実はふたがコルクじゃないワインの方が美味しい!?スクリューキャップのススメ
コルクといえば、ワインの象徴ですね。
ふたがキャップのワインは安っぽく、コルクのワインは高級。
そう考えている人がいるのではないでしょうか?
熟成により味わいが深まるボルドーワインなどには酸素を通す天然コルクが合っていることは確かです。
最も重要な役割を口栓の王様として、コルク樫の樹皮が使われ続けたのは、ワインの歴史の中で、天然コルクの樹皮が弾力性がり、加工しやすい素材だったためです。
生産技術が発展した今、キャップの価値は見直されています
天然コルクは、カビや臭いによる汚損のリスクがつきまとうからです。
コルク臭やカビよって汚損したワインを飲んで、その味や香りがワインの持つ本来の味や香りだと感じてしまう人も多いようです。
不良コルクによるワインの汚染は「ブショネ」と呼ばれ、ワインの香りを台無しにする非常に好ましくない臭いを放つ成分がワインに入って汚染することによっておこるとされています。
そして、この確率は、コルクで栓をされたワインの5%が、またコルクにより味に何らかの影響を受けたものまで入れると全体の10%が影響を受けていると言われているんです。
10本のうち1本は、大なり小なり何かしらコルクによる汚染を受けている可能性があるということなんですね。
そこで注目されているのがスクリューキャップです。
ワインの口栓としてスクリューキャップは、今から45年以上前の1970年に登場し、長期熟成を経たスクリューキャップのワインは世界中のいたるところで存在しています。
飲みたいときには簡単に開けることのできるスクリューキャップはアウトドアでは便利ですよね。その他にもスクリューキャップを使う利点はたくさんあります。
スクリューキャップワインの利点
スクリューキャップは実はいいことだらけなのです。
コルクを使うしかなかった時代から進化した機能性抜群のキャップなのです。
1、コルク臭によるワインの劣化を防げる
2、散発的酸化を避けられる
3、ワインの香り、風味を安定する
4、ワインの熟成を促す
5、長期密閉の安全性がある
6、垂直保管が可能
7、コルクよりも気温・湿度に対応できる
8、セラー内の臭気や害虫の影響を受けずに済む
9、長期保管ができる
10、飲み残したワインも簡単に再封し、保管できる
加えて、酸素流入は熟成に必ずしも必要ではないということが研究で発表されていることもあり、スクリューキャップの価値がますます見直されてきています。
コルクがワインの象徴だけにとらわれずに、スクリューキャップのワインについてもぜひ、見直してみて下さい。