すっきり分かるブルゴーニュワインの歴史
ワインで有名なブルゴーニュ。響きは知っているけど、「ブルゴーニュって何なの?」という方のために、ブルゴーニュについて、分かりやすくまとめていきたいと思います。
ブルゴーニュワインとはすなわちピノ・ノワールである
ブルゴーニュを語るということ、ピノ・ノワールを語ることに尽きます。
ピノ・ノワールとは、フランス、ブルゴーニュ地方が原産の赤ワイン用ブドウ品種です。ピノ・ノワールはブルゴーニュの王様と呼ばれています。
MELLOWでも以前に、「ワインの定番ピノ・ノワールとは?ピノ・ノワールがすっきり分かる知識集」という記事を公開しています。
ブルゴーニュの語源はブルグント族
ブルグン族とはスカンジナビア半島から後にヨーロッパ大陸へ移住したゲルマン人のことです。
ブルグント族の末裔は、主としてスイス西部とフランスの近隣地域に見られます。
ブルゴーニュ王フィリップ豪胆公がブルゴーニュの王様を作るきっかけに
1363年にブルゴーニュ王フィリップ豪胆公は北方フランドル地方の王族マルグリット・ド・ダンピエールと結婚をします。
両者が結婚をしたことにより、ブルゴーニュ公国は膨大な醤油地を得ることになり、経済や貿易が豊かになり、文化が発展していきます。
さらに、ブルゴーニュ王フィリップ豪胆公は、「自分の領地では、ピノ・ノワール以外を栽培してはいけない」という政令を出しました。
このことが、ブルゴーニュの王様と呼ばれるピノ・ノワールを築くことになったのです。
最後に
ブルゴーニュと言えば、ピノ・ノワール。
そんなピノ・ノワールは、14世紀のブルゴーニュ王フィリップ豪胆の結婚を機に、裕福な領土を有し、文化を発展させ、自身の政令によって、ピノ・ノワールを独占的に栽培したことで、現在の「ブルゴーニュワイン=ピノ・ノワール」という枠組みを作ったと言えます。
ワインの歴史を少しずつ垣間見ることで、過去の深い部分にリーチでき、その分、ワインとの向き合い方にも深みが増していきます。ぜひ、今回の記事も参考にしてみて下さい。