【知っておきたい味付けのコツ】野菜炒め、炊き込みご飯、煮物を美味しくする方法
ちゃんと作っているはずなのに、なんか毎回思った感じと違う…
・野菜炒めがベチャベチャになる…
・炊き込みご飯が水っぽい…
・煮物の味が染み込まない…
何度も失敗しているということは、自分の中で気づけていないポイントがあるということ。料理のすべての原理を押さえるなんて難しいですし、たまたまある料理のあるポイントが抜けているなんて、誰にでもあることです。
ということで、今回は、失敗しがちな野菜炒め、炊き込みご飯、煮物の味付けのコツを解説していきます。
これで、ズレが一発で解消される方もいるはずです。それでは、さっそく説明していきたいと思います。
野菜炒めの味付けのコツ
野菜炒めの味付けは最後にすべし
ヘルシーでジューシーで食べやすい野菜炒めは、男性にも嬉しい一品。
野菜炒めは野菜を炒めるだけと思ったら大間違いです。気をつけるべきは、加熱によって中から水分が流れているという点。
加熱中に塩分のある調味料を加えると、脱水作用が促進されてしまって、水分が大きく抜けることになります。
すると、フライパンの中に水が多くなりますから、ベチャベチャした野菜炒めができるわけです。水と調味料が合わさり、味付けも思ったより薄く感じます。
なので、野菜炒めは作り終わりに合わせ調味料と塩こしょうで味付けをするようにしましょう。
炊き込みご飯の味付けのコツ
米の吸水を阻害する調味料対策をすべし
たまに食卓に並ぶとテンションがすごくアップする炊き込みご飯。でも、芯が残ったり、水っぽくなってたりしたら、せっかうの豪華なご飯も台無しです。
白飯はそのまま炊きますが、炊き込みご飯は、味付けをしますよね。実は調味料を加えると、米の吸水は阻害されます。
なので、まずは、ご飯を十分に吸水させることがポイントになります。
また、足そうとする調味料と同じ分量だけ、炊飯器から水を捨てて下さい。これで水分の調整がぴったりになります。
そして、調味料は炊こうとする直前に入れるようにしましょう。
煮物の味付けのコツ
煮物は煮た後に寝かせるようにすべし
煮物が美味しくなるかどうかは、味をよくしみこませられているかどうかの一点が非常に重要になります。
そう考えると、具材が一番しみ込みやすいタイミングで味付けをするのがポイントになります。
食材はいったん沸騰すると、内部で水分が気化して、沸騰を止め温度が下がり始めると、外部からの圧力をより受けやすくなります。
そこで、味付けという圧力を加えるんです。煮物の味は冷える時に仕込みやすいんです。
肉じゃが、筑前煮、黒辛の煮ころがし、ふろふき大根などは、沸騰後5分ほど置き、寝かせてから、味付けをするようにをしましょう。
最後に
以上、野菜炒め、炊き込みご飯、煮物を美味しくする味付けのコツについて解説していきました。食べ物を美味しく味付けする際は、「調理における食材の状態変化」を常に考えなければいけません。
少しずつでも覚えていけば、自分で考えて、アレコレとチャレンジし、自分なりの説明書を作ることができます。ぜひ、今回の記事も参考にしてみて下さい。