これで痛風予防!アルコールのプリン体比較してみてた
これで痛風予防!アルコールのプリン体比較してみてた
皆さん痛風にはなりたくないですよね?
もちろん、自分から進んで痛風になりたい人はいないと思います。
アルコールのCMで「プリン体OFF」という表現を聞きますが、今回はプリン体について掘り下げていきたいと思います。
お酒に含まれるプリン体の量って?
お酒に含まれるプリン体の量を100ml当たりで比べてみましょう。
・焼酎:0.03mg
・ウイスキー:0.1mg
・ワイン:0.4mg
・ブランデー:0.4mg
・日本酒:1.18mg
・発泡酒: 2.84~3.83mg
・地ビール:6.66~16.65mg
・ビール:4.35~6.86mg
・低アルコールビール:7.06mg
・紹興酒:11.5mg
どうでしょうか?
ワインはとっても少ないですよね。
そして、ビール、低アルコール、地ビール、紹興酒は多い!
でも、待って下さい。
プリン体の量を調べていくと…
肉や魚のほうが、アルコールよりもはるかにプリン体が多かった!
先ほど、プリン体が多かったアルコールは、
・地ビール:6.66~16.65mg
・ビール:4.35~6.86mg
・低アルコールビール:7.06mg
・紹興酒:11.5mg
でした。これに対して、様々な食べ物を見ていきましょう。
・缶ビール(350ml) 15mg
・サンマ・イワシ(1匹) 180~220mg
・あん肝(1人前60g) 400mg
・鳥レバー(1本) 170mg
・ブロッコリースプラウト(100g) 129.6mg
・ニボシ(100g) 746.1mg
アルコールの比じゃありませんよね。
実は料理の鰹だしだったり、レバーだったり、干し椎茸など、プリン体の含有量がとても多いのです。
じゃあ、どれぐらいの量からがダメなの?
アルコールや食べ物に含まれるプリン体の量は分かりましたが、後は、じゃあ、そのプリン体の量は大丈夫なのかということですよね。
『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン』では、食品はそのプリン体含有量に応じて、
300mg以上 極めて多い
200~300mg 多い
50~100mg 少ない
50mg以下 極めて少ない
としています。
ちなみに、1日の摂取の目安は、400mgとなっています。つまり、あん肝だったり、レバーを数本食べたら、プリン体を摂取し過ぎということになりますね。それに加えて、ビールを飲んだりすると、さらにプリン体の量が増えるわけです。
そして、締めのラーメンでプリン体はさらに摂り過ぎに
豚骨ラーメンは、100mgで、スープ32.7mg、麺21.6mgになります。
スープ全部飲み干したら、恐ろしいことになります。
体内で生成されるプリン体に注目!
実はプリン体は、体内で生成されるものが80%で、食べ物から摂るプリン体は20%に過ぎないとも言われています。
痛風の予防を考えるとき、私たちは飲み物や食べ物のように体の外から摂ったプリン体の影響ばかりを考えがちですよね。もちろん、肥満の解消や、食べ過ぎないこと、適度な運動をすること、ストレス解消に努めることは大切です。
だからこそ利尿しよう!
水・大豆・昆布・アボガドでとにかく利尿!利尿!利尿!
水分を多く摂り、カリウムが多く含まれ利尿作用のある大豆・昆布・アボガドを食べれば、尿の量が増えるので、血中の尿酸も排泄されやすくなります。
また、尿をアルカリ性に傾ける働きのある野菜・海藻・果物を摂ることが大事です。
最後に
以上、今回は痛風予防のために、アルコールのプリン体比較してみて、そこからアルコールをもっときちんと向き合いましょうという流れにしようと思いましたが、調べていくと、アルコールよりももっとプリン体が多い食べ物がたくさんあることが分かりました。
また、体内で作られるプリン体も多く、私たちは普段から水をきちんと飲み、カリウムだったり、アルカリ性に傾ける働きがある野菜・海藻・果物を取ることが大事なのが分かりました。
ぜひ、痛風が気になる方は、今回の記事を参考にしてみて下さい。