漫画DEワイン!楽しい!ハマる!ワインに詳しくなれるオススメマンガ5選
楽しくワインを学びたいなら、ワインマンガがオススメです。
漫画のストーリー展開にドキドキしながら、ストーリーに挟まれるワインの知識を吸収して、ワインに詳しくなることができます。
そこで、今回は、ワインに詳しくなれるオススメのワインマンガをピックアップしました。
神の雫
ワインマンガの王道と言えば、「神に雫」。
あらすじは、ソムリエ見習いの紫野原(しのはら)みやびが、知ったかぶりのお客の間違いを指摘し、その客を怒らせてしまったことに始まります。
しかし、その客の連れとして来ていた神咲雫(かんざきしずく)の見事なデキャンタージュによって、紫野原は救われることになります。
実は神崎は世界的に有名はワイン評論家、神咲豊多加(かんざき・ゆたか)の息子だったのです。
どうですか?この紹介文だけでも面白そうですよね。
「神の雫」のコピー文には「神の気まぐれが生み落とした“一本のワイン”を巡る、罪深き人間たちの物語が始まる」となっていて、壮大なストーリーが期待することができます。
「十二使徒」と呼ばれるワインの上に立つ「神の雫」と呼ばれるワインを探し出すことが物語の目的です。
様々なテロワール、幻の醸造法、驚異のビンテージワインが彩る本作は従来のワイン表現方法に則らない、ワイン初心者にも分かり易い独自の表現が受け入れられいて、人気作へ登り詰めました。
この「神の雫」が原因で、シャトー・ル・ピュイというボルドーワインの価格が高騰し、出荷元が出荷を停止する事態に発展したことがあります。
また人気が国内に留まらず、韓国では200万部を売り上げ、韓国国内のワインブームの火つけ役ともなっているマンガで、もはや、リアルなワインの世界でもワインと密接な関係を持っていることが分かりますよね。
マリアージュ ~神の雫 最終章~
実は、先ほどの「神の雫」では、物語の本筋でる「ワイン「神の雫」の探索」が未解決のままで、「神の雫」の続編という形で始まったのが「マリアージュ ~神の雫 最終章~」になります。
書籍の紹介文には「永きに亘る探求の旅がついに終わりを迎える…。
世界的ワイン評論家・神咲豊多香の遺した言葉が〈天上のワイン・神の雫〉に至る道標となる!ワインの武者修行を経て成長を遂げた雫が料理とワインの『マリアージュ』に挑む。
そして『神の雫』を巡る遠峰との最終戦がついに始まる!」となっており、「神の雫」を読んだ方なら、読みたくなる一冊になっていること間違いなしです。
さて、「神の雫」「マリアージュ~神の雫最終章~」と連続で紹介してきましたが、ここで注目して欲しいのが漫画原作者の亜樹直(あぎただし)さんです。
亜樹直(あぎただし)さんは、2008年、グルマン世界料理本大賞の最高位「Hall of Fame」を日本人として初めて受賞しています。
漫画でしか味わえない世界最高峰の料理本としての価値を見出した漫画だからこそ、ワインについての理解を深めるためにオススメな一冊なのです。
新ソムリエ 瞬のワイン
「瞬のワイン」は、ワインにおける孤高の天才の成長物語を描いた漫画になります。
「最高のソムリエ」と言われながら、ワインを取り巻く状況に絶望し、彷徨い続けていた北村瞬が主人公。
そんな北村瞬が偶然に再会した親友・久世慎次にその腕を買われ、新規開店のレストランでソムリエに就くことを勧められます。
個性的なスタッフと共にオープンへの挑戦が始まり、そこから様々なストーリーが展開されていきます。
ワインの知識だけでなく、ソムリエのワインへの接し方やソムリエとしてのサービスの心構えなど、ソムリエに関する知識も深まります。
ソムリエール
両親を亡くしながらも篤志家の援助で、ワインの本場フランスの大学の醸造科を卒業した樹カナが主人公です。
大学を卒業後、育った施設で子供達と共に、施設存続の為のワイン造りに励んでいましたが、ある日、弁護士を通して、施設への資金援助を行っていた篤志家から援助打ち切りが告げられることになります。
そして、援助継続の条件として、カナに日本のある店に勤めることが提示され、カナは東京のレストラン「エスポワール(L’ESPOIR)」にソムリエ(ソムリエール)見習いとして勤めることになる。
エスポワール支配人の片瀬はカナを「人を見ていない」と指摘し、カナを導いていき、カナはエスポワールの従業員、常連客らとも交友を深めて行くと共に、ソムリエールとして成長していきますが、2年以上を経てもやはり「人を見ていない」と片瀬から指摘を受け、カナは解雇を告げられてしまいます。
途方にくれていたカナは占い師を名乗る景山という老人と出会い、そこで与えられた「謎」を解き、閉店状態のワインバー「V・B(ヴァン・ブルー)」を任されることになります。
そして、店長として新たな仲間と共に歩んでいたカナに、解雇されたエスポワール開業20周年の招待状が届きます。
そこに居たのはエスポワール後任のソムリエール須崎麻耶で、この麻耶という人物がカナと片瀬に敵愾心を燃やすことになります。
生まれも育ちも特殊な環境で、ソムリエになってからも、理不尽な運命に左右される樹カナの物語にはっとさせられますが、軸はソムリエール見習いの樹カナがワインを通して人と人との心を通わせる物語です。
ワインにあまり詳しくない方にもわかるように、ワインに関する歴史や知識、飲み方など、詳しく描かれています。
図解 ワイン一年生
こちらはマンガではありませんが、「マンガ風図解ワインノウハウ本」というところでしょうか。
アニメオタクを自称する小久保尊氏にかわいく擬人化されたぶどう品種たちのイラストを使って、どのワインガイドよりも丁寧でわかりやすく図解された本になっていて、ワインの味の違いがかんたんに想像できるのが魅力です。
それもそのはず、「図解 ワイン一年生」は、<どうすれば自分が飲みたいワインを、自分の目で選ぶことができるのか?>ということに徹底フォーカスしており、ソムリエの方も、「今まで読んだワイン本の中でも一番斬新で、分かりやすいと思えた一冊」と評するなど、分かりやすく、本当に知りたい情報を抽出してくれています。
今ままで何種類も飲んでいるはずなのに、スーパーやコンビニにもあれだけ並んでいるのに、ブルゴーニュとかカベルネ・ソーヴィニヨンとかいう単語は聞き覚えがあるのに、ワインの知識が未だにしっくり身に付かない…がっつり漫画だと、ストーリーに心を奪われるし、しっかりワインを学びたい…という方には、オススメの一冊です。
最後に
以上、「漫画DEワイン!楽しい!ハマる!ワインに詳しくなれるオススメマンガ5選」でしたが、いかがだったでしょうか?
ワインは学ぶべき内容が幅広く、そして、奥深いので、たまには漫画で力を抜きながら、別の角度から知識を取り入れてみると、ワイン脳が刺激されて、ワインに関するリテラシーも磨かれてると思います。
ぜひ、今回の記事も参考にしてみて下さい。