【バーでよくあるワインカクテル17種】ワインカクテルの名前と種類を覚えよう!
ワインのカクテルってどんなものがあるの?
今日は、そんなワインカクテルの基礎を押さえたい方のために、ワインカクテルで定番の17種類のカクテルについて掘り下げていきます。
1、アディントン
2、アドニス
3、アメリカン・レモネード
4、カーディナル
5、キール
6、キール・ロワイヤル
7、シャンパン・カクテル
8、シンフォニー
9、スプリッツァー
10、ソウル・キッス
11、バンブー
12、ピーチ・レディ
13、ベリーニ
14、ベルモット・アンド・カシス
15、ミモザ
16、ローズ
17、ワインクーラー
カクテル名は知っているのにワインが入っていることを知らなかったり、そもそもどんなカクテルか想像できないものまであるかもしれません。それでは、1つずつ見ていきましょう。
1、ミモザ
オレンジジュース(40ml)を注ぎ、その後に同じ分量のシャンパン(40ml)を注ぎます。アルコール度数は約8度になります。
2、ワイン・クーラー
冷やしたワイン(85ml)を注ぎ、次にオレンジジュース(25ml)を注ぎ、グレナデン・シロップシロップ(10ml)、最後にオレンジ・キュラソー(10ml)を注ぎ、ステア(軽くかき混ぜる)します。
オレンジ・キュラソーとはオレンジの果皮で風味を付けた、香りの強い甘いリキュールです。
夏に相性の良いカクテルで、爽やかな赤色をしたカクテルです。使用するグラスはシャンパン・グラスになります。アルコール度数は約12度になります。
3、アディントン
ドライ・ベルモット(30ml)にスイート・ベルモット(30ml)と氷を注ぎ、軽く混ぜて、冷やしたソーダで満たしていきます。
ドライ・ベルモットは、白ワインを主体とし、ニガヨモギなどの香草やスパイスを配合して作られるフレーバードワインで主にフランス産になります。。
スイート・ベルモットは、ドライベルモットに比べて甘口で、イタリアのピエモンテ地方等で主に作られていたため イタリアン・ベルモットとも呼ばれています。
使用するグラスは、オールドファッションド・グラス(梅酒やウイスキーを入れるようなグラス)で、アルコール度数は約14度、食前に頂くカクテルです。
4、アドニス
氷を入れたミキシング・グラス(カクテルを混ぜるための大き目のグラス)に、ドライシェリー(55ml)、スイート・ベルモット(25ml)、オレンジ・ビターズを入れ、最後にカクテル・グラス(小さな逆三角形型のグラス)に注ぎます。
ドライ・シェリーとは、高アルコール度の蒸留酒を加えて、アルコール度を高めたワインです。
オレンジ・ビターズとは、オレンジの皮を原料とする苦味の強いアルコール飲料です。
琥珀色に輝く重厚感溢れるカクテルで、食前に頂きます。アルコール度数は約16度。
5、アメリカン・レモネード
レモン・ジュース(40ml)と砂糖(ティースプーン3杯)を注ぎ、軽く混ぜた後に赤ワインを注ぎ、赤ワインが上に浮くようにしたカクテルになります。
下層が白く、上層が赤く、その色合いの対比が綺麗なカクテルで、アルコール度数は約3度、女性にとって飲みやすいカクテルです。
使うグラスはコリンズ・グラスで、コリンズ・グラスは普通の縦長円筒のコップよりもやや細めの形をしたグラスになります。
6、カーディナル
冷やした赤ワイン(120ml)とクレーム・ド・カシス(30ml)をワイン・グラスに注ぎ軽く混ぜます。
クレーム・ド・カシスは、クロスグリを原料とした、甘味の強い深紫色のリキュールです。アルコール度数は約15度。美しい深紅のカクテルで、しっかりとしたカシスの甘さが感じれます。
7、キール
冷やした白ワイン(グラス5分の4)にクレーム・ド・カシス(グラス5分の1)をシャンパン・グラスに注ぎ、軽くかき混ぜます。
ブルゴーニュ地方の都市であるディジョンのキール市長が考案したことからキールと名付けられています。
辛口白ワインと甘いカシスが絶妙なコンビネーションを織り成します。食前のカクテルでアルコール度数は約14度です。
8、キール・ロワイヤル
シャンパン(グラス5分の4)とクレーム・ド・カシス(グラス5分の1)をシャンパン・グラスに注ぎ、軽くかき混ぜます。
キールが白ワイン、キール・ロワイヤルはグレードが上がって、シャンパンを使っているということです。
シャンパンのおかげで爽やかな発泡感が生まれ、食前酒として最適と言われています。
9、シャンパン・カクテル
角砂糖をシャンパン・グラスに入れ、アンゴスチュラ・ビターズ(約1ml程度の少量)をしみ込ませて、冷やしたシャンパンをグラス一杯に注ぎます。
アンゴスチュラ・ビターズは、リンドウやハーブ、スパイスから作られた苦味酒で、バーには必ず置くべきお酒と言われています。
角砂糖がシャンパンの中で解けていくロマンティックな視覚と、甘辛のマッチした味を堪能できます。アルコール度数は約15度です。
10、シンフォニー
