カクテルの語源って?知っておきたいカクテルの豆知識10選
そもそもカクテルって?
「カクテルって何?」。
意外に聞かれると答えに困るこの質問。
カクテルとは、一言で言えば「足し算をして完成するお酒」のことです。
ベースとなるお酒があり、何かを加えることで成立するお酒。
もちろん、ノンアルコールのカクテルも存在します。
そこで、今回は、知っておくと便利なカクテルの豆知識を10選ご紹介していきたいと思います。
【豆知識1】もともとカクテルは味を補正するための手段だった
カクテルの歴史は古代ローマにまでさかのぼると言われています。
古代ローマでは、ワインの劣化や酸化を防ぐために、ワインに草の根や木の皮を混ぜて保存をしていました。
これが「ベースとなるお酒に何か加える=カクテル」の歴史のはじまりだったのです。
【豆知識2】カクテルの語源には、メキシコ説、アメリカ説、フランス説がある
カクテルの語源は様々な説が飛び交っています。
その説を一つずつ説明すると長くなりますが、
<メキシコ説>…オンドリの尻尾説
<アメリカ説>…鶏尾説
<フランス説>…コクチュ
の3つがベーシックとなっています。
世界的なバーテンダーの組織、I.B.A(国際バーテンダー協会)のテキストに記載されている説は、オンドリの尻尾説です。
【豆知識3】スクリュードライバーは、本当にネジを回してできていた
スクリュードライバーは、ウオッカにオレンジジュースを加えたカクテルですね。
スクリュードライバーは、イランの油田で働いていた作業員が、手持ちの道具である「ネジを回し」で混ぜながら飲んだことが名前の由来となっています。
【豆知識4】お洒落なBarでは、気取らずバーテンダーに任せるのがベター
お洒落なBarに行きたいけど、カクテルのこと詳しくないし…
いや、詳しくなくていいのです。
むしろ、大事なことは、味の好みをきちんと伝えること。
カクテルを研究し、カクテルに精通したバーテンダーに、きちんと自分の味の好みを伝えることこそが、Barで心地よく居られる秘訣です。
なぜなら、味の好みをきちんと伝えくれたほうが、バーテンダーの仕事のやりがいも高まるからです。
そして、好きな味のカクテルなら、名前も自然と覚えていきますよね。
結果、Barにもどんどん慣れていきます。
【豆知識5】シェイクしているときにバーテンダーに話しかけないように
バーテンダーがカクテルを調合しているときは、バーテンダーは渾身の力で味を表現しようとしています。
バーテンダーが味を決める大事な時間でもあるので、むやみに話しかけないのがマナーになります。
【豆知識6】カクテルにストローを2本使うのは、アルコール飲料を見分けるため
Barでカクテルにストローが2本入っていることってありますよね。
これは、バーテンダー側が、アルコール飲料かどうかを一目で見分けるための策だったんです。
ストローが2本なら、アルコールが入っている目印になり、2杯目の飲み物をオススメするときの瞬間的な判断材料になります。
また、ストローが2本であると、グラスを口にして飲む時の量と同じになるため、ストローが2本であると自然な飲みごたえになるとも言われています。
【豆知識7】強いお酒を追いかけるためのチェイサー
チェイサーという飲み物をご存知でしょうか?
チェイサーとは、飲んでいるアルコール飲料に対して、それよりもアルコール度数の低い飲料のことです。
チャイサー=追いかける。
なぜ、追いかけるのかというと、バーでは強いお酒を飲んだ後に、強いお酒で麻痺した舌に、「お口直し」の飲み物を注ぐからです。
チェイサーと言えば、「水」を指しますが、ソーダやソフトドリンク、場合によっては、ビールなどをチェイサーになることもあります。
【豆知識8】シティ・カクテルは港町が多い
シティ・カクテルとは、都市の名前を冠したカクテルです。
日本であれば、「ヨコハマ」というカクテルがあります。
ヨコハマは、ジンをベースに、ウオッカ、オレンジジュース、グレナディン・シロップ、アブサンを加えたカクテルです。
また、シティ・カクテルには、シャンハイ、ボンペイ、ホノルル、フリスコ(サンフランシスコ)、ボストンなどがあり、情緒あふれる港の都市が冠することが多いようです。
【豆知識9】身体に活力を与えるカクテル、ブラッディ・マリー
ブラッディ・マリーは、トマトジュース、少々のウオッカ、セロリ、タバスコなどをベースとしたカクテルです。
怠惰な週末を過ごした日曜の朝、二日酔いの酔い醒ましに飲む飲み物、サンデーモーニングドリンクとして、外国ではお馴染みのカクテルになっています。
トマトのビタミンCで活力がみなぎりますよ。
【豆知識10】カクテルの女王、それがマンハッタン
最後にMELLOWらしく、女子力のある豆知識を。
ウイスキーをベースに、スイートベルモット、アンゴスチュラビターズ、マラスキーノチェリーを加えたカクテル「マンハッタン」は、「カクテルの女王」と呼ばれています。
レッドチェリーを飾ったそのカクテルの姿は、まさに、マンハッタンに落ちる夕日のようで、大人の女性にはぴったりです。
自分自身を高めたい時に飲むカクテルとしてオススメです。
最後に
以上、知っておきたいカクテルの豆知識10選について、説明してきましたが、いかがだったでしょうか?
カクテルの知識は幅広く、おもしろいものがたくさんありますので、今回の記事をきっかけに、ぜひ、カクテルについての知識を掘り下げてみて下さい。
またMELLOWでは、ノンアルコールワインで作るカクテルレシピの記事を公開しております。あわせてお読みいただければ幸いです。