熱々で美味しい中華料理とワインのマリアージュ!中華料理とワインの合わせ方
中華料理全部をロゼワインのみで味わうのもアリ!
フランス人が中華料理を食べる場合、ロゼワインと一緒に合わせるのが定番となっています。
赤と白の中間であるロゼワインは料理とのマリアージュでは、オールラウンドプレーヤーの役割を果たします。
中華料理をパーティーで食べる際は、とにかく多くの料理を小皿に取って食べていきます。全員がどの中華料理をどのタイミングで食べるのかが分かって入れば、ワインのチョイスはより細かく決めることができますが、コースメニューではなく、自由に頼んで食べていくなどをする場合は、ロゼワインにしておくのが最も無難であるという考えです。
ワインが好きな方には辛口の非発砲のロゼ、ワインにそこまで馴染みのない方には少し辛口目のスパークリングのロゼをチョイスすると良いでしょう。
グラスを白と赤用に2つ用意し、出された料理によって合わせる!
料理の品数と種類に対応するために、あらかじめグラスを赤ワイン用と白ワイン用の2つを用意して、料理によってどちらが合うのかを試してみるというのも良いでしょう。
中華料理屋はテーブルが広々としている店が多いため、この方法が意外と使えますし、初心者の方でも、どちらが合うか試すことによって、ワインを楽しむことができます。
海老チリと相性の良いワイン
海老チリは唐辛子がピリッとスパイシーでかつ甘味も感じられるため、赤、白、ロゼなど幅広く合わせることができます。
中華料理屋さんによっては、海老チリのテイストも異なりますが、海老チリのタレと合わせて、味わい深さを広げたいのであれば、赤。海老チリ本来の味とワインの爽快さを繰り返して味わいたいのであれば、白がオススメです。
油淋鶏(ユーリンチー) と相性の良いワイン
若々しい酸味とフルーティーさが特徴です。 油淋鶏の甘酸っぱさ油淋鶏は酸味がかなり効いている為、スッキリしたスパークリングや、白ワインが大変良く合うようです。
麻婆豆腐と相性の良いワイン
麻婆豆腐の辛味にはほのかな甘さのある白ワインが良いでしょう。甘さと辛さを感じられる強い発泡性の白のスパークリングワインも合います。四川風の極度に辛い麻婆豆腐の場合は、舌の調子を考えて、甘口にするという手もあります。
小籠包と相性の良いワイン
小籠包そのものは、シンプルであっさり、肉や皮の甘味を感じることもできるため、少し甘めのスパークリングワインがオススメです。ある意味、料理とデザートの中間として、デザートワインのような味わいをほんのり感じられるものをチョイスすると良いでしょう。
青椒肉絲(チンジャオロース) と相性の良いワイン
青椒肉絲は、牛肉の甘味のあるコク、オイスターソースの旨味に、ピーマンやパプリカの野菜の主張があるのが特徴。特にピーマンの臭みに合ったブドウ種を合わせると、全体的にはしっくりきます。シンプルには舌に痺れの感覚が残るような酸味を感じる赤ワインが合います。
春巻 と相性の良いワイン
パリッと皮が美味しく甘みのある肉汁の旨味を堪能できる春巻きは、スパークリングワインが無難ですが、赤ワインで味の重厚感を引き立てると、深い旨味を味わうことができます。
コショウのスパイスが強く、タレを絡めて食べる場合は、赤、そのまま食べるなら、白といった感じになります。
炒飯(チャーハン) と相性の良いワイン
炒飯の種類によっても変わってきます。シーフードピラフに近いテイストであれば、白ワインが合います。肉の旨味やタレの要素が強い味付けの炒飯であれば、赤ワインがしっくりくる場合もあります。
酢豚と相性の良いワイン
酢の酸味、肉汁の甘味が主となる酢豚は、少し甘味の感じられるワインがしっくりきます。黒酢の場合はやや果実味のある赤ワイン、赤酢の場合はやや甘めの白がオススメです。
鶏のピリ辛炒めと相性の良いワイン
酢豚のようにタレの味付けが強くなく、スパイシーな味わいを感じられるため、赤でも白でも万能に合わせることができます。他の料理との兼ね合いもありますので、白でさっぱりとした口の中で、鶏の旨味を味わうのが良いかもしれません。逆に、料理の終盤でお腹に余裕がある場合は、赤ワインで合わせると良いでしょう。
最後に:ごちゃごちゃ言わずに、ビールの延長線上として、中華料理にワインを合わせると良いです!
ロゼワインで全体調和を持たせたり、白と赤のグラスを用意して料理によってマリアージュにチャレンジしたり、さらには料理別のマリアージュまで、中華料理とワインの相性を掘り下げてきました。
中華料理をガツンと食べて、ビールを流し込む。これもまた、中華料理とお酒の違った楽しみ方ですよね。そのことを考えると、アルコール度数が低めの辛口スパークリングワインをビールのポジションのように扱って飲むのも美味しいです。
料理とワインのマリアージュは、個人で楽しんで、自分の味わい方を見つけるのが一番です。ぜひ、中華料理とワインのマリアージュを楽しんでみて下さい。