実は秋がベストシーズン!バーベキューのススメ
木々も色づき始め、いよいよ季節は秋たけなわですね!
秋のレジャーというとハイキングやもみじ狩りが頭に浮かびますが、この時期オススメなのは、ゴールデンウィークや夏のレジャーのイメージの強いバーベキュー。
実は、秋こそがバーベキューのベストシーズンなのです!
今回は、秋にバーベキューをすべき理由、準備などの負担を減らしもっとバーベキューを楽しむためのコツや、秋のバーベキューにおすすめの食材など、バーベキューにまつわる耳寄り情報をご紹介します。
◇秋こそバーベキューをすべき理由
・熱中症の心配ゼロ
海水浴や渓流での水遊びなど、夏場に水辺のレジャーとセットで行われることが多いバーベキューですが、暑い季節に心配なのはやはり熱中症です。
最高気温が30℃以上の真夏日になると熱中症の発生率が増え始め、35℃を超える猛暑日になると発生率は急増します。ですので、特に真夏のバーベキューには注意が必要となります。
しかも、エアコンのない屋外や、河原やビーチなど照りつける太陽の下で行うことも多いバーベキュー。グリルで火を使うため、さらに暑さは倍増するので危険度もアップします!
暑い場所を避けるため、山奥の渓谷などの涼しいバーベキュースポットに行ったり、日差しを避けるためのテントを持参しても良いですが、たくさんの用具や食材を持っていかなければならないバーベキューの場合、遠方まで出かけたり、さらに荷物が増えるとなるとどうしてもハードルが上がってしまいます。
その点、涼しくなってから行う秋のバーベキューなら安心。
最寄りの河原や公園のバーベキュー場など近場で、最低限の持ち物で楽々楽しむことができますね。
・食中毒の危険も低下
食中毒には、細菌が原因となるもの、ノロなどウィルスが原因のもの、フグや毒キノコのように食品に含まれる毒素が原因のもの、魚介類に寄生するアニサキスのような寄生虫が原因のものなどさまざまな種類があります。
日本の夏はとても高温多湿。そんな環境では、細菌性食中毒の発生リスクが高まります。というのも、食中毒に関わる細菌が最も活発に増殖するのは35℃前後だからです。
秋になり気温が低くなってくると、細菌性食中毒のリスクは低下に向かいますので少し安心できますね。
◇負担を減らして楽しもう!楽々バーベキューのコツ
食材、用具、食器…といろいろ持ち物の多いバーベキュー。「バーベキューなんて焼くだけじゃん?」と無計画に出かけてしまうと、準備や後片付けに予想外に時間がかかって大変な目にあってしまいます。
しっかり下準備をすることで、スムーズにバーベキューを楽しむことができますよ!
・肉は下味をつけて、野菜はカットして持っていこう
お肉は前日に食べやすいサイズに切り、塩コショウしたり、タレなどをまぶして調味しフリーザーバッグなどに入れておきます。味がしっかりしみておいしいだけでなく、ごみを減量できて後始末が楽ですよ!
また、お肉の種類は、焦げ付きにくい赤身がおすすめです。脂身が多いほど焦げやすいため、脂の多い肉を焼くと、網についたススがバーベキューのおいしさを損なってしまいますよ!
また、野菜類も丸ごと持参すると皮やヘタなどのごみが出たり、残ってしまうことが多いです。こちらも、あらかじめ食べやすい大きさにカットして、フリーザーバッグに分けて持参しましょう。
トウモロコシやカボチャ、ニンジンなど火が通りにくい野菜類は、カットしてレンジなどで軽く火を通しておきましょう。調理時間の時短につながり、焦げも防げるため美味しさがアップしますよ。
・炭を置く前にコンロにアルミを敷こう
バーベキューが終わった後のコンロの掃除は結構大変。そこで、コンロに炭を置く前に、2枚重ねにしたアルミホイルを底全体を覆うように敷いておきます。
お肉から垂れた脂による焦げ付きやベタ付きをアルミホイルがブロックしてくれるので、コンロのスス落としや洗浄が楽になりますよ。
・網や鉄板は焦げ付き防止を
網や鉄板には、あらかじめサラダ油をしっかり塗って熱しましょう。
これによって、食材の焦げ付きを防ぐことができるため、美味しくバーベキューを楽しめるだけでなく、後始末も時短・簡単になります!
