知ると楽しいハロウィンの豆知識!さらに日本でハロウィンが流行した本当の理由について
豆知識1:ハロウィンは死者の祭りである
ハロウィンは、古代ヨーロッパの中部と西部に住み,ローマ人がガリア人と呼んだ人種の蹴るとケルト人が作った祭りと言われています。
ケルト人は、南ドイツのバイエルンおよびボヘミアあたりが原住地と推定されています。アメリカの民間行事のイメージがあるハロウィンですが、ヨーロッパ発祥なのです。
そして、ハロウィンは死者を祭るための行事だったのです。
豆知識2:ハロウィンには魔物が住んでいる
ハロウィンの衣装って怖いですよね。先ほど、ハロウィンは死者の祭りとご説明しましたが、死者を祭る際に、この世にやって来てさまよい歩いてしまうのが魔物です。この魔物たちに対して、自分たちも魔物と同化し、魔物から魂を取られないように、怖い衣装で仮装することになったのです。
豆知識3:ハロウィンの主役はカボチャでなく「カブ」だった
ハロウィンと言えば、カボチャ。しかし、昔はカボチャでなく「カブ」だったんです。ハロウィンを語るうえで重要な伝承上の人物にジャック・オー・ランタンがいます。
彼はランタン持ちの男。堕落した人生を送ったまま死んだ彼の魂は、死後の世界への立ち入りを拒否され、悪魔からもらった石炭を火種にし、萎びて転がっていたカブをくりぬき、それを入れたランタンを片手に持って彷徨っていました。
この話がアメリカに伝わり、アメリカでの生産が多かったカボチャのランタンに変化し、ハロウィンと言えば、カボチャになり、カボチャをくり抜いた提灯が主流となりました。
豆知識4:日本でハロウィンが始まったのは1992年から!?
日本で大々的にハロウィンのイベントが行われたのは、1992年。場所は東京都の二子玉川にあったナムコ・ワンダーエッグ。ナムコ・ワンダーエッグは、日本初のゲームメーカーが運営するテーマパークでしたが、20世紀最終日の2000年12月31日に閉園。ハロウィン文化の先駆けとなった場所です。
また、東京ディズニーランドでは、1997年10月31日に園内に仮装した入園者が集まるイベント「ディズニー・ハッピーハロウィーン」を開催。2000年10月31日には400名の仮装した入園者とディズニーのキャラクターが園内をパレードする「Happy Halloween Twilight Parade」が開催されました。
2001年に開園したユニバーサルスタジオジャパン(USJ)でも、翌年の2002年から毎年ハリウッド・ハロウィーンイベントを開催しています
豆知識5:ハロウィンは婚活だった!?
ハロウィンでは、アップル・ボビングというリンゴ食い競争ゲームが行われます。水が入ったタライにリンゴを浮かべて、手を使わずに口だけで食べるという日本のバラエティ番組でありそうなゲームです。
真夜中にリンゴを食べて後ろを振り向かずに鏡を覗くと、将来の結婚相手が映ると言われています。
その他にもに、思いを寄せている人の名前を書き込んだリンゴを数個浮かせ、口で お目当てのリンゴを口でくわえて取るというルールのものもあります。見事1回でとることができたらその恋は成就すると言われています。
水に浮かんだリンゴを口でくわえて取るという形態からいろんなルールが派生しているようです。
りんごは聖書では神聖な食べ物。
さらには、水は悪魔が怖がると言われていることから、アップルボビングで子供達が遊ぶと、悪魔祓いにもなります。
最後に:今、日本でハロウィンが流行っている理由
2014年に渋谷で盛り上がったイベントを皮切りに、ハロウィンはクリスマスやバレンタインよりも勢いのあるイベントになっています。
それはなぜか?まず、1つ目は恋愛に左右されないイベントだから。恋愛離れによって、カップルしか楽しめないクリスマスやバレンタインがアングラ化し、逆にハロウィンへ注目が集まったのです。
そして、次に日本のコスプレ文化の人気。ハロウィンは本来の文化を楽しむというよりは、普段着ない非日常的な衣装を楽しむイベントで、コスプレを楽しむことができる強みがあります。他のイベントに比べ、ハロウィンは仮装大会、仮装に力をどれだけ注いでも痛くない雰囲気があり、逆にライトな仮装でもオッケー。コスプレを誰でも楽しめるイベントなのです。
さらに、ハロウィンはSNS映えするのも、人気に火が着いた理由の1つと言えます。バリエーションのあるそれぞれの衣装姿がSNSでどんどんアップされ、自分を発信したいという想いと、みんなで楽しみをシェアしたいという想いに、ぴったりハマるイベントだったのです。
ハロウィンの知識を掘り下げると、ハロウィンの楽しさもより味わえることができます。せっかくやるなら、とことん楽しんでいきましょう。お酒の飲み過ぎだけは気を付けて下さい。