5000円以下のワインの選び方
ワインは多種多様、一様ではないので「選ぶ」のも難しい飲み物です。ワイン選びには予算が付きもの。今回は、多くの人にありがちな「予算5000円以下」のケースのワイン選びを想定して、ワインの選び方をお伝えしていきたいと思います。
予算5000円以下で重めの赤ワインなら…
濃厚な赤ワインは値段も張る傾向にありますが、リーズナブルに留めるなら、新世界(ニューワールド)の産地を選ぶのがオススメです。特にチリ・オーストラリア・アルゼンチンはおススメです。新世界とは、フランス・イタリア・スペイン・ドイツの旧世界に対して、後進的にワインが発展した国で、アメリカ、チリ、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチン、南アフリカ、カナダ、そして日本が該当します。
予算5000円以下で濃厚な赤ワインなら、チリのカベルネ・ソーヴィニヨン、オーストラリアのシラーズ、アルゼンチンのマルベックなどがおススメです。
予算5000円以下で軽めの赤ワインなら…
軽めの赤ワインは、フランスのガメイや日本のマスカット・ベリーAのワインを選ぶと良いでしょう。程よい渋味で強過ぎずに、ほんのりと甘味を感じることができ、赤ワイン独特の複雑味が苦手な方でも飲みやすいです。
また、1日の温度差が激しいニュージーランド産のピノ・ノワールは他の産地のピノ・ノワールよりも果実味があり、まろやかさを感じることができるため、とてもワインが苦手な方にもオススメです。
予算5000円以下で甘口の白ワインなら…
心地よい酸味が含まれ、飽きが来ないドイツの甘口ワインがオススメです。カナダの寒冷地で作られるアイスワインも、一般的なワインにはない強い甘みと酸味をもっていて、デザートワインとしても非常にハイスペックです。
フランスのアルザス地方で遅摘みブドウを使って造られる白ワインも程よい甘味が心地良い飲みごたえを与えてくれます。「ヴァンダンジュ・タルディヴ(Vendanges Tardives)」が「遅摘み」を意味する主にフランスのアルザス地方で認められている甘口ワインのラベル表記になります。
予算5000円以下で辛口の白ワインなら…
低予算高品質の辛口白ワインはニュージーランド産がオススメです。ニュージーランドの名産地マールボロ地区で造られるソービニヨン・ブランの白ワインは世界標準と言わしめるhど鮮烈なハーブの香りとエッジの効いた果実味があるので、何度も飲みたくなるワインを選ぶことができます。その他にも、チリのシャドルネやドイツのリースリングもオススメです。
最後に
低予算でもフランスやイタリアのワインはたくさんありますが、良い個性を持った新世界のワインなどがとてもオススメだということが分かるかと思います。新世界のワインはぐんぐんと成長を遂げているほか、歴史的な重み付けがない分、お手軽な値段で高品質なワインを味わうことができます。ぜひ、今回の記事も参考にしてみて下さい。