソーヴィニヨンと言われるほどのマリアージュがあります。レストランでお肉を頼む際にカベルネ・ソーヴィニヨンを選んでみると、良いでしょう。単品でカベルネ・ソーヴィニヨンのワインを飲む時とまったく違った味わいが広がります。渋く重い印象がなくなり、お肉に釣り合う心地良さを感じることができます。
カベルネ・ソーヴィニヨンのワインは「ワインの女王」と称されている!
「ワインの女王」という言葉を聞くと、セクシーでエレガントでセレブリティなイメージが湧くかもしれませんが、これまで述べてきたカベルネ・ソーヴィニヨンの説明からも分かるように、カベルネ・ソーヴィニヨンは、骨太で男気溢れるワインです。
ワインの女王は、骨太で男気があり、見た目は美しくてもバリバリの戦士であるキャリアウーマンや女社長タイプなのかもしれません。
最後に
以上、カベルネ・ソーヴィニヨンについて、分かりやすくまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?バルやレストラン、飲み会やホームパーティーで、カベルネ・ソーヴィニヨンのワインを口にする機会はこれからもあると思います。
普段耳にしているワードも理解が深まれば、より、本質的な味わいを捉えられるようになります。ぜひ、今回の記事も参考にしてみて下さい。