ベルギービールって何が魅力なの?ビールの神、ベルギービールについて
MELLOWではワインを中心に記事を公開していますが、日本人の「飲みニケーション」と言えば、ビール。
飲み会では「とりあえず、ビール」という言葉が当たり前のように使われていますよね。
そこで、MELLOWが推しているノンアルコールワインの醸造地でもあるベルギーのビールについて取り上げてみたいと思います。
ビールと言えば、ベルギー!ベルギーはビール醸造が盛ん?
ベルギーは国土で言えば、九州より少し小さいくらい。
国としてはかなり小さいですよね。
でも、ベルギーには約200箇所のビールの醸造所があり、1500以上の銘柄のビールが存在しています。
まさに群雄割拠。小さな国の中で濃厚で深みのあるビール造りを切磋琢磨しているというわけです。
ベルギーの田舎的雰囲気と自国に委ねるマインドが様々なビール作りを可能にしている
ベルギーはヨーロッパ諸国の中でも田舎の雰囲気を持っていて、いい意味で下町として育った国と言えます。
また、永世中立国であり、他国に干渉せずに、自国のことを自国で委ねることからも、国内の一人ひとりの価値観や多様性が保たれて、多種多様なビール造りが実現されていると言えます。
ベルギービールが世界に認められたのはマイケル・ジャクソンのおかげだった?
マイケル・ジャクソンと言っても、歌手のマイケル・ジャクソンではありません。
ビールとウイスキーを得意とするイギリス人ライターのマイケル・ジャクソンです。しかしながら、ライターのマイケル・ジャクソンは世界的なビール評論家であり、彼が評するビールには、かなりの影響力があるのです。
マイケル・ジャクソンは、1994年、ベルギー政府から称えられ、フィリップ皇太子からメルクリウス勲章を授与されています。
ベルギービールは各銘柄ごとに専用グラスが存在する
見た目も味の一部といわんばかりに、ベルギービールは銘柄ごとによって、専用のグラスがあります。
グラスは造形が美しく小洒落れていてその見た目ばかりが注目されがちですが、ビールに合わせたグラスの形を作り…
・香り
・喉ごし
・泡
などをベストな状態に保っているんです。この点のビールのこだわりは、ワインにも通じるところがありますよね。
タンブラー型、聖杯型、チューリップ型、バルーン型、フルート型、特殊型などがあります。
ベルギービールってどんな味がするの?
ベルギービールの味を一括りにすることは非常に難しいのです。ベルギーには約200箇所のビールの醸造所があり、1500以上の銘柄が存在すると述べましたが、大きく分類しても、ビールの種類は…
・トラピストビール
・アビイビール
・ホワイトビール
・レッドビール
・ブラウンビール
・セゾンビール
・ゴールデンエール
・ランビック
・フルーツビール
と盛り沢山ですよね。冷やさずに常温の方がが美味しいビール、ワインのようにヴィンテージで味が大きく変化するビール、アルコール度10%以上のビール、スパイス・香料で味を加えたビールなど、とにかく様々なんです。
日本で定番のベルギービールはランビックビール
ランビックビールは、ブリュッセルの南西でしか醸造することのできないビールで、自然発酵が特徴です。
普通のビールは、純粋培養して増やした酵母を人為的に添加して発酵させます。
自然発酵とは、まさに自然のその場所にいる様々な微生物が自然に麦汁を発酵させるやり方です、
最後に:「ベルギービール」そのものが1つの飲み物としてのジャンルである
ベルギービールが愛されるのは多種多様な魅力とそれを突き詰めることへの楽しさや奥深さに溢れているからです。
そういった意味では、ワインを突き詰めたくなるワイン通のように、ベルギービールは、ビールの中の1ジャンルではなく、ベルギービールそのもが独立したジャンルとして愛されているということですね。
なので、ベルギーのビールであれば、とりあえず飲んでみて、自分の舌に合うものから探求していけば、ベルギービール通になっているかもしれません。
日本のビールとの味わいの違いも分かるようになりますし、お酒がもっと楽しくなっていくでしょう。
ぜひ、今回の記事も参考にしてみて下さい。