ワイン好きも気を付けたい「酸蝕歯(さんしょくし)」の豆知識
酸の強い暴飲暴食によって、歯が溶ける
ネットでも話題の酸蝕歯(さんしょくし)は、酸性度の高い飲食物に触れることが原因の1つで起こり、歯が溶けて窪んだようになる現象のことです。特に以下のような方は、知らず知らずのうちに、酸蝕歯(さんしょくし)」を起こしていることが多いようです。
・部活動生…スポーツ後の炭酸飲料の暴飲
・社会人…飲酒後に寝るなどの生活習慣
・ソムリエ…酸性のワインを飲む頻度が高い
・寿司職人…酢飯を試食する頻度が高い
本来であれば、飲食によって酸を摂っても、唾液が中和してくれます。しかし、飲食で酸を摂り過ぎると、唾液の中和が間に合わずに、エナメル質を溶かしていくことになります。
バランスの悪い食生活をしている方、偏食などの傾向が強い方などは、何を過度に食べたり、飲んだりしているのかをチェックしていかなければいけませんね。
酸の強い飲み物
この図を見て皆様はどのように考えでしょうか?レモンとコーラが酸が強く、さらには、スポーツドリングがリンゴジュースより酸が強いのも驚きですよね。
pH値は同じ種類の飲み物でも、メーカーや製造方法によって異なってきますので、目安として捉えて下さい。
最後に:酸蝕歯(さんしょくし)は「うがい」と「歯磨き」で防いでいく
酸蝕歯(さんしょくし)を防ぐには、酸の強い飲食を行ったら、その都度、口や歯を浄化するということで、
・歯と口全体に水がいきわたるようにうがいをする
・エナメル質を強化できる歯磨き粉を選ぶ
と良いとされています。飲食後は歯が柔らかくなっているため、飲食後にすぐに歯磨きをすると、歯を削ってしまうことになる可能性があるため、酸蝕歯(さんしょくし)対策に限定して考える場合は、飲食後の30分から1時間後の歯磨きがおススメです。
ワインを楽しく味わうためには、まずは、身体の健康が一番。生きてるだけで丸儲けと考えられるのは、身体が健やかだからこそです。ぜひ、今回の記事も参考にしてみて下さい。