ワインを服にこぼしてしまった時のワイン汚れの落とし方、シミの抜き方
ワインを服にこぼしてしまった。
ショックですよね。
実はワインを服にこぼしてしまった時の汚れの落とし方、シミの抜き方はたくさんあります。
また、気を付けるべき点もありますので、今回はワイン汚れの落とし方、シミの抜き方のポイントを解説していきたいと思います。
ワインの汚れは、時間が経つと非常に落ちにくいシミになる
ワインのシミは、付いてすぐなら水や洗剤で洗えば落ちる場合もありますが、時間が経つと非常に落ちにくいシミになります。
つまり、なるべく早く対処することが重要になります。
プロのクリーニングに任せるのが一番
面倒だと感じた方は、この方法が間違いなく一番です。
衣類の素材や染色状態やシミが付いてからの時間などにより、シミの取れ具合が違いますが、プロのクリーニングなら、よほど特殊な衣類以外なら、ほぼ取り除く事ができます。
大切な衣類なら、プロのクリーニングに任せましょう。
家庭で洗えない衣類はシミ抜きをしないように
基本的に家庭で洗えない衣類は、シミ抜きを行なわないほうが無難です。なぜなら、シミ抜き処理を行なうと水を使いますので、輪ジミが発生しやすくなるからです。
自分でシミを抜く時に必ず「色落ちテスト」と「漂白テスト」をして下さい
ワインのシミの場合は、基本的に漂白処理で取り除きます。
ただし、気を付けるべき点があります。
シミは取れたけど、服の色が落ちる。漂白できたけど、色ハゲしちゃう。
これだと本末転倒ですよね。
シミ抜きを始める前に色柄物の衣類の場合は、必ず色落ちテストをしましょう。
白いタオルに洗浄液をつけて、目立たない所をトントンと軽くたたきます。色がついたらその衣類は、家庭の洗濯では色落ちします。
漂白テストは綿棒などで衣類の目立たない部分に漂白剤を塗って、ドライヤーで加熱します。漂白剤を塗った部分が色ハゲがなければ、基本的に大丈夫です。色ハゲした場合は漂白処理は行わないようにしましょう。
炭酸水を掛ければ、汚れが落ちやすくなる
普通の水を使って汚れを落とそうとする人がいるかもしれませんが、赤ワインのシミは、炭酸水で洗うと落ちやすくなります。
レストランでワインをこぼしてしまった場合は、炭酸水をオーダーしても良いでしょう。「服を汚したので炭酸水を頂けないでしょうか?」と頼みましょう。
炭酸水の二酸化炭素には汚れを浮かせてくれる性質があります。普通の水で拭くよりもきれいに汚れを浮かせてくれますので、少しでもきれいにしたいという方は炭酸水を試してみて下さい。
白ワインを掛ければ、汚れが落ちやすくなる
赤ワインをこぼした際は、白ワインで対処すると汚れが落ちやすくなります。
色素成分のポリフェノールはアルコールに弱いため、白ワインをかけると良いと言われています。
赤ワインの色素成分、ポリフェノールが乾いてしまう前のみ有効です。
食器用洗剤をボールで泡立てる
普通、洗剤はスポンジなどに漬けて、そのままてゴシゴシ洗いますよね。食器だったらそれで良いんですが、今回は服ですから、優しく汚れを落とす必要があります。そこで、ボールなどに洗剤と水を入れ、泡立て器でメレンゲ状にままで泡立てます。
フワフワな泡をスポンジなどで、ワインがこぼれた部分にゴシゴシではなくポンポンと塗布します。十分に浸透させて、水で流すようにしましょう。
塩を使って落とす
塩であれば、ほとんどの方が家に持っていると思います。
塩と水や炭酸水で手もみで洗うようにしてみて下さい。
後は掃除機で塩を吸い取ります。そのまま洗濯機で洗い流すのもありです。
ワインが乾く前であれば、塩を使うと良いでしょう。
オキシドールを使って落とす
まずはワインの水分をペーパータオルやティッシュなど吸い取るようにしましょう。
そして、次に小さじ1杯のオキシドールと小さじ2杯の食器用洗剤を混ぜたものを使います。
服の下にタオルを敷いて、服の布の部分にオキシドールと洗剤の混合液をつけてシミ取りを行うと、タオルにシミが移っていきます。
ドクターベックマン ステインペンという武器を使う
ドイツのシミ取りブランド「ドクターべックマン」から発売されている「ステイペン」。あっという間にワインのシミが取れるという魔法の道具です。
ペンなので、外出先で大活躍してくれます。
使い方はステインペンのペン先をシミに数回押しつけ、シミの表面をペン先で優しくこするだけです。
新品のペンを使う時に、振ってから紙に押し付けてインクを出す作業をすることがあると思いますが、あんな感じの使い方です。
ペン先が取れて洗える仕組みもおススメポイントです。
会食が多い方は一本持っておくと安心ですし、もし、参加者の誰かが服を汚してしまった時に、ペンを貸してあげると、喜ばれますよね。
最後に
以上、ワインを服にこぼしてしまった時のワイン汚れの落とし方、シミの抜き方について説明してきました。
いろんな方法がありましたね。
まずは、大事な服が汚れ落としやシミ抜きによって違う打撃を受けないかチェックしましょう。
そして、今回ご紹介した手法を試してみて下さい。
シミができた、汚れてしまった、そんな時に大事なのは、まず時間をおかないことです。時間が経つにつれて空気中の酸素と化学反応を起こして酸化してしまうので、できるだけすぐにシミ取りを行うようにしましょう。