【グリューナー・ヴェルトリーナー】ライトボディ白ワインの種類:オーストリア
グリューナー・ヴェルトリーナーの概要
グリューナー・ヴェルトリーナーはシュタイヤーマルクを除く全てのオーストリアのワイン産地で広く栽培されているオーストリアの白ワインを象徴するブドウ品種です。
軽く、いきいきとした飲み口の白ワインで、様々なフードとマッチするバランスの良さが特徴的です。
汎用性があり、飲みやすくて、オーストリアを感じれる白ワインと覚えておきましょう。
<料金相場>…1本1100円~5500円
グリューナー・ヴェルトリーナーの味の特徴
果実味…トロピカルフルーツのようなフレッシュでいきいきとした果実味を感じることができます。
ボディ…ボディはライトボディです。
※ボディとは、口の中で感じられるワインの重み・コクのこと
甘味…すっきりとした辛口
酸味…酸っぱさを感じることができます。
アルコール度…12.5%~13%
グリューナー・ヴェルトリーナーの2つのスタイル
グリューナー・ヴェルトリーナーは、味わいによって、大きく2つのタイプに分けることができます。
軽くていきいきとした味わい…もっともよく目にする手ごろな価格のワインで、強い酸味と素朴なメロンやライムのようなアロマです。DAC認定ワインは、ラベルにClassic/クラシークと表記されています。
コクと果実味のある辛口…辛口でハチミツとリンゴ、スモーク、マンゴー、そして、白コショウのアロマが特徴です。DAC認定は、Reserve/レゼアヴェと記されています。ヴァッハウ産(ユネスコの世界遺産に登録されて場所でドナウ渓谷の中に位置する)のワインラベルには、Smaragd/スマラクトと記されています。
グリューナー・ヴェルトリーナーのアロマ
第1アロマ…黄リンゴ、青い洋梨、サヤインゲン、チャービル(セリ科シャク属別名フレンチパセリ)、白コショウ
第2アロマ…酵母
第3アロマ…ナツメグ、バニラ、グラハムクラッカー
グリューナー・ヴェルトリーナーに感じられるメロンとグレープフルーツのアロマは、芳香化合物の一種であるリオールに由来します。チオールは、フランスやニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン、イタリア北部のピノ・グリージョなど、冷涼な気候で造られるワインによく見られます。
グリューナー・ヴェルトリーナーの美味しい飲み方
<美味しく飲めるグラス>…白ワイン用のグラスがおススメ。
<美味しく飲める温度>…3~7℃。よく冷やして飲む。冷蔵室に入れましょう。
<美味しく飲める期間>…一般的に最長2年保存が利きます。
グリューナー・ヴェルトリーナーに合う料理
生姜、青ネギ、ワサビ、柚子など、香りの強い食材、豆腐などの日本料理にぴったりです。
また、生ガキをはじめとする二枚貝、寿司、ゆでたロブスター、焼き魚、魚のフライにも合います。しっかりと焼かれた豚バラ肉、仔牛の煮込み、鶏、スモークしたタンなど、肉類にもぴったりです。
グリューナー・ヴェルトリーナーは、アジア料理をはじめとしたスパイスが強く味の濃い料理にも、ぴったりと合い、和に寄り添う日本的なワインと言えます。