これであなたもワインコメンテーター!ワインの味わいの表現ワード9選
ワインを飲んだ後の味の表現、皆さんも困っていませんか?
ワインは奥深しく小難しく、格式高く気軽には語るべきではないような雰囲気すらありますよね。
でも、まずは、実際は自分なりの尺度を大事にしましょう。
自分で感じた本当のことを大事にしたうえで、ワインの世界の常識にフォーカスしてあげましょう。
「仕方ないから、ワインの世界に合わせてあげよう!」くらい肩を抜いていいんです。
そこで、今回はワインの味ワインの表現で、これだけは知って欲しいという9つの表現について説明していきます。
1、重い
酸味が少なくて濃厚で、アルコール度数の高いずっしりとした味わいのときに使われます。
2、軽い
濃度やアルコール度数が低く、飲みやすい味わい。一般的に若い(作られて間もない)状態で飲むと、この表現を使うことが多くなります。
3、渋味
タンニンによって、口の中が収縮するような感覚になると、この表現を使います。タンニンは赤ワインに多く含まれるので、タンニンが話題になるのは、赤ワインを飲む時です。若いほどタンニンが多く、熟成とともにタンニンのが少なくなります。なので、「若いのに、渋味が抑えられていて滑らか」などという表現をする機会もあるでしょう。そもそもタンニンが自分の舌や喉にとってどのような相性なのかを語るのも良いでしょう。
4、果実味
成熟した果実のまろやかさが感じられる様子。白ワインでは、レモンのような酸味とヨーグルトのような酸味に大きく分けることでき、レモンのような酸味であれば、レモンはフルーツですからフレッシュでフルーティーと表現することができます。ヨーグルトのような酸味であれば、乳製品のような口当たりとソフトな感覚になりますから、「ふくよか」という表現をしましょう。
5、若々しい
フレッシュな果実の風味が感じられる状態です。若い状態で飲めるワインでよく使われます。さっぱり爽快感を感じることができたら、若々しいと表現しましょう。
6、力強い
コクや濃度が感じられる状態です。果実味、酸味、渋味のすべてが豊かで、口当たりから頑丈な印象を受けた時はこの表現です。力強い、頑丈ということから、ボディが強いという言い方もします。
7、ボディ
ワインの骨格。人間でいうところの痩せ型、マッチョのような感じがワインにもあるといことです。人間の骨格は、筋肉と骨、ぶつかったときの感覚は、その人間がぶつかったときの筋力やスピードが影響しますよね、ワインの場合は、コクや重み、熟成度が口にどのようにぶつかるかで変わってきます。
8、なめらか
上品でキメの細かい口当たりや舌触りを表現する言葉。シルクのきめ細かさを比喩として、「シルキー」と表現することもあります。
9、余韻が長い
ワインを飲み込んだ後に、ずっと香りが残っていると感じるときにこの表現を使います。上質なワインほど、余韻が長くなります。
ソムリエの話が聞きやすくなる!自分の感覚と照らし合わせるのも面白い
以上、ワインの9つの表現でした。ワインを飲んで、自分が抱いた感想から、それに近い意味を持った表現を口にしてみましょう。また、ソムリエの話もすごく理解できるようになります。自分が使った表現とソムリエが使った表現をすり合わせていくと、ワインの表現力をどんどん高めることができます。
ワインの解説を聞きながら、自分の感じたことと、ソムリエの感じたこととの違いなどにも注目しましょう。表現に困った時は「バランスがいい」「料理とよく合う」「自分の舌にはしっくりくる」等を使えば、大丈夫。まずは、本心で本気で味をたしなむことを大事にしていきましょう