ビーフシチューが劇的に美味しくなる赤ワインの使い方
実はお肉を柔らかくするのは、赤ワインの役割じゃありません
ビーフシチューを作る際に、赤ワインを「お肉を柔らかくするため」に入れている方はいませんか?
実は、赤ワインが牛肉を柔らかくするのはプラスアルファ的な役割しかなく、ビーフシチューで期待できる赤ワインの役割は、「赤ワインに含まれるタンニンが、肉の臭みを消し、風味を良くする」ということなんです。
赤ワインに「酢+タマネギ+キウイ+ヨーグルト」で、お肉はまるで洋食屋
赤ワインとプレーンヨーグルト、角切りにしたキウイを、お肉が隠れるくらいの量を目安に漬けて、冷蔵庫で一晩寝かせれば、劇的に美味しいビーフシチューが完成します。
酢・ヨーグルトはどんな動物のお肉でも、適度な酸性の食材であれば、肉本来の酵素の活動が活発になり、繊維がほぐれ、みずみずしくなるんです。
ただし、酸性が強すぎる場合は、表面が白く変質してしまいます。
そこで、ポイントになるのが、ワインを混ぜるということです。
キウイの角切りのかわりに、パイナップルやパパイヤを代用しても構いません。
パイナップルであれば、スーパーやコンビニにカットフルーツがよく売ってありますよね。
時間がある方は一晩、時間がない方は約2時間、薄いお肉なら15分程度を目安にトライしてみて下さい。
赤ワインの酸味が気になる方は、砂糖少々入れて好みの味に調整する
赤ワインはビーフシチューの味を深く濃厚なものにして、香りを良好にしますが、赤ワインの持つ酸味が加わるため、味が気になる方がいるかと思います。
ビーフシチュー甘党の方は、砂糖を少々加えて、味を調整すると、好みの味に仕上がります。
圧力鍋を使って、短時間でトロトロのビーフシチューに
ワインを漬け込む時間を長くしたり、ワインの量も多めに使えれば、ベストなのですが、時間やコストを考えると、時短で安く仕上げたい時もありますよね。
そんな時に便利なのが圧力鍋です。
少しの赤ワインを使って圧力鍋で一気にお肉を柔らかくするのはやっぱり合理的で、コスパも抜群です。
飲むためにワインを買っていて、そのワインが余ったという場合はかなり使えそうですね。
圧力鍋がある方にはおススメです。
牛肉に焼き色が付いたら、赤ワインを入れる
漬け込む時には、ワインは少量で、酢、タマネギ、キウイ、ヨーグルトを駆使して、焼き上げるときに、赤ワインを使うと良いでしょう。
赤ワインを多めに使えると良いですね。
分量が半分になるくらいまでよく煮詰めることがポイントです。
それによって、ソースにコクが出ます。
最後に:赤ワインと牛肉の相性を楽しんで下さい
以上、ビーフシチューが劇的に美味くなる赤ワインの使い方をご紹介してきました。
特定のビーフシチューを目指すレシピ記事ではありませんし、好みが人それぞれですので、分量などは明記していませんが、方法としては美味しくなりますので、分量はご自身の好みに合わせて微調整してみて下さい。
料理レシピ投稿サイトなどには、いろんな方がいろんな味付けのレシピがアップされているため、今回のビーフシチューメソッドを照らし合わせながら、チェックすると、より確実に美味しい自分好みのビーフシチューを作ることができると思います。
牛肉と赤ワインのベストマッチを、ぜひ、楽しんで下さい。