伝授!冷やし忘れたワイン、ノンアルコールワインを今すぐ冷え冷えにする方法

暑〜い日。今すぐワインやスパークリングワイン、ノンアルコールワインを飲みたいけれど、冷やし忘れてた!ということってありませんか?
今回は、そんな時に即効で冷え冷えに冷却する方法を解説します!
◇時間に余裕のある時は冷蔵庫で
飲み物を冷やす定番といえばやっぱり冷蔵庫。
しかし、実は冷蔵庫での冷却は時間がかかります。
例えば、お店で買った常温のスパークリングワインの場合。
スパークリングワインの飲み頃温度は6〜8℃と言われますが、冷蔵庫でその温度まで冷やすには最低2時間以上は必要です。
また、外側のボトルガラスから冷えていくため、ボトルを触って冷たかったので開けたら、中身はまだぬるかったということも起こりがち。
朝冷やし始めてお昼過ぎや夜に飲むなど、時間がある場合であれば問題ありませんが、これから冷やしてすぐに飲みたいという場合には、冷蔵庫での冷却はあまり適していません。
◇冷蔵庫で早く冷やす裏技とは?!
しかし、ここで裏技が一つ。
冷蔵庫に入れる際に、冷たい水で濡らしたタオルを巻いて、ポリ袋に入れてから冷蔵庫に入れてみましょう。なんと30〜40分程度てワインが冷え冷えになります!
この理由は、空気と水の熱伝導率の違いによるもの。
冷蔵庫の温度は4-5℃程度と低いのですが、空気は熱伝導率が低いため、庫内の冷たい空間にワインを置いても、冷えるには時間がかかります。
それに比べて、水の熱伝導率は空気の約20倍。ボトルに濡れタオル湧いて冷やすと、まずタオルに染み込んだ水が素早く冷え、その冷たさがワインボトルに伝わるため、ワインの冷却を早めることができるんですよ!
◇ワインクーラで冷やす
時間がない時に、最も早くワインを冷やすのが、ワインクーラーを使って氷と水で冷やす方法です。
ワインクーラーがないお宅も多いと思いますので、その場合は、大きなボウルやプラスチックケースのようなものでOK。
ワインクーラーにワインを入れ、氷をたっぷり入れて、水を張ります。
ワインの温度が1℃下がるために必要なおよその時間は1分程度です。
なので、例えば室内の温度が28℃であれば、スパークリングワインの飲み頃温度の6〜8℃まで冷やすために必要な時間は25分程度。ワインをグラスにつぐと温度が上がることを考えて、少し低めの温度まで冷やすとしても、30分間あれば十分飲み頃になります。
なお、氷水に塩を入れて冷やすと更に早く冷えるという説がありますが、実際は影響はないようですので、普通の氷水でよいでしょう。
冷えるのを待つ間の30分は、ワインにピッタリ合う簡単なおつまみなどを作りながら過ごしてはいかがでしょうか?
過去のMELLOWの記事では、ノンアルコール・スパークリングワインやノンアルコール・白ワインに合う簡単レシピをたくさんご紹介していますので、是非こちらも参考にしてみてくださいね!
(レシピへのリンクを紹介)
◇これはNG!冷凍室で冷やす
逆に、避けたほうがいいのが、冷凍庫での冷却。
低すぎる温度まで冷やしてしまうと、せっかくのワインの発酵・熟成に由来する香りが立ちにくくなったり、甘みが感じにくくなったりして、味わいのバランスが壊れてしまいます。
また、一旦ワインを凍らせると、解凍したあとも果実味がしぼんでしまったり、味わいのボリュームが少なくなってしまいます。
味わいの劣化を避けるためにも、ワインを低すぎる温度で飲んだり、凍らせるのは避けたいところです。
ちなみに冷凍庫の庫内温度は、日本工業規格により-18℃と定められています。
水は0度で凍りますが、アルコールが入った飲料は0度では凍らず、含まれるアルコール濃度にマイナスをつけた温度が、およその凍る温度といわれています。
ワインの場合、アルコール度は12〜14%程度なので、-12〜14℃ほどの温度で凍ると思って良いでしょう。
なので、冷凍庫でちょっと冷やそうと思い冷凍庫に入れて、そのまま忘れてしまったりするとワインは凍ってしまうので要注意です!
凍ってしまうと、液体が膨張してコルクが浮いたり、ボトルが破裂する危険があるので、冷凍庫に入れるのは避けましょう。
◇更に美味しく楽しむために知っておきたいワインの適温
ワインを楽しむには温度がとても大切。
というのも、温度によってヒトの舌は感じ方が変わったり、香りの立ち方が変わるため、ワインの持つ特徴により一番美味しく感じる温度が異なってくるからです。
例えば、スパークリングワインの適温は一般的に6~8℃と言われていますが、実はスパークリングワインの味わいのタイプにより適温は異なります。
通常のスパークリングワイン(3000円程度以下のもの)
飲み頃温度:6~8℃
スパークリングワインの持ち味である酸味をシャープに感じ、細やかな泡を長く楽しめる適温はおよそ6~8℃と言われています。
また、甘口のスパークリングワインの場合は、高い温度では甘みが突出して感じられるため、やや低めの温度にするのが良いでしょう。
辛口高級スパークリング(シャンパーニュなど、熟成期間の長い高額品)
飲み頃温度:8~10℃
瓶内で二次発酵し長期熟成させるシャンパーニュなどの高級スパークリングワインは発酵に由来するトーストやブリオッシュのような豊かな香りが特徴です。
このような発酵に由来する香りを十分に堪能するには、低すぎる温度は不適切。香りが十分に立ちません。
ですので、高級スパークリングワインを楽しむ際はやや高めの温度にするのがおすすめです。
高級スパークリングワインは瓶の中で二次発酵させ、時間をかけて二酸化炭素を封じ込めているため、高めの温度でも泡のキメが細かく長持ちします。
しかし、温度があまり高くなりすぎると泡の口当たりが荒くなり、酸味もボヤけて味のバランスが悪くなるため、10℃を上回らないよう気をつけましょう。
◇夏はノンアルコール・スパークリングワイン!キリッと冷やして楽しもう
ノンアルコールワインファンの皆様に、また、初めてノンアルコールワインを飲む皆様に、夏のこの時期楽しんでいただきたいのはノンアルコール・スパークリングワイン。
MELLOW STOREで販売中のノンアルコール・スパークリングワイン デュクドゥモンターニュの美味しさの秘密は減圧蒸留法。
ワインを特殊なタンクに入れ真空状態にして、アルコールの沸点を下げて蒸留することで、ワインのアロマを失わないようにしながらアルコールのみを除きました。
なので、ワインらしい風味をしっかり味わえるにも関わらず、アルコール度は0.0%。
また、炭酸の刺激が、アルコールを除くことで減ってしまうワインのボリューム感を補ってくれるため、まるで本物のスパークリングワインを飲んでいる気分で楽しむことができます!
アルコールを除去したため減ってしまう味わいのボリュームを炭酸の刺激が補ってくれるので、より本物のワインに近い味わいが楽しめます。
美味しく楽しむには、6~8℃にしっかり冷やしてくださいね!