超ワイン勉強方法。ワインを学びたい方が知っておきたいワイン勉強術
ワインを勉強といっても、銘柄、ブドウの品種、原産地の特徴、醸造方法、テイスティング、チーズ、マリアージュ、マナーなど、学ぶべき多くのことがあり、何から学んでいいか分からない方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回はワインの勉強をする際に、自分にぴったりの勉強方法が見つかる方法と、勉強のモチベーションアップに繋がるワインの資格について説明していきたいと思います。
百聞は一見に如かず。ワインが学べるイベントを探そう
ワインについて知識が浅いときは、ワインという分野のセンスが磨かれていないため、文献などから知識を取り入れる吸収力も小さい状態になります。
多様な知識が多彩に絡み合うワインについて勉強する場合は、ワインの情報に触れた時に、その内容が頭でピンと来るような感覚になることが大事になります。
ワインのセンスを磨く第一歩は「慣れるより習え」です。
そこで、検索エンジンなどで、自分の住んでいる地域に、以下のような複合ワードを入れて、ワインの知識を深めるイベントが開かれていないかチェックしましょう。
ワイン 試飲会
ワイン セミナー
ワイン スクール
ワイン カルチャースクール
ワイン 教室
ワイン 講座
ワイン 勉強会
ワイン レッスン
上記のワードに加えて、「初心者」というワードを加えると、初心者向けの学びの機会を手に入れることができるはずです。
セミナーやスクールでは、専門家が分かりやすくワインについて説明してくれます。
複雑なワインの知識を、一般の方が分かるように、専門家のフィルターで伝えてくれるため、ワインの知識を吸収する力が蓄えられていきます。
独学で勉強してつまずいていた方も、講座や教室に行くことでピンと来なかった部分がスッキリと解決し、今まで勉強していた知識が財産となり、一気に勉強がはかどるようになります。
勉強のモチベーションアップに繋がるワインの資格
ワインについて興味があり、知識を深めたいというのであれば、ワインの資格を取るのも良いでしょう。
お酒の知識はワインに関する仕事に従事していなくても、プライベートシーンからビジネスシーンまで役立てることが可能です。
ワインの資格は協会によって様々なので、今回の記事で、自分に合った協会の資格を探してみると良いでしょう。
ワインコンシェルジュ
JSFCA(日本安全食料料理協会)主催する資格です。ブドウの品種ごとで変化するワインの特徴だったり、世界各国のワイン事情など、ワインに対する基本的な情報をマスターし、ワインコンシェルジュとして認定されます。
その他にも、ワインの歴史、ワインの格付け、ワインの分類、ワインのサーブ、ワイン法、ワインの造り方、ワインと料理などが試験範囲になります。
在宅受験が可能な手軽な資格で、酒類製造や酒造販売業、流通業、各種飲食サービス業などで役立てることができます。
ソムリエインストラクター
JIA(日本インストラクター協会)主催の資格で、ワインに対する一定以上の知識を持つ人へ認定されます。
ワインを楽しむことを生活の中に取り入れて、生活をより充実させたいと思っている方が対象で、ワイン初心者には最適な資格です。
ワインには様々な品種、原産地、製造などによって、種類は無限にもあります。
そんな奥深いワインを料理に合わせお客に提供するのがソムリエインストラクターになります。
外食・パーティなどで適切なワインのチョイスが出来るようになり、実際に使える知識を勉強する機会を作ることができます。
在宅受験が可能なので、手軽に資格取得を目指すことができます。
ワイン検定
一般社団法人日本ソムリエ協会が主催する検定で、正式には「J.S.A.ワイン検定」と呼ばれています。
ターゲットはワインに興味のある方で、内容もベーシックなものになっています。
ワインライフを楽しみたい方やワインに興味がある方のための入門的な位置付けで、 20歳以上の方なら誰でも受検可能です。
入門編としてご家庭でワインを楽しく飲める知識を習得するブロンズクラス、レストランでソムリエに相談したり、ワインショップでワインアドバイザーからアドバイスをもらいながら、好みのワインを選んでいくための知識が習得できるシルバークラスがあります。
目的が明確で、初心者の方が高いモチベーションで勉強をするにはもってこいの検定と言えます。
J.S.A.ソムリエ・J.S.A.ワインエキスパート呼称資格
こちらも一般社団法人日本ソムリエ協会が主催の資格になります。
ワインに関しサービスや販売に携わるプロフェッショナル向けの資格「ソムリエ」、ワインの愛好家などアマチュア向けの資格「ワインエキスパート」といった位置付けです。
プロフェッショナル向けの資格として「ソムリエ」は、受験するためには実務経験が必要なので、実務経験がない一般の方は、ワインエキスパートを目指すことになります。
ワインエキスパートは、一次試験がワインを中心とする酒類、飲料、食全般の専門的知識のテスト、二次試験がテイスティングとなっていて、他の資格よりも本格的なので、本気でワインについて勉強したい方にはオススメです。
WSET(ダブリューセット)
WSET(ダブリューセット)は、ロンドンに本部を置く世界最大のワイン教育機関です。
ワイン産業をサポートする英国のワイン商組合『Vintners Company』により1969年に創設され、現在では世界62カ国でWSET®の教育組織が運営され、国際的に認められている認定資格です。
イギリスとワインの結びつきをイメージできない方もいるかもしれませんが、実は歴史的にイギリスはワインの発展に大きく貢献している国なのです。
12世紀にはイギリス統治下だったボルドーのワインを育て、スペインやポルトガルに目を向け、シェリー酒やポートワインと共に世界中へ流通させています。
イギリスは、酒類の品質向上と流通の中心的な役割を果たしている国なのです。
WSET(ダブリューセット)は、初心者からワイン業界のプロフェッショナルまで、幅広く対応できるよう設定されています。
Level2が日本のソムリエ資格と同格なので、初心者の方は、Level1を目指すのがオススメです。WSET® の資格はワインを含むアルコール飲料を流通から見た評価という観点でスタートしている点もイギリスとワインの関係を物語っています。
最後に
以上、ワインを学びたい方が知っておきたいワイン勉強術についてお話してきました。
ワインについて勉強したいと思った時にむやみやたらに学ぶと、頭の中がごちゃごちゃになって、モチベーションも下がってしまいます。
何よりワインそのものと、ワインに関する教材を集めるだけでも、結構なお金になりますよね。
だからこそ、最初のうちは、スクールやセミナーで分かりやすく楽しくプロからワインについて学び、ワインの分野のセンスを磨き、知識の吸収力を高めたところで、資格などをモチベーションに学ぶことが、効率的と言えるのです。
ぜひ、ワインについて勉強したいと思っている方は、今回の記事を参考にしてみて下さい。
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