秋の味覚!さんまとワインのマリアージュって?
秋の味覚の代表格といえるさんま。さんまは秋刀魚と書きますよね。「秋に刀を入れ、味わう魚」であるさんまは、まさに秋には絶対美味しく頂きたい味覚の一つです。
今回はさんまとワインのマリアージュについてご紹介していきます。皆さんの好きな食べ合わせを見つけて、幸せな食欲の秋を満たしていきましょう。
さんまの味や特徴って?
秋のさんまは北の海でたくさんの餌を食べているので脂が乗っています。旬である秋と他の季節のさんまの圧倒的な違いは「脂の乗り」だったんです。
特に焼き魚で味わう場合は、この脂の乗りが味を大きく変えます。魚が苦手な人は、内臓を取り除くだけでも食べやすさがかなりアップします。
普通の魚の場合は調理前の下処理で取り除いてしまう「わた」が美味しく食べられることも、さんまならではの魅力です。さんまの栄養素の多くは、主に脂や肝にありますから、わたをおいしく食べれば、体も元気になります。
さんまの刺身の場合はどう合わせる?
脂肪があって味のボリュームがある程度あるので、 酸の効いた白ワインよりも、ややボリュームがあって酸味と果実味のバランスのよい白ワインがオススメです。
たっぷりのおろしショウガで食べるとかなり美味しく身が締まっていて、歯ごたえがあります。ですから、赤ワインで合わせるのも良いです。ただし、味が濃く渋みが強い赤ワインは、さんまの旨みをかき消す主張をしてしまいます。赤ワインにする際は、ライトなボディのワインを選択しましょう。
さんまの塩焼きの場合はどう合わせる?
白ワインは無難にさんまと合わせることができます。
フレッシュでさっぱりした味わいなら、さんまの味を主役に秋の味覚として存分に楽しめます。
クセがない白のさっぱりしたワインは、ワイン通からすれば物足りない部分があるかもしれませんが、さんまのアシスト役としては最高です。
塩焼きにレモン、かぼすやすだちなどの柑橘類の果汁をかけてさんまを食べるのが好きな方は、さらにワインとのマリアージュがしっくりくるでしょう。
また、さんまの臭みを消し、こげ感や内臓の苦味とマッチさせるには、スパイシーな赤ワインを選択するのも、すごくオススメです。
さんまの塩焼きは、醤油で食べるならタレ感が出るので、赤が良いですし、塩ならどちらでも美味しくなります。塩はミネラル感があり、それがワインの味と繋がるのです。
さんま食べれば、「贅沢の秋」を満喫できる!
秋は食欲の秋だけでなく、読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋など、いろんな楽しみに手を出したくなる欲張りな季節です。まさに贅沢の秋ですよね。
そこで、大事なのが秋を満喫する気力と体力。さんまは、血液をサラサラにしてくれるEPA、頭にいい栄養素として知られるDHAが豊富で、貧血予防にもなるビタミンB2は、一般的な魚に比べて3倍以上もあります。眼精疲労に良いとされるビタミンA、体の骨格を支えるカルシウム、栄養吸収を助けるビタミンDなど、体に良いことこの上ない味覚なのです。
さんまを食べれば、他の秋の楽しみも独り占めすることができるでしょう。
最後に
以上、秋の味覚、さんまとワインのマリアージュについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
ぜひ、さんまを楽しむ際は、参考にしてみて下さい。