「肉料理なら赤ワイン」、「魚理料なら白ワイン」、この方程式って本当?ワインと料理の相性のキホン
ワインと料理の定番に「肉料理=赤ワイン」、「魚料理=白ワイン」という方程式がありますよね。
確かに傾向としては、「肉=赤、魚=白」が多いですが、今回はワインと料理について、もう一歩踏み込んでいきたいと思います。
「色が濃い料理=赤」、「色が淡い料理=白」と考えるようにしよう!
豚や鳥などの白い肉は白ワイン、牛や仔牛などの赤い肉は赤ワインと相性が良いと考えるようにしましょう。
魚料理はタイやヒラメなどの白味魚には白ワイン、マグロやカツオなどの赤みの魚には赤ワインが相性抜群です。また、サンマやウナギも赤ワインと相性が良いです。
魚は刺身にして食べる場合は、醤油とわさびを使いますよね。醤油とわざびとのマリアージュを考えると、白身魚でも刺身の場合は、赤ワインの方が相性が合う場合があります。
野菜とワインを合わせるなら白ワインを基本にしよう!
野菜はどちらかというと、白ワインが合いやすいと言えます。例えば、
「温度の高い料理=赤」、「温度の低い料理=白」と考えるようにしよう!
肉か魚かだけでなく、調理の仕方で判断するのも良いでしょう。 温度の高い料理なら赤ワイン、温度の低い料理なら白ワインが合う傾向にあります。 ただし、濃厚なチーズを削ってサラダに入れたり、香辛料・醤油・味噌などを多めに使っているのであれば、飲みやすい赤ワインに合わせると良いでしょう。
赤ワインと合う料理はこちら
サーロインステーキ、仔牛のロースト、すき焼き、焼き鳥、肉じゃが、もつ煮、ウナギの蒲焼、カツオのたたき、醤油で頂く焼魚、天つゆで食べる天ぷらなど。
白ワインと合う料理はこちら
白身魚のカルパッチョ、アサリと青物のぬた、水炊き、鶏肉の香草パン粉焼き、豚しゃぶ、グラタン、クリームコロッケ、ウナギの白焼き、レモンで頂く焼き魚、塩で頂く天ぷらなど。
自分なりにいろいろ試してみよう!
育ってきた生活環境などで、味覚は人それぞれ違う部分もありますので、今回説明した内容を一つの基準として、自分のワインと料理の相性のものさしを育ててみると良いでしょう。
ストックしているワインをふと飲みたいと思った時、冷蔵にあるものだけで、ワインに合う料理が作れるようになったら、それこそワインライフは楽しくなりますし、それを友達や異性にしてあげるだけでもかなり喜ばれますよ。
ワインと料理の相性を開拓することは、知識が深まるだけでなく、ワインに対するいろんな行動の敷居を下げてくれます。「肉料理なら赤ワイン」、「魚理料なら白ワイン」にとらわれることなく、ぜひ、料理とワインの相性をいろいろチャレンジしてみて下さい。