ワインにも「ブーケ」がある?ワインのブーケとはいったい何?
ワインの香りについて知ることで、料理との組み合わせだけでなく、雰囲気を演出する際に最適なワインを選ぶことができます。
ワインの香りは大きく分けると種類は2つ。それは、「アロマ」と「ブーケ」です。
アロマ…原材料ブドウによる風味
ブーケ…ワインの熟成による香り
アロマは原材料となっているブドウが醸し出す香りのことです。あまり熟成していない若いワインは、アロマが強いワインになります。アロマには第一アロマと第二アロマがあります。
ブーケは熟成によって、樽や瓶の中で生まれる複雑な香りのことです。しっかりと熟成すれば、それだけブドウや樽や瓶やコルクなど、物質が相互にあるいは単独で変化するので、ワインの香りが複雑になります。
ワインに馴染めない理由はブーケにあり?
友達や知人の中には、お酒は好きだけど、ワインは苦手と言う方がいるかもしれません。ワインは熟成によって味わいと香りに複雑性と奥行きが生まれます。そして、その複雑さを味わうことにワイン本来の魅力があるのですが、「複雑さ=雑味」と感じてしまう方もいます。
特にブーケは発酵や熟成によって、樽や瓶の中で生まれる複雑な香りですから、ワインの複雑な香りや味が苦手な方は、シンプルな味の若いワインの方が舌にフィットするのです。
実際にどんな香りがするの?
アロマの初期の段階である第一アロマでは、果実、花、キャンディなどのシンプルで馴染みやすく癖のない香りがします。
第二アロマでは、製法によって、カスタードクリーム、杏仁豆腐、バナナ、貝殻などの香りに分かれていきます。フルーティーさが増して華やかになったり、強く香ばしくなったりしていきます。
そして、ブーケの段階になると、なめし皮などの動物臭、さらには、落葉や腐葉土のような香りになると言われています。
最後に
以上、ワインの香りであるブーケについて掘り下げてきましたが、いかがだったでしょうか?
ワインは、熟成による変化を楽しむという要素もあるということを頭に入れておくと、ワインについてより理解しやすくなるでしょう。
ぜひ、今回の記事も参考にしてみて下さい。