【リースリング】アロマティックな白ワインの種類:ドイツ
リースリングの概要
リースリングは、ドイツ原産の白ワインブドウ品種です。現在でも、ドイツが主要の産地となっています。
一般的に甘口が有名ですが、醸造家や気候の影響を受けやすいブドウで、甘口から辛口まで幅広い味わいのワインがあります。リースリングの持つ酸味は熟成に向いており、白ワインながら、ドイツのリースリングなどでは秀逸な熟成ワインが造られています。
また、白ワインの中でも、アルコール度数が低めなので、お酒があまり得意じゃないという方にもおススメです。
ドイツ主要の長期熟成に向いた甘口から辛口まで幅広いアルコール度数低めの白ワインと覚えておきましょう。
<料金相場>…1本1,000円~50,000円
リースリングの味の特徴
果実味…非常に豊かで柔らかな果実味を感じることができます。
ボディ…ライトボディになります。
※ボディとは、口の中で感じられるワインの重み・コクのこと
甘味…半辛口で、果実のしとやかな甘みを感じることができます。
酸味…きりっとした強い酸味を感じることができます。
アルコール度…7%~12.5%
リースリングの主な産地
ドイツ…世界最高のリースリング産地で、辛口から甘口まで様々なタイプが見られます。中でも繊細さと透明感の極みとも言えるモーゼルと、力強さとエレガンスを兼ね備えたラインガウが2大産地とされています。。
アメリカ…ワシントン州とニューヨーク州では辛口と甘口のリースリングが造られていて、特にオフドライタイプの味わいのリースリングが有名です。
オーストラリア…クレア・バレーとエデン・バレーではライムと石油香の感じられる辛口でシャープな味わいのリースリングが造られています。
フランス…アルザスでは力強くて張り詰めた味わいの辛口リースリングが多く造られています。
カナダ…凍ったリースリングで作るアイスワインが有名です。
ニュージーランド…リースリング生産に力を入れるワイナリーが増え、透明感があり優雅なスタイルが味わえます。
リースリングのドイツ産ワイン用語
ドイツのワインでは、ラベルに書かれた用語で辛口が分かります。トロッケンベーレンアウスレーゼからカビネットまでの5つにアイスバインを加えた6種はドイツワインの中でも上級に格付けされます。
極甘口ライン
TROCKENBEERENAUSLESE(TBA)/トロッケンベーレンアウスレーゼ
BEERENAUSLESE(BA)/ベーレンアウスレーゼ
甘口ライン
AUSLESE/アウスレーゼ
SPATLESE/シュペートレーゼ
オフドライライン
KABINETT/カビネット
HALBTROCKEN/ハルプトロッケン
辛口ライン
FEINHERB/ファインヘルプ
TROCKEN/トロッケン
※アイスヴァイン…寒さで氷結したブドウを収穫し、ブドウが溶け出す前に圧搾することにより、とても甘口のワインができあがります。
リースリングのアロマ
第1アロマ…ライム、青リンゴ、蜜ロウ、スターフルーツ、ジャスミン、チョーク、石油香
リースリングの美味しい飲み方
<美味しく飲めるグラス>…白ワイン用のグラスがおススメ。
<美味しく飲める温度>…7~13℃。冷やして飲む。
<美味しく飲める期間>…一般的に最長10年保存が利きます。
リースリングに合う料理
甘口のリースリングはインド料理やタイ料理など、スパイシーで香辛料を多く使ったものとよく合います。
辛口のリースリングは酸味が強く、鴨料理やベーコンなどの軽めの油っぽい料理との相性が抜群です。