【ボルドー・ブレンド】フルボディな赤ワインの種類:ポルトガル
ボルドー・ブレンドの概要
ワインと言えば、ボルドー。ワインレッドな色の名前としても使われるボルドーですが、ワイン造りの特徴は、複数のブドウ品種をブレンドして造るというもの。
・カルベネ・ソーヴィニヨン
・メルロー
・カルベネ・フラン
・プティ・ヴェルド
・マルベック
・カネルメネール
などのブドウ品種をブレンドして、ボルドーではワインが造られています。
ボルドー・ブレンドは、フランスのボルドー地方だけでなく、
・フランス 南西部
・アメリカ カリフォルニア州
・アメリカ ワシントン州
・イタリア ヴェネト州
・イタリア トスカーナ州
・アルゼンチン メンドーサ州
・オーストラリア
・チリ
・スペイン
など、世界中で製造され、産地によってアロマの違いが見られます。ボルドー・ブレンドが初めて高い評価を得たのは、クラレットと呼ばれる明るい赤のロゼワインでした。
ポートワインで使われてボルドー・ブレンドは、ポルトガルのいくつかのワインの生産者によって、ポートワイン用品種とともに辛口の赤ワインも造られるようになりました。
ドゥリガ・ナシオナルは、力強いタンニン、みずみずしい黒い果実とほのかなスミレのアロマが特徴です。長期熟成にも適したブドウ品種で、ボルドー・ブレンド100%のワインも多く生産されていますが、ハイクオリティワインのブレンド要素として重宝されています。
ボルドー・ブレンドは、2種類以上のワインをブレンドするため、味わいが複雑で豊かなに仕上がるのが特徴です。
<料金相場>…550円~75,000円
ボルドー・ブレンドの味の特徴
果実味…しっかりした黒の果実味を感じることができます
ボディ…フルボディになります
※ボディとは、口の中で感じられるワインの重み・コクのこと
タンニン…非常に強いタンニンを感じることができます
酸味…まろやかな酸味を感じることができます
アルコール度…12.5%~14.5%
ボルドー・ブレンドの産地によるアロマの違い
前述した通り、ボルドー・ブレンドは世界中で造られています。産地によって、2つのタイプのアロマに分かれると言われています。
ブラックベリー、メントール、西洋杉のアロマ…よく熟した黒い果実、ほのかにメントールとチョコレート、オールスパイスのアロマを感じることができます。タンニンが熟していればいるほど、より力強い味わいになります。
・アメリカ カリフォルニア州 パソ・ロブレス
・アメリカ カリフォルニア州 ナパ
・オーストラリア
・アルゼンチン メンドーサ州
。南アフリカ共和国
・イタリア トスカーナ州
・スペイン
で造られるボルドー・ブレンドで味わえるアロマの特徴になります。
ブラックチェリー、スミレ、ベイリーフ…黒系や赤系の酸っぱい果実のほかに、スミレや黒胡椒、ローリエのアロマもかすかに感じられます。酸味が強いほど、より軽い味わいがします。
・アメリカ ワシントン州
・アメリカ カリフォルニア州ソノマ沿岸部
・アメリカ カリフォルニア州メンドシーノ
・フランス ボルドー地方
・フランス 南西部
・イタリア ヴェネト州
・チリ
で造られるボルドー・ブレンドで味わえるアロマの特徴になります。
ボルドー・ブレンドのブレンド比率
カベルネ・ソーヴィニョンのブレンド比率が高いボルドー・ブレンドのワインは、まとわりつくようなタンニンと青胡椒のアロマを感じるタイプが多いです。
一方、メルローが主体のブレンドはタンニンがよりなめらかで赤い果実のアロマを強く感じることができます。
ボルドー・ブレンドのアロマ
第1アロマ…プラム、ブラックチェリー、ラズベリー、スミレ、ミント、黒胡椒、ピーマン
第2アロマ…グラファイト、炭、タール、トリュフkカカオ、なめし皮
第3アロマ…パイプ煙草、西洋杉、スモーク、ダークチョコレート、キャラメル、バニラ
ボルドー・ブレンドの美味しい飲み方
<美味しく飲めるグラス>…大型の赤ワイン用グラスが最適です。
<美味しく飲める温度>…約16~20℃。
<美味しく飲める期間>…一般的に最長10年保存が利きます。
ボルドー・ブレンドに合う料理
ボルドー・ブレンドは、唐揚げ、生姜焼き、ハンバーグなど、日本の定番肉料理にぴったりです。肉料理で和のテイストを強めるなら、醤油もろみ漬けもおススメです。寒いシーズンはシンプルにすき焼きとボルドー・ブレンドのマリアージュを楽しむのも良いですね。
しっかり染み込んだ角煮などもおススメです。
ボルドー・ブレンドのワインと相性の良いチーズなら、カマンベール・チーズ、ブリーチーズ、ロックフォール・チーズが良いと言われています。
チーズを春巻きや餃子にして、からっと揚げて食べるのも美味で、ボルドーに限らず、ワインのおつまみにぴったりになります。