イタリアのピエモンテ州の地方料理8選
ピエモンテはイタリアの州。そして、州都はあのトリノです。
トリノはイタリア第四の都市、日本で言えば、福岡市や仙台市と言えます。
MELLOWでは、以前に「すぐ分かる「ピエモンテ」!ワインでよく聞く「ピエモンテ」って何?」
イタリアの最北西に位置するピエモンテは、最上の黒ブドウ品種のネッビオーロ、よく栽培されるバルベーラが有名です。ネッビオーロ品種で造られる「イタリアワインの王」と呼ばれるバローロ、「イタリアワインの女王」と称されるバルバレスコといったワインを生んでいるのも、ピエモンテです。
今回は、そんなピエモンテ州の地方料理をご紹介していきたいと思います。
カルネ・クルーダ・バットゥータ
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カルネ・クルーダ・バットゥータ(Carne Cruda Battuta)は、生の牛肉をきざんだタルタルになります。タルタルとは、フランス語の「生の」と言う言葉を意味します。
ペペローネ・リピエーノ
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ペペローネ・リピエーノ(Peperone Ripieno)は、ツナやケッパー(ウチョウソウ科の落葉低木で香葉に用いられる)などを詰め物にしたピーマンになります。ピーマンはピエモンテ州の名産物です。
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上の写真のようなピーマンの詰め方もあります。包み込むピーマン自体に創意工夫を凝らすと、作る人によって、見た目が変わります。
ヴィテッロ・トンナート
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ヴィテッロ・トンナート(Vitello Tonnato)は、仔牛の薄切りとツナのソースを合わせた料理です。
バーニャ・カウダ
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日本でも食事の定番となったバーニャ・カウダ(Bagna Cauda)。バーニャ・カウダは、ニンニクやアンチョビーが入った熱いオリーブオイルのソースにスティック状に切った生野菜を浸して食べる料理です。
タヤリン
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タヤリン(Tajarin)は、卵黄と小麦粉で作る細切りの手打ちパスタです。肉のラグーソースやバターとチーズで食べます。
アニョロッティ・デル・プリン
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アニョロッティ・デル・プリン(Agnolotti del Plin)は、肉の詰めものをした小ぶりのラヴィオリです。ラビオリは、小麦粉を練って作ったパスタ生地の間に、挽き肉やみじん切りにした野菜やチーズなどの食材を挟み、四角形に切り分けたパスタのことです。
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お洒落に盛り付けると、また見た目も華やかになりますね。
カルペ・イン・カルピオーネ
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カルペ・イン・カルピオーネ(Carpe in Carpione)は鯉のマリネです。マリネとは、魚や肉を、香味料を加え酢・油に漬けた料理です。
ブラザート
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ブラザート(Brasato)は、牛肉をタマネギ、ハーブ、赤ワインとともにマリネして、煮込んだ料理です。ブラザートとは、ふたをして弱火で長時間蒸し煮込みをする調理法を言います。
最後に
ピエモンテ州の料理を見てきましたが、バーニャ・カウダがあったことを初めて知った方もいるかと思います。日本でお馴染みとなっている料理のルーツを知ると、より料理に関して、理解が深まります。
ワインは現在の産地や原産地を大切な知識と捉える方もいますが、その視点を料理に向けてみると、面白い発見がたくさんあります。ぜひ、今回の記事も参考にしてみて下さい。