ワイン定番おつまみの生ハムの基礎知識!スペインとイタリアの生ハムを学ぼう!
皆さんは生ハムは好きですか?生ハムは、熟成された豚肉の風味と、ほどよく利いた塩分があり、ワインと相性抜群の食べ物です。
普段何気なく口にしている生ハムですが、そこまで詳しいことは知らないという方も多いのではないでしょうか?
生ハムといえば、ヨーロッパ。いや、もっと細かく言うと、スペインとイタリアですね。
そこで、今回はワインの定番おつまみの生ハムについての知識を分かりやすくまとめていきたいと思います。
スペインの生ハム
スペインでは豚の後ろ脚で作った生ハムを「ハモン」といい、「ハム」を表す言葉で、スペインハムといえば、ハモンのこと。
白豚なら「ハモン・セラーノ」
黒豚なら「ハモン・イベリコ」
と呼ばれています。イベリコ豚といえば、高級なイメージがありませんか?それは市場に出ているハモンの9割がセラーノで、黒豚であるイベリコはわずか10%だからです。地下蔵で熟成させ、塩の中に肉を漬け込むのがスペイン流です。
<合うワイン>…フルボディの赤ワイン
■その他のスペインハム
パレタ…豚の前作られたハム。脂身が少なく、さっぱりとした味わい。
イタリアの生ハム
生ハムはイタリア全土で作られていますが、パルマとサン・ダニエーレの二つの産地で全体の半分以上を占めています。パルマはイタリアの北部にあり、パルマハムの名称を名乗るには、数々の厳しい条件をクリアする必要があります。サン・ダニエーレはイタリアの最北東の山と海に囲まれた地域。
生ハムはイタリアでは「プロシュート」と呼ばれていて、使われる豚はほとんどが白豚です。スペインとは対照的に、地上にある熟成庫で乾燥熟成させ、塩漬けは肉に直接すりこむのがイタリア流です。
■その他のイタリアハム
パンチェッタ…豚バラ肉を塩漬けにしたハムで、カルボナーラによく使われます。ベーコンはパンチェッタを燻したものです。
コッパ…豚の頭から腰にかけてのお肉で作られたハムです。丸い形状とスパイシーな味わいが魅
力です。
赤ワインをベーシックに産地で合わせるのも良し!
いかがだったでしょうか?名前だけは聞きなれていた生ハムのことが、より理解できたのではないでしょうか?
生ハムとワインの合わせ方ですが、スペインもイタリアもワインの名産地です。スペインの生ハムはスペインのワイン、イタリアの生ハムはイタリアのワインから選ぶのも良いでしょう。
基本的に生ハムと相性が良いのは、赤ワインと言われています。
白ワインと合わせたいのであれば、白ワインとのマリアージュで定番の白身魚に生ハムを巻いて食べると、良いですよ。