上手なおもてなし!ワインの注ぎ方!NGな注ぎ方からヴィンテージワインの注ぎ方まで
1つのボトルで注げるワインは6杯~8杯
ワインボトルの定番は750mlというを知っている人は多くても、「じゃあ、1つのボトルでワイングラスに何杯注げるの?」ということを知らない人は意外に多くいらっしゃいます。
1つのボトルで注げるワインは6杯~8杯。
約1杯当たり120mlを目安に、後は誤差の範囲内で大丈夫です。
どぼどぼ注ぐのはNG
一気に勢いよくワインを注ぐと、気分が高揚しますよね。
でも、これはいけません。一気にワインを注ぐと、ワインの香りが開かなくなります。
そう、この香りの開きはワインの価値の中でも非常に重要なのです。
ワインの香りが開くとは、ワインの栓を抜いて空気に触れることにより. ワインの香りが立ち、ワインの味わいがよくなることを意味します。
少しずつ注ぐことによって、より多くの空気に触れることができますね。
すると、香りが変化しやすくなります。
グラスなみなみに注ぐのはNG
贅沢なワインがグラスにたくさん入ってると、すごくリッチな気分を味わえますよね。
でも、これもいけません。
ボウルの高さの3分の1ぐらいを目安にしましょう。
先ほど、「1つのボトルで注げるワインは6杯~8杯」というお話をしましたよね。ボウルの高さの3分の1ぐらいに注がれているのが美しいと思うような感覚を持つようにしましょう。
ヴィンテージワインは、一人分ずつ注がない
ヴィンテージワインの注ぎ方は少し特殊です。
そもそもヴィンテージワインって何?何年もののワインからヴィンテージなの?そう疑問に思う方もいるかもしれません。
赤ワインのヴィンテージワインは、タンニンや色素が多い品種で寝かせることによって、タンニン分がまろやかになります。産地によっても異なりますが5年~15年程度寝かせると美味しくなりますので、5年もの程度から、ヴィンテージワインと言うことができます。
白ワインにも高品質なものにはヴィンテージワインが存在します、3年から8年程度は熟成し、香りや味わいに複雑さが増してきまので、3年もの程度からヴィンテージワインと言うことができます。
そして、せっかくヴィンテージとして出来上がったワイン。
熟成させたからこその味わいを堪能したいですよね。
そんなときにやってはいけないのが、「一人分ずつ注ぐ」こと。
例えば、4人いたら、Aさんの分、Bさんの分、Cさんの分、Dさんの分と、一杯分ずつきちんと注ぐことです。若いワインならこれで大丈夫です。
ヴィンテージワインの場合は、ちょびちょびと各グラスを何周もして、一杯分を全員同時に完成させます。そうすることで、すべてのグラスの濃さが均等になるのです。
ワインを注ぐ時は、全員同じ量が原則
ワインを注ぐ時は、全員同じ量が原則です。
ソムリエは店のグラスを熟知し、グラスに120mlに注ぐことができますが、ホームパーティーなどでは、そんなに気を張る必要はありません。
マナーとして知っておくと、それが相手への誠意に繋がりますので、注ぐ時は知識と心得だけを常に意識しておきましょう。