【ジンファンデル】フルボディな赤ワインの種類:アメリカ&イタリア
ジンファンデルの概要
ジンファンデルは、
・アメリカ西海岸のカリフォルニア州のナパ・ヴァレー
・イタリアのプッリャ州(プーリア州)
で盛んに栽培されているブドウ品種です。カリフォルニアでは同州を代表するブドウ品種として知られています。
ちなみに、こちらがカリフォルニア州のナパ群の位置です。
こちらは、イタリアのプッリャ州(プーリア州)。
土地名だけでなく、地図で場所を確認すると、より覚えやすくなります。
渋みはまろやか、酸味は低いですが、色は濃く、ボディが強く、アルコールが高めなので、ですが、しっかりとした濃厚な赤ワインになることが特徴です。
赤ワインの赤ワイン感を欲している方は、ジンファンデルで造られるワインはおススメです。
<料金相場>…1本800円~12,000円
ジンファンデルの味の特徴
果実味…非常に強い果実味を感じることができます
ボディ…フルボディになります。
※ボディとは、口の中で感じられるワインの重み・コクのこと
タンニン…まろやかなタンニンを感じることができます
酸味…酸味はさっぱりとしています。
アルコール度…13.5%~16%とかなり高めなものが多いです。
ジンファンデルのブドウ
しっかりとした濃厚な赤ワインを造るジンファンデルですが、そのほとんどが実はロゼワインに使われています。
ホワイト・ジンファンデルと呼ばれ、みずみずしく、ほのかに甘いのが特徴です。味わいがソフトになっていて、女性におススメです。
アメリカでは、約85%のジンファンデルがこのホワイト・ジンファンデルへ使われます。ピンクの色合いがとてもキレイなので、パーティーにもおススメです。
ジンファンデルの産地について
冒頭で述べたように、ジンファンデルはアメリカのカリフォルニア州とイタリアのプーリア州の2つを押さえておくと良いでしょう。
アメリカ カリフォルニア州…ナパを中心に、ソノマ、パソ・ロブレス、そしてシエラ・フットヒルズでは、最高の品質を誇るジンファンデルが造られています。
イタリア…イタリアではジンファンデルは、プリミティーヴォと呼ばれ、プーリア州のものは基本軽めのタイプですが、プーリア州のマンドゥーリアとその周辺では素晴らしく深みのあるタイプが造られます。ネグロアマーロとブレンドされることもあります。
参考:『【ネグロアマーロ】ミディアムボディな赤ワインの種類:イタリア』
ジンファンデルの一般的なスタイル
ジンファンデルが造られるワインには、アルコール度数が低めの軽いタイプと、アルコール度数が高めの濃厚なタイプがあります。
アルコール度数が低いタイプ…赤い果実スパイスのアロマが特徴です。最高13.5度の軽いタイプで、ラズベリー、バラの花びら、スパイスケーキ、セージ、黒胡椒のアロマが感じられます。
アルコール度数が高いタイプ…スモークドキャラメルとジャムのアロマが特徴です。アルコール度数が15%を超えるものもあり、ブラックベリー、シナモン、キャラメル、ジャム、チョコレート、そして、煙草のスモーキーなアロマがあります。
ジンファンデルのアロマ
第1アロマ…ブラックベリー、ストロベリーモモの砂糖漬け、
第2アロマ…新しい皮革、バーベキューの肉
第3アロマ…甘いタバコ、バニラ、バタースコッチ、オールスパイス、ルイボス(マメ亜科のアスパラトゥス属の一種)
ジンファンデルの美味しい飲み方
<美味しく飲めるグラス>…大型の赤ワイン用グラスが最適です。
<美味しく飲める温度>…約16~20℃。
<美味しく飲める期間>…一般的に最長2年保存が利きます。
ジンファンデルに合う料理
味わいが濃厚なため、日本食で言えば、濃厚ソースのお好み焼き、ねぎ焼きなどが非常に合います。
濃厚なタレに目を向けると、バーベキュー、ポーク料理、焼き鳥も非常におススメです。
ジャンキーな感じのハンバーガーやピザ、ベーコンとも相性抜群。エビやホタテなどの海の幸をベーコン巻きして食べるのも良いでしょう。海の幸を素材のまま味わう際は、すっきりとしたロゼのホワイト・ジンファンデルと合わせると良いです。
果実味が非常に強いため、料理とのマリアージュには注意が必要ですが、それだけ個性が強いワインと合う料理を見つけると、自分だけのマリアージュを存分に楽しめるので、いろいろ試してみることをおススメします。