ホームパーティーでの上手なワインの振る舞い方。ワインの冷却法。
ホームパーティーでワインを振る舞う時、大事なのは温度ですよね。
通常ワインは涼しくかつ暗い場所で保管されることがベストとされています。
しかし、パーティーの前は、もちろんワインは出しっぱなしになります。ワインを出すのが早すぎると、ワインが室温に触れることになります。一般的にワインは18℃以上の温度で保管すべきではなく、理想の温度は15℃とされています。
そこで、今回はホームパーティーが始まる寸前のワインの冷却法から、パーティーが幕を開けたときのマナー、ワインの振る舞い方について、お伝えしていこうと思います。
ホームパーティーが始まる2~3時間前
パーティーが始まるまで、2時間以上の余裕を持っているのであれば、適温になるまで、冷蔵に入れておきましょう。
ホームパーティーが始まる1時間前
ワインクーラーに氷水を入れ、そこにワインボトルを注ぎ、冷却します。これは冷凍庫と同じぐらいの効果があります。見た目にも、いよいよパーティーが始まる雰囲気になってきて、気分も高まるはずです。
また、冷水のしみ込んだキッチンタオルをボトルに巻き付けるのも有効的です。
ワインを振る舞うまで1時間を切っている場合
パーティーの準備に必ず余裕があるとは限りませんよね。仕事が終わって急いで帰宅したけれど、パーティーまですでに一時間を切っている。
そんな時はワインクーラーに冷水と氷を半分ずつ入れて、一つかみの塩を投入しましょう。塩を入れて冷却するというのは、理科の実験でもやったことがある人はいると思います。塩には急激に温度を下げる作用があります。
いざ、パーティーが幕開け!参加者からワインを頂いたら…
パーティーにやって来た人が、ワインをプレゼント。よくありますよね。
せっかく貰ったワインを、その日に開けるべきかどうか、迷ってしまいますよね。
プレゼントを貰ったことを喜び、感謝を伝えた後に、参加者にそのワインを今日開けた方が良いのか、アドバイスや要望を聞きましょう。
ただし、貰ったワインがどうしても料理と合いそうにない場合は、「せっかく頂いた素敵なワインなのに、このワインに合わせる料理を用意してなくて…今度は、このワインに合わせた料理を作るパーティー開きますね」というように、相手を配慮して答えるようにしましょう。
シャンパンやスパークリングを貰った場合
相手側の素晴らしい配慮で、十分に冷えたボトルを頂いた場合は、すぐに開けましょう。食前酒として出しましょう。
冷えていない場合は、次の機会のお楽しみです。前菜にマッチしそうなのであれば、急速に冷却します。
甘口の場合は、冷蔵庫に入れて、デザートを出すタイミングで一緒に頂くようにしましょう。
ホームパーティーでワインを出す順番
数種類のワインを飲む場合、ワインを出す順番が非常に重要になります。
食前酒にスパークリングワインを出すことはよく知られていますよね。
基本的には、はつらつとした軽やかなワインから、重厚感のある力強いワインへシフトして出していくことになります。
辛口の発泡性ワイン→辛口の白ワイン→濃厚な白ワイン→軽めの赤ワイン→濃厚な赤ワイン→甘口ワインと覚えておくと良いでしょう。
極甘の後に辛口になったり、食事の初めに重厚感のあるワインを振る舞うのはNGになります。
ワインの注ぎ方・渡し方
まず、自分のグラスにワインを注ぎ、コルクの欠片が入っていた場合の除去を行い、ワインに問題ないか味見をしましょう。
ワインを注ぐ量はグラスの3分の1です。この量であれば、ワインに空気を含ませることができ、香りが立ちます。
料理を出すと同時にワインを出すと思いますが、まずはご年配の方、次に女性、男性という風に振る舞って下さい。
最後に
以上、ホームパーティーでの上手なワインの振る舞い方について述べてきましたが、いかがだったでしょうか?
パーティーが始まる前のワインの冷却から、パーティーで来た人からワインを貰った時の対処、そして、実際に注いで渡す時まで、様々なことを述べてきました。
ぜひ、ホームパーティーでワインを振る舞う時は、参考にしてみて下さい。