また、網の上に敷いて使用するバーベキュー用のメッシュマットが市販されており、これがとっても優れモノ。
メッシュの大きさが5ミリ程度と細かいため、食材が身崩れしたり、食材のかけらが炭の上に落ちて焦げてしまう心配もナシ。また、焦げ付き防止加工がされているため、使い終わった後の汚れ落としも、サッとたわしでこするだけで完了します。軽量で持ち運びが簡単で、価格も安価なので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
◇秋のバーベキュー、意外な注意点
気候も良く、快適にバーベキューが楽しめる秋ですが、秋ならではの気を付けたいポイントもあります。
・意外!秋のバーベキューはあの虫に注意!
夏を代表する虫の蚊。しかし、実は、蚊は夏だけではなく、秋にも活発に活動しているとご存じでしたか?
蚊は実は暑さにとても弱く、気温が30℃を超えると活動が鈍ります。確かに、夏場に蚊に刺されるのは夕方から夜が多いですよね。
蚊が最も活発に活動するのは、気温が22℃から30℃の間。なので、秋の場合は、お昼の時間帯にも蚊に注意が必要です。
豊かな自然の中や、緑豊かな公園でバーベキューを楽しむ場合は、秋でも虫よけスプレーや蚊取り線香を持参しましょう。
痒みに悩まされる心配なく、快適なバーベキューを楽しめますよ!
・衛生面にも配慮を!
また、夏に比べて細菌による食中毒の危険は低下するものの、10月ごろまでは安全なバーベキューのためには、引き続き衛生面に配慮が必要です。
食中毒を引き起こす細菌類は、主に生肉に付着しているため、以下のような点に注意しましょう。
・細菌類は10℃以下では活動が鈍り増殖が抑えられますが、常温に戻すと増殖を始めます。肉類はしっかり冷蔵して調理直前までクーラーボックスで保管し、バーベキュー中も外に出しっぱなしにしないようにしましょう。
・肉類は殺菌を兼ねて、しっかり中心部まで加熱して食べましょう。特に、鶏肉はしっかり加熱する必要があります。
目安は、肉の中心部が75℃に達してから、1分以上加熱。肉の色が中まで茶色に変わって、透明な肉汁が出れば十分に加熱された合図です。
・肉類の細菌が、調理者の手や調理器具を通じて、生野菜など加熱せずに食べる食材に付着してしまうと、そこから食中毒になる場合があります。
なので、肉類を触った後は手を良く洗うこと。また、調理用具、特にまな板は、肉とその他の食材で分けましょう。
・肉を焼く時に使ったトングは生肉を触っているため、細菌が付着している可能性があります。焼きあがった食材を取り分ける時には使わないようにしましょう。
・秋を代表する、あの食材に要注意!
また、秋に増える食中毒として気をつけたいのが、毒キノコの被害です。
森の中や公園のバーベキュー場など、近くに木や落ち葉のある場所では、この季節、野生のキノコを見かけることもしばしば。
しかし、身近な食べられるキノコによく似ているが、実は毒をもっているキノコが多々あります。以下に、毎年食中毒が発生している、日本3大毒キノコをリストアップしました。
・ツキヨタケ
小さい時はシイタケに、大きくなるとヒラタケによく似て見えるツキヨタケは、食中毒被害のNo.1キノコです。「ツキヨタケ」という名前は、夜になるとカサの裏側のヒダがぼんやり青く発光することから来ています。
腹痛・下痢・嘔吐などの症状のほか、時には幻覚が見えたり、けいれんが起きる場合もあります。重症の場合死亡することもあるので厳重注意です。
・クサワラベニタケ
ホンシメジ、ハタケシメジなど、シメジ系のキノコと間違えやすいのがクサワラベニタケ。
カサに小麦粉を思わせる粉っぽい臭いがあるのと、裏返すとヒダがピンクがかっています。キノコ狩りのベテランでも見間違うことがあり、シメジとして間違って売られて食中毒が起きた例もあるほどです。
食べると腹痛・下痢・嘔吐などの症状に加え、まれに発汗や呼吸不全など神経系中毒の症状が出ることがあります。
・カキシメジ
ぬめりのある茶褐色のカサとどっしりした存在感がとても美味しそうなカキシメジ。食用のチャナメツムタケにそっくりなため、毎年食中毒が発生します。
やや「くさや」に似た生臭い香りがあるのが判別ポイントですが、キノコ狩りのベテランでも間違えることがある毒キノコです。
食べると、激しい頭痛を伴う嘔吐・下痢・腹痛に襲われます。
なお、「地味な色のキノコには毒はない」「柄が縦に割けるキノコは無毒」「ナスと一緒に調理すれば毒が抜ける」「塩漬けすれば毒が抜ける」「虫が食っているキノコは食べられる」などはすべて迷信です。
専門的な知識がなければ、野生のキノコは見るだけにとどめましょう!
