今年の花粉はワインで治す?免疫力を高めるにはポリフェノールが有効?
花粉症になると、くしゃみが止まらなくなるなど、辛い思いをすることが多いですよね。
花粉症への対策として、ポリフェノールが注目されるようになりました。
今回は、花粉症の原因やポリフェノールをワインで摂取する方法などについて紹介します。
花粉症はなぜ起こる?
花粉症の原因は、もちろん植物から放たれる花粉です。スギやヒノキなどの花粉が風で運ばれて、体内に入り込むことによって発症します。
人間の体は、異物が内部に入り込むと外部に排出しようとする働きが起こります。
花粉症は、その働きが過剰になった状態であるといえます。
まず、花粉が体内に侵入すると、花粉に対する抗体が生成されます。
そして、鼻や眼の粘膜にある抗体と花粉が結合することにより、アレルギー反応を引き起こす物質が放出されるのです。
そうすると、花粉を体外に排出するために、アレルギー反応として鼻水や涙の過剰分泌が起こります。
花粉症のくしゃみや涙が止まらない症状は、この現象が強く現れたものなのです。
花粉が体内に入り込んでも全ての人が花粉症になるわけではありません。
遺伝的要素や生活習慣の違いにより、発症のしやすさには個人差があるといわれています。
ポリフェノールで免疫力向上!
花粉症の辛い症状を抑えるには、免疫力を高めてアレルギー反応を小さくする必要があります。
免疫力の向上に効果がある成分として、近年注目されているのはポリフェノールです。
ポリフェノールには、アレルギー反応を小さくする効果があります。
鼻水や涙の過剰分泌を引き起こす物質の放出を抑制する働きがあるからです。
また、ポリフェノールには活性酸素を取り除く効果もあります。
活性化酸素は、花粉症によって炎症した鼻や眼の回復を遅くします。
そのため、ポリフェノールを摂取することにより、花粉症の症状を早く緩和できるのです。
以上のように、ポリフェノールを摂取すれば、花粉への免疫力が向上し、花粉症の予防と回復促進を行えます。
花粉症に有効なワインの飲み方
赤ワインにはポリフェノールが多く含まれています。
そのため、花粉症への対策として赤ワインを飲もうと考える人もいるでしょう。
しかし、アルコールは花粉症に良くないので注意が必要です。
アルコールを体内で分解するときに、アレルギーを引き起こす物質が生成されるからです。
これにより、花粉症が発症しやすくなったり、悪化したりする可能性があります。
赤ワインをそのまま飲むと逆効果になる恐れがあるのです。
赤ワインでポリフェノールを摂取する場合は、ホットワインにしてから飲むと良いでしょう。
温めることにより、アルコールの成分を飛ばせるからです。
また、ノンアルコールの赤ワインを飲むのもオススメの方法です。
ホットワインの場合、アルコールの成分が残っていることがありますが、ノンアルコールの赤ワインであればそのような心配が少ないでしょう。