意外と知らない!?ワインの賞味期限とワインの賞味期限を延ばす方法
知ってる?一般にワインには賞味期限に関する表示がなされていないんです!
ワインは食品衛生法の賞味期限記載の考え方とは一致しない部分が多くあり、賞味期限が一般的には表示されていません。
もし、あなたの見たワインに賞味期限の表示があるとしたら、それは「ワイン風」の飲み物かもしれません。
ワインにはビンテージと言う言葉がありますよね?
これってバナナにはありませんよね。
数十年物のビンテージバナナって聞いたことがありませんよね?
ワインというのは一般的な食品と違い、製造された直後からすぐに劣化が始まらないために、賞味期限がきっちりと決まっていないのです。
ここで大事なのが、私たちがワインを購入して、ワインをどのように扱うかで、ワインの賞味期限が決まるということです。
では、ワインは一体どれくらいもつのでしょうか?
開栓をしてもコルクをさして冷蔵庫に入れておけば、最低でも3日~1週間は大丈夫と言われています。
「賞味期限」の正しい意味合いは「美味しく食べる、または飲むことができる期間」ですよね。
ワインは酸度、糖度、タンニンのいずれか、もしくはそのうち2つが飛び抜けて高いと保存可能期間が長くなると言われています。
開栓されたワインは酸化が進んでいき、数日も放っておけば簡単にビネガー臭のする、ダメージワインへと変貌してしまいます。
酸度の高いリースリング、甘口のデザートワイン、タンニンのしっかりした赤ワインは抜栓後の持ちが良いワインになります。
未開封のワインと開封したワインでは、賞味期限を伸ばす方法が違いますので、ケース別に賞味期限を延ばすノウハウを説明していきたいと思います。
未開封のワインの場合
新聞を何重にも巻いて冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。
その際、さらにキャップシールの部分をラップで密封し輪ゴムで止めると、コルクの乾燥を軽減し、内部の温度を保つことができます。
ワインセラーを持っていなければ、冬の場合は、冷えすぎない場所へ箱に入れたまま保管することが良いとされています。
夏も冬も平均的にワインの保存の高いパフォーマンスを求めるなら、常に野菜室を使うのが良いでしょう。
もちろん、直射日光や蛍光灯を受けない暗い場所に置くようにしましょう。
高い温度はワインを変質させます。
理想的な温度は15℃前後で、温度差が生じない場所を好みます。
湿度に関しては理想的な湿度は65~80%です。
さらには、振動による劣化も防ぎたいところです。
振動をワインに与えると化学変化が生じて変質の原因になります。
電気機器等の細かな振動がない場所に保存し、扱う時はショックを与えないようにしましょう。
また、野菜室をオススメしましたが、ワインの味わいを決定づける「香り」を損なわないように、薬品や塗料、野菜等をそばに置かないようにしましょう。
開封済のワインの場合
飲み残しのワインを保存する時は、酸化を防ぐために、小さなビンに移したり、ワイン専用の特殊な栓(ワインセーバー)で蓋をして保存しましょう。
ワインセーバーには、ワインボトルの中の空気を吸い出し真空状態にして、飲み残しのワインを新鮮なままに保ってくれる器具もあります。
真空であれば、酸化による劣化もかなり軽減できます。
飲み残しワイン用のワイン栓には、他にも、内部にカーボンのフィルター仕込むことによって、ワインの酸化原因となる揮発性成分と酸素の接触を抑制し、酸素を吸着することでワインの酸化を防止し、保存してくれるものもあります。
また、ワイン栓に数字が刻まれリングとして回して保存した日付が分かるようになっているワインセーバーもあり、自分のライフスタイルにあったワインセーバーを探すことで、開封済みのワインを楽しく長期保存することができます。
ホームパーティーを良く主催するような人には、ワインセーバーはオススメです。
休日のホームパーティーで余ったワインを平日に美味しく飲むことが出来れば、友人たちが持ち寄ってくれた飲み残しワインだけで、一週間ワインライフを楽しむことも可能です。
ワインを毎日飲むのであれば、休肝日も大事です。
でも、そんな休肝日ですら、ワインはいかがですか?
「いやいや、ワイン飲んじゃ休肝じゃないでしょ」と思った方。
違うんです。
ワインそのもののノンアルコールワインがあるんです。
MELLOWで紹介しているノンアルコールワインは、日本の約1万4000名のソムリエのうち、たった44名しか任命されていないソムリエの最高峰であるマスターソムリエの三宅俊彦さんが、「ブラインドで出されたら皆さんアルコールが入っていると勘違いしてしまうでしょうね」とコメントしています。
つまり、ノンアル気分で、本物のワインが楽しめる優れものです。
飲みたい時にワイン、休肝日にもワイン!ワイン好きにはたまらないですよね。
ぜひ、ワインの保存をするときは、今回の記事を参考にしてみて下さい