ワインの違い、知っていますか?3種類をご紹介
世界中には多くの種類のワインがあり、それぞれ個性や特徴があります。
多くのワインを飲むことでその多様性を楽しむことができ、奥深さも感じられるでしょう。
世界中のワイン生産国の中でも特に有名なフランス、イタリア、ドイツのワインについてご紹介します。
ワイン界のリーダー!フランスワインの特徴
ワインの代表的な産出国であるフランスには、ブドウ畑が全土に広がっています。
有名な産地としては、品のいい辛口ワインのアルザス、王族に愛されたシャンパンのシャンパーニュ、ルネサンスの古城が点在する地域にひしめくブドウ畑が多彩なワインを生むロワール、そしてボルドー、ブルゴーニュなどが挙げられます。
フランスでワイン造りが始まったのは紀元前600年頃と言われていて長い歴史があり、1935年に原産地呼称国立研究所を設立し、原産地統制名称法の制定に際して中心的役割を果たしたワイン界のリーダー役でもあります。
フランスワインの味は、繊細で複雑なものが多く初心者にはわかりにくいと感じる場合もあると言われていますが、世界のワイン通をうならせる銘柄がたくさんあるのが特徴です。
多様性が特徴!イタリアワインとは?
イタリアは国土が北から南まで1,000キロメートルもの長さがあるため、同じ国内でも多様な気候が存在します。
また、山も谷もありますので地形によっても気候が大きく変わります。
そのため、全土に広がっているブドウ畑からはそれぞれ違った特徴のブドウが採れ、結果的に多様なワインが造られるようになりました。
このワインの種類の多さ、多様性がイタリアワインの特徴といえます。
イタリアのワイン法はDOCGとDOCがまとめられDOP(保護原産地呼称ワイン)に統合されています。
有名な産地としては、北部ではピエモンテ、ヴェネト、ロンバルディア、中部ではトスカーナ、ウンブリア、マルケ、南部ではカンパーニャ、シチリアなどが挙げられます。
ビールだけではない!ドイツワインの特徴
ドイツはビールが有名ですが、ワインの産地でもあります。
産地の中では最北にあたります。
日照時間も短く、決して気候条件に恵まれた産地ではありませんが、優れたワインを生み出しています。
古代ローマ時代にローマ人がアルプスを越えてブドウを持ち込み、ワイン造りが始まったとされています。
ドイツワインは品質面で四つに分類されます。
一つ目はドイチャー・ターフェルヴァインでドイツ産テーブルワインを指し、許可されたぶどうの品種のみを使用しています。
二つ目は、ドイチェー・ラントヴァインで、いわば地酒のカテゴリーです。
味は辛口、中辛口に限定されています。
三つ目は、Q.b.Aで、生産地域限定上級ワインです。
バーデン、ラインガウ、アールなどの指定13栽培地域のうちの1つの地域内のブドウで造られたワインです。
四つ目はQ.m.Pで生産地限定格付け高級ワインです。
カビネット、アウスレーゼなどの等級があります。