ワインの色で分かる飲み頃、産地別のワインの色の特徴について
ワインの色を見て、飲み頃が分かる。これってなかなかスゴイことですよね。
でも、ワインの愛飲家たちは、ワインを飲む前に、グラスをじっと見つめ、そのワインがどういった価値を持つかどうかを見定めています。
そこで、今回はワインの色と飲み頃の関係について掘り下げていきたいと思います。
若いワインはどんな色をしてる?
赤ワインの場合は、紫がかった色をしていて、バイオレットのような色をしています。一方、白ワインの場合は、緑がかった色をしています。
ピークのワインはどんな色をしている?
さて、ピークを迎えたワインがどんな色をしているのか?それを知ることができれば、ピークのワインに出会った時の喜びはひとしおですよね。
赤ワインの場合は、真紅色、ルビー、ガーネットのような色をしている時が飲み頃です。白ワインの場合は、レモン色、黄金色、麦わら色がピークになります。
年代物のワイン
赤ワインでも白ワインでもレンガっぽい色をしている時が飲み頃です。レンガという言葉がピンと来ない場合は、オレンジがかっているかどうかで判断しましょう。
赤ワインの産地と色
冷涼な気候から生まれた鮮やかで繊細なワインは、色が淡い傾向にあります。ブルゴーニュ地方のワインはこの傾向にあります。
一方、ボルドーのワインは、より色が深くなります。温暖な気候から生まれた果実味豊かなワインは、ブルゴーニュ地方に比べ、色が濃くなるようです。
赤ワインの中でも顕著に濃くなるのが、フランス南西部マルベック地方のワインです。太陽の光が照り付ける気候から生まれたワインは、色もより深くなっていきます。
白ワインの産地と色
赤ワイン同様冷涼な気候から生まれたワインは淡い印象になります。薄緑をイメージしてもらうと良いでしょう。ロワール地方のソーヴィニヨンがこれに当たります。温和な気候から樽熟成されたコート・ド・ヌーボーは、白ワインの中でも、少し黄色味があります。
樽で長期熟成させると、その黄色味がさらに濃くなります。フランスのAOCワインの1つで、ガロンヌ川左岸のコミューンであるソーテルヌは、白ワインの中でも、黄色味が濃くかかっています。
ロゼワインは常にイレギュラーだと知ろう
ロゼワインの場合は、色の濃淡から、産地を知ることができません。この事実知っておくだけでも、いろんな場面で小話から、ワイン選びの対応まで、役に立つことでしょう。
最後に
以上、ワインの色で分かる飲み頃、産地別のワインの色の特徴についてお話ししてきましたが、いかがだったでしょうか?
一般的に淡いワインは濃い色のワインよりも酸味があり、繊細で、暗い色のワインは、アルコール度数が高く、甘味とタンニンが強い傾向があり、オイリーな印象になります。
ぜひ、今回の記事も参考にしてみて下さい。