初心者も簡単!【ワインと飲み頃】のポイント
ワインには飲み頃があります。でも、ワインの飲み頃に関する知識ってかなり難しそうですよね。そこで、今回はワイン初心者の方にも簡単に理解できるワインの飲み頃のポイントを掘り下げていきたいと思います。
そもそもワインには3つの種類がある
ワインは「日常用」「中級」「高級」の3つがあります。ワインの飲み頃について言えば、日常ワインと中級ワイン中間の価格帯のワインは、買ってすぐに飲んで美味しいワインがほとんどです。日常ワインは価格帯が2000円程度までのもので、中級ワインは2000円~5000円程度のワインです。つまり、3500円程度までのワインであれば、飲み頃は買ってすぐということになります。
飲み頃が難しくなってくるのは、中級ワインの高価格帯と高級ワインになってきます。高級ワインは値段の上にはキリがありません。以前、MELLOWでは「超高級1億円超えワイン。なぜ、そのワイン高いの?」で、1億円を超える1945年のロマネ・コンティについて取り上げました。
中級ワインの高価格帯と高級ワインには「熟成」がある
中級ワインの高価格帯と高級ワインについて、「飲み頃」が議論されるのは、中級ワインの高価格帯と高級ワインに「熟成」が生まれるからです。熟成とは、保管することで、味わいと香りがどんどん複雑になっていくことです。
そのワインが一番美味しくなる複雑さになった段階が飲み頃というわけです。
スパークリングワインの飲み頃は購入して1年以内
中級の高価格帯と高級のスパークリングワインは、売り出す時点で美味しく造られていることが多いため、1年以内に飲むと良いでしょう。ワインを購入する時点で、出荷されてから古くなっている場合もあります。信頼の置けるワインショップで造られて1年以内であることを確かめて購入しましょう。
白ワインの飲み頃は、収穫から3年~5年
白ワインは長く熟成させ過ぎると、酸味がぼやけて、フレッシュな果実味が薄くなってしまいます。飲んでいてもパンチがなく、白ならではのフレッシュでフルーティーな持ち味がなくなります。そのため、収穫から3~5年が飲み頃と言えます。
白ワインのビンテージものを購入する時は、5年以下のものになるでしょう。
赤ワインの飲み頃は、収穫から5年~10年
赤ワインに含まれるタンニン(ポリフェノールの総称)は、酸化に対抗する力があるため、赤ワインの熟成期間は白ワインよりも長持く保つことができます。
ヴィンテージチャートで飲み頃を判断しよう
赤ワインの飲み頃は産地によって変わりますが、カベルネ・ソーヴィニョン主体のワインでも、カリフォルニア産なら早飲みがオススメ。ボルドーは外れ年のワインなら早飲み、当たり年なら熟成させて飲むことができます。
ワインにヴィンテージチャートがあるので、当たり年か外れ年かを簡単にチェックすることができます。
最後に
以上、初心者向けワイン飲み頃のポイントについてお伝えしてきました。ワインの飲み頃については、今回の内容をベースに、ワインショップの方に聞いたり、レストランに行った時のソムリエの方に聞いたりするなどして、多くの方の意見を聞くと、どんどん知識が深まっていきます。
初心者であれば、良い飲み頃を当てるというよりは、ハズレにならないように気を付けて、美味しく味わうということをすれば、良いでしょう。その程度であれば、今回の内容を理解しておけば、大丈夫です。ぜひ、今回の記事も参考にしてみて下さい。