ワインにまつわる名言・ことわざ集めてみました
多くの人を魅了するワイン。そこで今回は偉人のワインにまつわる名言やことわざの中で、素敵な言い回しをしているものをピックアップしてみました。
「シャンパンは勝利の時に飲む価値があり、敗北の時には飲む必要がある。」
戦いに意欲を燃やすこの言葉は、フランス革命後の混乱を収拾し、軍事独裁政権を樹立したあの皇帝ナポレオンによる名言です。
また、ナポレオンは「ワインなくば兵士なし。」という言葉も残しています。ナポレオンにとっては、ワインが戦いのモチベーションの一つとなり、時には、戦いの救いとなる存在であったと言えます。
「神は水を作ったが、人はワインを作った。」
フランス・ロマン主義の詩人、小説家ビクトル・ユーゴーの言葉です。神と人を対比させて、人がワインを作ることの偉大さを引き立てているあたりが、作家らしい表現と言えますよね。
「偉大なるワインを作るには、次なる人たちが必要である。狂人がぶどうを育て、賢者がそれを見張り、正気の詩人がワインを造り、愛好家がそれを飲む。」
スペインの画家サルバドール・ダリによる名言です。サルバドール・ダリは、シュルレアリスムの代表的な作家として知られています。
良質なワインは、多くの人の努力とそれぞれの役割によって生まれるということを力強く表現していますね。ぶどうを育てるひとを狂人としているあたりは、ワインを製造することの偉大さと困難さを伝えようとしているのではないでしょうか。
「美味しいパンとご馳走、それにうまいワインがあれば医者いらず。」
フランスのことわざです。ワインが医学的にも健康に良いことは、特にヨーロッパでは強調されていますよね。「ワインがあれば医者いらず」ということが示されているということは、ワインが古くからフランス人の健康に良い影響を与えていることの証なのかもしれません。
「少し食べ、少し飲み、そして早くから休むことだ。これは世界的な万能薬だ。」
フランスの19世紀ロマン主義を代表する画家フェルディナン・ヴィクトール・ウジェーヌ・ドラクロワの言葉です。
「少し飲み」という表現はいわば適量。適量を表現に含めていることから、フランスのことわざの「美味しいパンとご馳走、それにうまいワインがあれば医者いらず」よりも科学的な表現と言うことができるかもしれません。
「一本のワインのボトルの中には、全ての書物にある以上の哲学が存在する。」
フランスの生物学者、化学者で細菌学と微生物学の創始者と言われるルイ・パストゥールの言葉です。
生物学や化学に傾倒している理系な方でも、ワインに哲学を思うということは、それだけワインが人の想いを変える何かを持っているということなのでしょう。
「飲んでいる人間の歓喜に匹敵するものはなにもない。飲まれたワインの喜びを除いては。」
近代詩学、印象主義の基礎を築いたフランスの詩人シャルル・ピエール・ボードレールの言葉になります。
飲まれたワインの喜びに視点をフォーカスさせるあたりが、さすが詩人です。
「シャンパンは、飲んだあとも女性が美しいままでいられる、ただ一つのワインです。」
フランス国王の公式の愛妾ポンパドゥール夫人の言葉です。ポンパドゥール夫人と言えば、湯水のように金を使って、あちこちに邸宅を建て、有名な言葉は「私の時代が来た。」など、破天荒なイメージがあります。
しかし、彼女は美貌と同時に学芸的な才能に恵まれ、サロンを開いてヴォルテールやディドロなどの啓蒙思想家と親交を結びました。そんな彼女が女性を美しくすると唱える唯一のワインであるシャンパン。こう聞くと、女性であれば、やっぱりシャンパンが飲みたくりますよね。
「私は二つの時にしかシャンパンを飲まない。恋をしている時と、してない時。」
フランスのファッションデザイナーで、言わずと知れたシャネルの創業者であるココ・シャネルの名言です。
そんな彼女もポンパドゥール夫人と同じく、シャンパンを推しているような言葉を放っています。女性が輝く飲み物シャンパン。シャンパンには女性を輝かせる何かがあるのかもしれません。
最後に「年齢とか気にするの、ワインだけでよくない?」
最後に日本のお笑い芸人スピードワゴン小沢さんの名言です。
スピードワゴン小沢さんと言えば、甘い言葉をボケとして振り撒き、相方井戸田さんの「甘~い!」という掛け合いで、一躍ブレーク。
さらに、独自の世界観で再ブレークを果たし、セカオザと呼ばれ話題となっています。
以上、ワインについての名言・ことわざを集めてみましたが、いかがだったでしょうか?
ワインに関する名言やことわざだけに深いものばかりでしたよね。
ぜひ、豆知識として楽しみながら、参考にしてみて下さい。