◇秋のバーベキュー、おすすめ食材はコレだ!
・サンマ
秋を代表する魚といえば、外せないのが脂がのったサンマ。バーべキューの炭火で焼き上げれば香ばしさも際立ちそうですね!
サンマ以外にも秋に旬を迎える魚は多く、カツオ、サバ、アジ、マグロなども秋に脂がのって美味しくなるといわれる魚ですので、秋のバーベキューに取り入れてはいかがでしょうか?
なお、屋外で楽しむバーベキューの場合は、タタキのような半生で食べる調理法は向きません。しっかり火を通すようにした方が安心です。
・キノコ
秋が旬のキノコ。知識がないのに野生のキノコを食べるのは危険ですが、道の駅などで販売されている天然キノコがあればぜひ食べてみましょう。
スーパーで見かけるキノコと違い、味に凝縮感があり、口当たりもぷりぷりととてもおいしいですよ!
バーベキューの場合は、網焼きでの調理が基本ですが、小さいサイズのキノコであればニンニクやオリーブオイルと一緒にアルミトレーに入れてアヒージョにしてもよいでしょう。
・さつまいも
秋のバーベキューなら、炭火を利用して作りたいのが焼きいも。
水でぬらして固く絞った新聞紙をいもに巻いて、その上からアルミホイルを巻き付けて炭火の横に置いておきましょう。低い温度でじっくり時間をかけて焼くことで、いもに含まれるでんぷんがしっかり糖に変わって甘みが引き出されます。バーベキューが終了してデザートタイムに入るころにはちょうど美味しく焼き上がりますよ。
ホクホクした昔ながらの焼きいもらしい味わいが好みなら「紅あずま」、滑らかな舌触りに上品な甘さの「シルクスイート」、ねっとりとした舌ざわりと蜜のような甘さが特徴の「安納芋」など、好みの芋を選んでくださいね!
・焼きリンゴ
スーパーに行くと1年中見かけるリンゴですが、自然界での旬は8月から11月ごろ。中でも、焼きリンゴにピッタリの「紅玉」という品種は旬が短く、ちょうど9月下旬から10月下旬にかけてのひと月くらいです。
生で食べると果肉が緻密で酸味が強い紅玉ですが、加熱すると甘みと風味が増すため、焼きリンゴやアップルパイにするのにぴったり。
バーベキューに持って行く場合は、家で芯をくりぬいた紅玉にバターと砂糖を詰めて、アルミホイルを2重にして包んだ状態で持って行きましょう。バーベキューが始まったらコンロの炭火の横に置き、時折向きを変えながら、バーベキューを食べ終わる頃まで加熱すれば、トロトロのとろけるような焼きリンゴが楽しめます。
◇アウトドアにおすすめ!ネオブュル社のノンアルコールシリーズ
コンロ、食材、飲み物、食器類など、何かと荷物が多いバーベキュー。
車を出して荷物を積んでいくケースも多いと思いますが、そんな時に、ドライバーさんに用意してあげたいのは美味しいノンアルコール飲料ですよね!
ネオブュル社のノンアルコールシリーズは、いったん醸造したお酒を、真空蒸留という特殊な方法で32℃という低温で蒸留し、お酒本来の持つ豊かなアロマを守りながらアルコールのみを除きました。
なので、本物のお酒を思わせる味わいを満喫しながら、アルコールは0.0%。
「今日は運転手だから、ノンアルコールで我慢しよう」とは言わせない、本物のビールやワインを思わせる味わいの美味しいノンアルコール飲料です。
ベルギー産のブロンドエールの豊かな香りを堪能しながら、アルコールは0.0%!本格的なベルギービールが満喫できるノンアルコールビールです。
ベリー系の香りにほんのりしたロースト香と、ほのかなタンニンが感じられる、秋にピッタリの赤ワインです。