絶対に覚えておきたい赤ワインのブドウ品種12選
ワインの味は、ブドウの味に由来します。
つまり、ブドウの品種を知ることが、ワインを知ることに繋がります。
また、ワインショップに行ったり、ワインバルで飲んだり、ワインに関する情報を集める際にも、品種について馴染んでおくと、ワインがすごく身近で楽しいものに感じられます。
そこで今回は赤ワインの絶対に覚えておきたいブドウの品種を一挙にご紹介していきます。
1、ピノ・ノワール
ピノワインという言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?
ピノワインとは、フランス・ブルゴーニュ地方のブドウであるピノ・ノワールから造られたワインのことです。原則として、ピノ・ノワールは単一品種で醸造されます。すっきりとした酸味で果実のフレーバーがタンニンの渋みを上手く収め、個性のある力強い味になります。
2、カベルネ・ソーヴィニヨン
響きが覚えづらいかもしれませんが、フランス・ボルドーを代表する大スターな品種です。タンニンの渋みと酸味のバランスが取れて、ピノ・ノワールよりも重い味になります。
3、メルロー
カベルネ・ソーヴィニヨンと同様フランスのボルドー地方で栽培される高貴品種で、タンニンが柔らかく、滑らかなワインになります。酸味が低く、強くも柔らかいタンニンが親しみやすいおいしさを楽しむことができます。
4、シラー
フランスのコート・デュ・ローヌ地方とオーストラリアが主な産地の濃厚でスパイシーな味わいが特徴のシラー。熟成と共にまろやかな味わいになっていきます。
5、サンジョヴェーゼ
サンジョヴェーゼは、イタリア・トスカーナ州が起源のイタリアのあらゆる地域で栽培されている適応性の高いイタリアの国民的な品種です。渋みは若干弱めで、酸味があり、ドライな味わいが特徴です。
6、グルナッシュ
スペイン発祥で、現在は南フランスで広く栽培されているグルナッシュ。濃厚でまろやかな味わいが特徴です。世界的には南フランスのグルナッシュが有名ですが、起源となったスペイン産のグルナッシュワインを飲んでみるのも良いかもしれません。
7、アリアニコ
南イタリアの最高のワインを作り出す品種のアリアニコ。高いアルコール度数と豊富な酸味が特徴で、長期熟成に向いたワインです。
8、カベルネ・フラン
フランスのボルドー地方原産の品種です。ボルドー産は、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローでも登場しましたよね。酸味や渋みが少なく、ソフトなワインを求めている方には最適です。
9、ガメイ
ガメイはゴツゴツとした響きのある名前ですが、フルーティーで軽やかなワインを仕上げるのが特徴です。ガメイと言えば、ボージョレ・ヌーボーが日本では有名です。
10、ジンファンデル
カリフォルニア固有の品種です。渋味はまろやかですが、風味はスパイシーなものもあり、ツンデレな一面を持ったワインが仕上がります。
11、テンプラニーリョ
「天ぷら」がスペイン語の説もあるように、テンプラニーリョはスペインを代表する品種で、スペインの高級ワインを担う品種になります。口当たりはまろやかで、味は思いのが特徴。
12、マルベック
アルゼンチンを代表する品種で、フランス・ボルドー地方の補助的な品種としても用いられています。フランス産のマルベックは高級感がありシャープな味わいで、アルゼンチン産は果実味が豊かな味わいなのが特徴です。
ブドウの品種と概要が一致するだけでも、ワインの世界が広がります
以上、絶対に覚えておきたい赤ワインのブドウ品種12選でしたがいかがだったでしょうか?
今後、ワインを掘り下げていくときに、聞いたことのある品種や知っている品種が出てくると、ワインにも愛着が芽生えてきます。
また、同じ品種でも原産地が違うので、飲み比べてみるのも良いでしょう。同じ品種で異なる原産地のワインを飲んでいくと、品種の根本的な特徴も理解できるようになります。
ぜひ、今回のブドウの品種についても参考にして下さい