【ランブルスコ】赤スパークリングワインの種類:イタリア
ランブルスコの概要
イタリアのエミリア・ロマーニャ州(イタリア北部)でつくられる、天然弱発泡性の赤スパークリングワインです。
シャンパンやカヴァ(スペインのスパークリングワイン)は瓶内二次発酵ですが、ランブルスコは、瓶に詰めずにステンレスのタンクに密閉してその中で醗酵を行います。
あまりタンニンを多く含まない爽やかな若飲みタイプで、辛口から甘口まで様々なタイプがあります。
<料金相場>…1本600円~4000円
ランブルスコの味の特徴
果実味…赤ならではのベリーの強い果実味を感じることができます。
ボディ…ボディはライトボディです。
※ボディとは、口の中で感じられるワインの重み・コクのこと
甘味…辛口、中辛口、オフドライ、甘口様々なものがあります。
酸味…酸っぱさを感じることができます。
アルコール度…7.5%~11%
ランブルスコに使われるブドウ
ランブルスコは、ランブルスコ用のブドウ品種の総称です。正確なその数がわからないほど多数あり、十数種類と言われたり、一説には100種類を越える亜種があるともされています。
良質なランブルスコを生み出す代表的なものには以下の品種があります。
・ランブルスコ・ディ・ソルバ―ラ Lambrusco di Sorbara
・ランブルスコ・グラスパロッサ Lambrusco Grasparossa
・ランブルスコ・サラミーノ Lambrusco Salamino
・ランブルスコ・ルベルティ Lambrusco Ruberti
・ランブルスコ・マラーニ Lambrusco Marani
ランブルスコ・グラスパロッサとランブルスコ・サラミーノが数多く生産されています。ソルバーラは透明感があり繊細、グラスパロッサはしっかりとした味わいで、サラミーノはその中間のフルーティな味わいが特徴です。
ランブルスコの糖度による分類
ランブルスコは糖度によって分類され、ラベルに表示されます。
ドライ…辛口で、ラベルにSecco/セッコ、ABBOCCATO/アッボッカートと表示されています。
やや辛口…Amabile/アマービレやpjafoc/ピアフォックと表示されています。
オフドライかすかに甘口で、ラベルにSemisecco/セミセッコと表示されています。
スイート…甘口で、ラベルにDolce/ドルチェやAmabile/アマビレと表示されています。
ロゼ…ブドウ本来の爽やかな甘味が特徴的な、珍しいロゼ・ランブルスコで、ROSATO/ロザートと表示されています。
ランブルスコのアロマ
第1アロマ…ストロベリー、チェリー、ボイセンベリー、ルバーブ(タデ科の野菜)、ハイビスカス
第2アロマ…サワークリーム
第3アロマ…腐葉土
ランブルスコの美味しい飲み方
<美味しく飲めるグラス>…白ワイン用、もしくは、赤ワイン用のグラスがおススメ。
<美味しく飲める温度>…3~7℃。よく冷やして飲む。冷蔵室に入れましょう。
<美味しく飲める期間>…一般的に最長2年保存が利きます。
ランブルスコに合う料理
赤ワインのテイストを冷やして味わうことができるため、お肉料理に合わせられるのも魅力です。辛口なランブルスコは、特に外での外でバーベキュは、お肉を引き立てながら、泡の冷涼な刺激を味わえて絶妙に合います。
熱々の肉料理を味わい深く食べたいけど、ひんやりとした飲み物が欲しい場合には、大活躍してくれます。
微炭酸で甘口ライトボディなランブルスコなら、前菜などの軽めの料理に合います。