氷を入れたミキシング・グラスに白ワイン(45ml)、ピーチ・リキュール(30ml)、グレナデン・シロップ(ティースプーン1杯)とシュガー・シロップ(ティースプーン2ハイ)をかき混ぜて、カクテルグラスに注ぎます。
見た目は細身のカクテル・グラスの中に、光沢感のあるピンクが広がり、まさにエレガント。甘口で口当たりがよいカクテルです。アルコール度数は約14度、お酒の強い女性にはオススメです。
11、スプリッツァー
冷やした白ワイン(60ml)をシャンパン・グラスに注いで、ソーダで満たして、軽く混ぜるカクテルです。
ドイツ語で「弾ける」という意味のスプリッツェンが語源と言われています。
見た目も口当たりも爽やかで、食欲を抑える食前酒として飲まれます。アルコール度数は約5度です。
12、ソウル・キッス
シェーカーにドライ・ベルモット(30ml)、スイート・ベルモット(30ml)、デュボネ(15ml)、オレンジ・ジュース15mlと氷を入れて、シェークして、カクテル・グラスに注ぎます。
デュボネは、赤ワインにキナの皮を漬け込み、樽で熟成することで製造されるお酒です。
ソウル・キッスはアルコール度数は約13度、食前に飲むカクテルになります。
13、バンブー
氷を入れたミキシング・グラスで、ドライ・シェリー(55ml)、ドライ・ベルモット(25ml)、オレンジ・ビターズ(約1ml程度の少量)を軽く混ぜて、カクテル・グラスに注ぎます。
キリッとすっきりしたストレートで辛口なカクテルです。アルコール度数は約16度。「バンブー=竹」という和の響きがありますが、発祥は明治頃の横浜ニューグランドホテルと言われています。
14、ピーチ・レディ
シェーカーに白ワイン(65ml)、ピーチ・リキュール(5ml)、ストロベリー・シロップ(5ml)、牛乳(5ml)と氷を入れて、シェークし、カクテル・グラスに注ぎます。
フェミニンなカクテル・グラスに、ミルキーかつピンキーな煌きのある色合い、まさに、ピーチ・レディと呼ぶにふさわしい見た目で、味わいも口当たりがまろやかで、女性にぴったりです。アルコール度数は約8度になります。
15、ベリーニ
ピーチ・ネクター(グラス3分の1)とグレナデン・シロップ(約1ml程度の少量)をシャンパン・グラスに入れ、スパークリングワインを注ぎ、軽くかき混ぜます。
生の白桃を用いてより果実感を出して作ることもあります。アルコール度数は約10度になります。
16、ベルモット・アンド・カシス
ドライ・ベルモット(約60ml)とクレーム・ド・カシス(15ml)をタンブラーに入れて、ソーダ(適量)を注ぎ、軽くかき混ぜます。
フルーティーな甘酸っぱさがほどよく、フランスでは食前酒として親しまれています。アルコール度数は約13度になります。
17、ローズ
氷を入れたミキシング・グラスでドライ・ベルモット(40ml)、キルシュワッサー、ラズベリー・シロップ(ティースプーン1杯分)を軽くかき混ぜて、カクテル・グラスに注ぎます。
カクテルの色はまさに薔薇色で、ラズベリーを含んださっぱりとした味わいとフルーティーな香りが魅力です。アルコール度数は約20度と高め。
今一度、用語のおさらい
カクテルの名称だけでなく、カクテルの材料の用語をもう一度、おさらいして、知識をより深めていきましょう。
オレンジ・キュラソー
オレンジ・キュラソーとはオレンジの果皮で風味を付けた、香りの強い甘いリキュールです。
ドライ・ベルモット
ドライ・ベルモットは、白ワインを主体とし、ニガヨモギなどの香草やスパイスを配合して作られるフレーバードワインで主にフランス産になります。。
スイート・ベルモット
スイート・ベルモットは、ドライベルモットに比べて甘口で、イタリアのピエモンテ地方等で主に作られていたため イタリアン・ベルモットとも呼ばれています。
ドライ・シェリー
ドライ・シェリーとは、高アルコール度の蒸留酒を加えて、アルコール度を高めたワインです。
オレンジ・ビターズ
オレンジ・ビターズとは、オレンジの皮を原料とする苦味の強いアルコール飲料です。
コリンズ・グラス
コリンズ・グラスは普通の縦長円筒のコップよりもやや細めの形をしたグラスになります。
クレーム・ド・カシス
クレーム・ド・カシスは、クロスグリを原料とした、甘味の強い深紫色のリキュールです。アルコール度数は約15度。美しい深紅のカクテルで、しっかりとしたカシスの甘さが感じれます。
アンゴスチュラ・ビターズ
アンゴスチュラ・ビターズは、リンドウやハーブ、スパイスから作られた苦味酒で、バーには必ず置くべきお酒と言われています。
デュボネ
デュボネは、赤ワインにキナの皮を漬け込み、樽で熟成することで製造されるお酒です。
最後に
以上、ワインカクテルについて、ピックアップしてきました。
ワインカクテルの名称を聞いて、どんなカクテルなのかをイメージするためには、カクテルで使われているワインやリキュールの名前だったり、作り方や使うグラスなど、いろんな事を覚えていかないといけないことがご理解頂けたかと思います。
一気に覚えずに、最初は感覚的に楽しむことを優先して、ワインカクテルの知識に触れて、深めていくようにしてみて下さい。