カジュアルに飲むならアルゼンチンのワインがオススメ!アルゼンチンワインの特徴について
以前、MELLOEでは、「実は日本のメインのチリワイン!チリワインの特徴と魅力について」という記事で、チリワインの素晴らしさをお伝えしてきましたが、今回は、チリのお隣アルゼンチンにフォーカス。
アルゼンチンワインの特徴をどんどん掘り下げていきたいと思います。
アルゼンチンワインがオススメな理由とは?
アルゼンチンワインは、ワイン生産国の中ではニューワールドに位置しますが、500年以上前のスペインの入植、イタリアからの移民などにより、ヨーロッパの文化を古くから吸収している土地柄です。
そんなヨーロッパの歴史を引き継ぎながら、昔ながらのオーガニックな栽培方法でワインを栽培します。
アルゼンチンの高地で作られるブドウは気候のため害虫の心配がなく、ほぼ無農薬で作ることができるのも魅力です。
しかし、アルゼンチンではオーガニックであることが当たり前。無農薬栽培だることをわざわざ記載しないボトルが多いことからも、オーガニックへのこだわりが当たり前であることが伺えます。
日本では「酸化防止剤無添加ワイン」が売れてしまうように、添加物に関しては、体に害のないまったくの微量だとしても、嫌気を指す傾向にあるため、アルゼンチンの自然なワインはぴったりと言えます。
アルゼンチン独自の家族経営が引き出している!?
世界の様々なワインが製造会社を母体にし、企業活動の中で作られていきますが、アルゼンチンのワインは家族経営の小さな集団で作られます。この家族経営の良い点はワイン造りの細やかな部分を先祖代々直々に伝え、土台のしっかりとしたワインが安定して作れるということです。
元々、アルゼンチンの人々は探求心のある国民性で、家族ぐるみでも気を抜くことなく、むしろ、小さな集団でしかできない力の入れ方が、ワインにとって功を奏しているのです。
日光と土壌がすごくワインを美味しくしている!
アルゼンチンは十分な日射が得られ、ブドウへ十分なエネルギーを伝えてきて、より豊かな色艶、ボディーと個性を育ちます。
また、土壌は良いブドウが育つ貧しさを持っていて、アンデス地方の広い範囲には赤ワインに最適な小石を含む乾いた砂っぽい土と白ワインに最適な粘土などの緑っぽい土があります。
こうした日光と土壌のおかけで、個性豊かでコクがあり、ヨーロッパ産のワインよりポリフェノール含量が高いワインが完成するのです。アメリカとチリのワインのポリフェノールの含量であれば、アルゼンチンの含量は大幅に多いと言われています。
アルゼンチンはリーズナブル!?
チリワイン同様に、アルゼンチンのワインは、高クオリティでリーズナブルです。
アルゼンチンのワインはカジュアルに楽しむことを中心に作られるため、値段設定も自然にリーズナブルになります。これは家族経営で作るワインが多く、アットホームでお手頃な価格になることも影響しているのかもしれません。
お昼に親しい中の友達と料理と一緒にカジュアルに味わう。カジュアルに似合う品格を持ったワインがアルゼンチンのワインなのです。
2000円あれば、ヨーロッパの同じ価格を優に超える高クオリティなワインが楽しめるとも言われています。
国内消費のためのワインが磨かれてきた歴史がある
肉が主食であるアルゼンチンでは、肉料理と一緒に召し上がる習慣があり、ワインの消費量は非常に多くなっています。
この点が隣国のチリと持っても異なり、チリは国内消費が多くありません。むしろ、国外へワインを運ぶことを想定し、ワイン造りが進められます。
日本の成人1人当たりの年間ワインの消費量はわずか1.9リットルですが、アルゼンチン成人1人当たりの年間ワインの消費量は約く40リットル以上もあるのです。
アルゼンチンワインはどんな味?
赤ワインでは、マルベック、カベルネ・ソーヴィニヨンが栽培され、美しいルビー色で果実味が豊かで力強いのが特徴になっています。
白ワインはシャルドネ、シュナン・ブラン、トロンテス・リオハーノなどが栽培され、凝縮感のある調和のとれたものが多いのが特徴です。
赤ワインは渋みが少ないマルベック、白ワインは果実味が高いトロンテス・リオハーノが有名です。
最後に
以上、アルゼンチンワインの特徴について掘り下げてきましたが、いかがだったでしょうか?アルゼンチンワインをまだ試したことないという方は、ぜひ、この機会にぜひ試してみて下さい。