アメリカのワインってどうなの?アメリカのワインの特徴について
ワインと言えば、フランスを始めとするヨーロッパのイメージがありますよね。日本で輸入されているボトルワインの量は、2015年にチリがフランスを抜いていますが、アメリカのワインとなると、あまり馴染みのない方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、アメリカのワインの特徴について、掘り下げていきたいと思います。
アメリカはワイン生産量世界4位
実はアメリカはワインの生産量で世界の第4位のワイン大国です。
アメリカのワインの大きな産地となっているのが、上記の地図でワイン色に塗られている4カ所で、左上のワシントン州、左真ん中のオレゴン州、左下のカリフォルニア州、右上のニューヨーク州の4地域になります。
特にカリフォルニアワインは、アメリカワイン全体の約9割を占めます。アメリカワインと言えば、カリフォルニアワインだとも言えますよね。
カリフォルニアの主な産地とブドウの品種
カリフォルニアの中でもさらに細かく見ていくと、主な産地はナパ・ヴァレー、ソノマ、パソ・ロブレス、サンタ・バーバラの4つになります。
ナパ・ヴァレーはカベルネ・ソーヴィニヨン、ソノマではピノ・ノワール、パソ・ロブレスではシラー、サンタ・バーバラではシャドルネの栽培が盛んです。
アメリカワインの全体的な特徴
アメリカのワインは、フランスのワインに比べて、個性が抑え目で、味も分かりやすく、多くの人に馴染みやすいという特徴があります。さらには…
・赤ワインは甘味が強い
・白ワインは樽の香りが強くクリーミー
・豊かな果実香を持っている
という特徴を持っています。
気軽に美味しく飲める親しみやすいワインが、アメリカワインなのです。
おすすめのアメリカワインとは?
では、おすすめのアメリカワインはいったいどんなものがあるでしょうか?
まずは、「クロ・デュ・ヴァル・クラシック・カベルネ・ソーヴィニヨン」。カリフォルニアワインで、フランスの昔ながらの技術を取り込み、極上の赤ワインに仕立てています。飲み頃も長く、製造日から日が経っていない状態でも、熟成した状態でも美味しく飲むことができます。
次に「リッジ・シャドルネ・エステート」。こちらもカリフォルニアワインです。果実味と果実の香りが濃厚な白ワインとなっています。
最後は「ジョセフ・フェルプス・カベルネ・ソーヴィニヨン」。味が分かりやすく、それでいて強い印象を残します。最初に飲むと、後々飲むワインの味をそのまま受け入れることができないほど、インパクトがあります。後半や終盤に飲むのがオススメです。
最後に
以上、アメリカのワインの特徴についてお話してきましたが、いかがだったでしょうか?アメリカ好きの方で、まだ、アメリカのワインには手を出していなかったという方は、ぜひ、アメリカのワインをチョイスしてみて下さい。
アメリカのワインは9割がカリフォルニアワイン、その他の主産地が、ワシントン州、オレゴン州、ニューヨーク州とありますが、50州全土にあらゆるワインがありますから、好きな州のワインを探してみるのも良いかもしれません。